10月の誕生石は?意味や特徴まとめ

2021-06-29

大切な人へ、1年に1度の特別な記念日や誕生日に日頃の感謝や祝福の気持ちを込めてジュエリーを贈りたいと考えている方も多いでしょう。しかし、ジュエリーは使われている宝石がそれぞれ違うため、どんなものを選べばいいのか悩みますよね。

宝石は1月~12月まで、それぞれの月にちなむ誕生石というものがあります。誕生石はただのジュエリーではなく、身に着けることで運気をアップさせたり、大切な人を守ったりするともいわれています。

大切な相手に贈るジュエリーだからこそ、誕生石ひとつひとつの意味や特徴を理解し、想いや願いを込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。今回は、10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」について、くわしく説明していきます。

10月の誕生石の特徴と意味

誕生石の歴史はとても古く、今から約3,500年前、聖書の時代にさかのぼるとされています。旧約聖書の「出エジプト記」内にユダヤの高層たちが、12種類の宝石が使われた胸当てをつけていたといい伝えられています。また「新約聖書」の「ヨハネの黙示録」内に理想郷として描かれた聖都、12の城門の土台を飾るためにも宝石を使っていたとされていました。このように諸説ありますが、この12種類の宝石が現在の誕生石の基礎となったといい伝えられています。

ヨーロッパでは約1,300年前から「12種類の石を持ち、月替わりに身に着けて楽しむ」といった現在の誕生石のような装飾文化がありました。そして、18世紀になるとポーランド人の宝石商によって、世界中へ誕生石が広がったようです。

しかし、徐々に世界各地で誕生石のばらつきが出るようになり、1912年に誕生石の定義について、アメリカの宝石商組合が決定したといい伝えられています。日本の誕生石は、アメリカの宝石商組合が定めたものを基に、日本独自の風習を反映しながら1958年、全国宝石商組合によって制定されました。地域ごとにいくつか宝石の種類の違いはあるものの、誕生石のベースが世界共通のもとしてできあがったとされています。

10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」の特徴と意味について、それぞれご紹介します。

オパール

まず10月の誕生石「オパール」についてご紹介しましょう。

白亜紀の活発な地殻変動や気象の変化の影響で、地下に吸収された多量の「ケイ素」が固まりオパールに変化したとされています。古代ローマ時代は「希望の石」として、古代ギリシャでは、予知力や洞察力が形になったものと信じられ、アラブでは「天から落ちてきた稲光」とリスペクトされていたようです。

オーストラリアやメキシコで採掘されることが多く、クオリティも高いとされています。また、ごく少量ではありますが、日本の福島県でも採掘されています。

宝石の中で唯一水分を含み、石の中が見る角度によって赤や青、緑な虹のように美しく変化して見える「プレイオブカラー(遊色効果)」をもっている特徴があります。このプレイオブカラーをもつものはプレシャス・オパール、プレイオブカラーをもたないものはコモン・オパールと呼ばれています。一般的に目にするのはプレシャス・オパールであり、ブラックオパール、ホワイトオパール、ファイヤーオパールなど、さまざまな特有のカラーがあります。

オパールは「ネガティブな気持ちを取り払い、希望を与えてくれる石」と言い伝えられ、昔から日本で人気の宝石です。石言葉は、純真無垢・歓喜・希望・幸運・忍耐です。

また、オパールは乾燥に弱い宝石です。汚れがひどくない時は乾いた布で優しく撫でるように拭き、しっかり汚れを落としたい場合は、中性洗剤を薄めた水を入れて柔らかい筆やブラシで汚れを落とします。水分を拭き、太陽光になるべく当てずに保管すると、オパールの輝きを楽しめるでしょう。

トルマリン

次に10月の誕生石「トルマリン」についてご紹介します。

トルマリンは紀元前から採掘され、「無い色は無い」といわれるぐらいの色数の多さから、他の宝石と混同されることもあったようです。正確に分類が確立されたのは19世紀になってからで、鉱物としては成分として10種類程度に分けられます。したがって、トルマリンは1つの宝石についた名称ではなく、鉱物のグループとして付けられた名前とされています。

主な産地はブラジルで、他にもアメリカやロシア、マダガスカルなどでも採掘され、地域により宝石の色が異なります。日本でも採掘できるところがありますが、埋蔵量がとても少ないのであまり採掘はされていないません。

和名で「電気石」ともいわれるように、地球上で存在する鉱物の中で唯一、微弱電流を発生することがわかっています。カラーは黒、ブルー、グリーン、赤、ピンク、無色と「カメレオンジェム」というニックネームがあるほど濃い色から優しい色まで多彩です。

「本来持っている能力や持ち主の魅力を開花させ、自分らしくいられる石」と言い伝えられています。石言葉は、希望・無邪気・潔白・友情・広い心です。

トルマリンは紫外線に気をつけなければならない宝石で、静電気が起きやすいため、こまめに柔らかい布で拭くようにします。しっかり汚れを落としたい場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯を入れてから柔らかい筆やブラシで汚れを落としましょう。乾かす際は、タオルで拭いて太陽光が当たらない場所で乾かしてください。

ローズクォーツ

最後に10月の誕生石「ローズクォーツ」についてご紹介します。

ローズクォーツは、7,000紀元前にメソポタミア(現在のイラク)で発見されました。ネックレスなどの宝飾品としては紀元前800年~600年ごろから作られていたのではないかと考えられています。

ブラジル、マダガスカル、モザンビークが主な産地とされ、日本では山梨県で採掘されています。ピンク色の水晶で、ピンク色に変化するのは、アルミニウム、酸化チタンを含むからと考えられます。

エジプトでは水晶には魔法の力があると信じられ、老化を防ぐことができると信じられていました。「美・愛・優しさ」を象徴する石とされ、「恋の悩みはローズクォーツ」といわれるほど、恋愛運向上の石としてとても人気の高い誕生石です。石言葉は、恋愛成就・愛情・美麗・優しさ・思いやりです。

ローズクォーツはお手入れがしやすい宝石です。しっかり汚れを落としたい場合は、中性洗剤を薄めた水かぬるま湯を入れて、柔らかい筆やブラシで汚れを落としましょう。乾いた布で水分を十分に拭きとった後は、冷暗所に保管することが大切です。

10月の誕生石ジュエリーはこんなときにおすすめ

10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」の特徴と意味やお手入れ方法について分かったところで、どんな方におすすめのジュエリーなのか、ご紹介していきます。

10月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすい

誕生石は、自分の生まれ月のものを身に着けると、石の力が災いから身を守り、幸せを運ぶとされていますそのため、10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」は10月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすいでしょう。

カラフルな宝石や優しい色味の宝石が好きな人におすすめ

30代~50代の女性を対象とした「ジュエリーを身につける理由はなんですか?」というアンケートで、42.4%の人が「ファッションのワンポイントにしたいから」と答えています。10月の誕生石オパールは、虹のようにカラフルに美しく変化して見えますし、神秘的な輝きもあるので、ファッションのワンポイントとして輝いてくれるでしょう。

また先ほどのアンケートで「貰って嬉しいジュエリーは?」という質問に対して、「自分の好きな色や誕生石のもの」「シンプルでどの場面でも違和感なく使えるようなもの」という答えがありました。10月の誕生石トルマリンは特徴でご紹介した通り、宝石の中で1番多彩なカラーバリエーションがあるとされています。相手の好きな色を選んでプレゼントできるので、満足してもらえるのではないでしょうか。

10月の誕生石「ローズクォーツ」は優しいピンク色で日本人のイエローベースの肌なじみがよい、といわれています。どの場面でも違和感なく使えるので、プレゼントしても長く使えるでしょう。

このように10月の誕生石は、カラフルな宝石や優しい色味の宝石が好きな人におすすめです。

誕生石の意味がぴったりの場合

プレゼントをする相手の誕生日月が10月ではなくても、10月の誕生日石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」を贈ると喜ばれることがあります。それはそれぞれの10月の誕生石の意味がぴったり合う場合です。

10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」がどんな人へのプレゼントに向いているのか、くわしくみていきましょう。

オパールはネガティブな気持ちを切り替え、積極的な行動力へと導き、創造性を高めるパワーがあるといわれているため、クリエイティブなお仕事の方へのプレゼントにピッタリです。困難を乗り越える力をもたらしてくれるので、何かに挑戦している人のお守りとしても向いているかもしれません。

トルマリンはマイナスイオンを発生しているとされ、心と身体の調和をもたらし、健康へと導く力があると考えられていた、という話もあります。人との絆を深めてくれるといわれているので、これから新生活をスタートさせる方へのお守りとしてもいいでしょう。また、結婚8周年記念の宝石でもあるので、感謝の気持ちと一緒にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

ローズクォーツは、新しい出会いやチャンスを与え、恋愛運向上の力があるとされ、内面の美しさを輝かせてくれるとされています。「素敵な出会いが欲しい」「女性的な魅力を高めたい」という方のプレゼントにピッタリです。

10月以外の月の誕生石一覧

10月の誕生石について紹介してきましたが、10月以外の月の誕生石についても軽くご紹介します。般社団法人日本ジュエリー協会が定めている日本の誕生石(10月以外)をご紹介します。

  • 1月ガーネット
  • 2月アメシスト
  • 3月アクアマリン・サンゴ
  • 4月ダイヤモンド
  • 5月エメラルド・シェイダイト(ヒスイ)
  • 6月ムーンストーン・真珠(パール)
  • 7月ルビー
  • 8月ペリドット・サードオニクス
  • 9月サファイヤ
  • 11月トパーズ・シトリン
  • 12月トルコ石・ラピスラズリ・タンザナイト

10月以外の誕生石をご紹介しましたが、このように毎月生まれた月に当てはめられた誕生石があるのはとても面白いですよね。 

10月の誕生石ジュエリーを購入するなら「オールジュエリー」

10月の誕生石ジュエリーを購入するなら、オールジュエリーをご利用ください。オールジュエリーは海外直輸入から国産ジュエリーまで約8,000点のジュエリーを販売しているため、多種多様なジュエリーの中から気に入ったものを見つけることができます。TVや雑誌にも数多く取り上げられており、10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」も取り扱いがございます。

オールジュエリーはギフトボックスでの無料ラッピングサービスもあり、ラッピングのカラーも指定いただくことができます。また、即日発送できるジュエリーもあります。

素敵な10月の誕生石ジュエリーを購入するなら、ぜひ一度オールジュエリーの通販サイトをご覧ください。

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10月の誕生石の意味を知ってプレゼントしてみましょう

今回は10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」について、くわしくご紹介しました。

大切な人に贈るものだからこそ、10月の誕生石の意味を知ったうえでプレゼントしてみてはいかがでしょうか。その時の願いや想いを込めるとことで、プレゼントされた相手の毎日がちょっと楽しく、明るく過ごせるかもしれません。そして、プレゼントした時に10月の誕生石の意味も伝えることで相手との仲がより深まると思います。

ぜひ10月の誕生石「オパール」「トルマリン」「ローズクォーツ」を使ったジュエリーをプレゼントしてみて下さい。