24金とは?24金のジュエリーを手にしよう

2021-06-29

特有の輝きが美しく、古より価値のあるものとして扱われてきた、金。

金のジュエリーを購入しようとお店に行ったときに、24金や18金など〇〇金という表記を見たことはありませんか。24金や18金が何となく金の価値を決めるものであることはわかっても、その詳細についてはわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では特に価値がある24金のジュエリーの魅力や、メリット・デメリットについてご紹介していきます。24金のジュエリーを買う際の参考にしてみてください。

24金とは?

〇〇金とは純金がどれくらい含まれているかを表しています

日本では金の純度を24分率で表すという決まりがあり、1増えるごとに純金の含有量は4.17%ずつ増えていきます。24金は、金のなかで最も純金の含有量が高いものとされ、24金=純度99.99%以上(純金)という意味です

では、限りなく純度100%に近い24金は、なぜ高価なのでしょうか。それは、天然の24金を手にいれることは難しく、24金を得るには高い精錬技術を要するためです。不純物が入ってない24金は、天然のものを入手することはほぼ不可能です自然界で採掘される金属鉱物としての「自然金」は銀を10%前後含んでいます。そのため、24金を「自然金」として得ることはできないのです。

鉱脈から採取される「山金」の金の純度は、14金~20金ほどといわれています。鉱脈の岩石が風化したことによって砂となり、その後川の水に流されて川底に堆積した「砂金」はその過程で金に含まれている銅や銀などの不純物が溶け出すため「自然金」の中では比較的高純度です。

では、14金~20金をどのように精錬すれば24金として得ることができるのでしょうか。現代では様々な精錬方法が開発されており、溶炉を使いながら電気分解を行う方法や、電圧をかけて溶かす方法があります。

しかし、金は大変溶けにくいのが特徴です。例えば電圧であれば銀は0.8ボルト、銅は0.5ボルトで溶かすことができるのに対し、金は1.8ボルトでなければ溶かすことができません。24金は、精錬するのに非常に手間がかかっているのです。だからこそ、24金は非常に高値で取引されるという特徴があります。

24金の定義

24金はK24とも表記します。

Kはカラット(Karat)の頭文字を取ったものです。カラットと聞くと、ダイヤモンドなどの単位として使われているものというイメージがある人もいるでしょう。ダイヤモンドなど宝石に使用されているカラットはC(Carat)で宝石自体の重さを表しています。一方で、K(Karat)は金の含有量を表しています

金の単位として使われているKは元々はギリシャ語のケラーティオ(いなご豆)に由来しているといわれています。ケラーティオは、重さを天秤で量る際に分銅の変わりに使用されていました。一説によると、ケラーティオ24個分の重さが純金の1つの目安になっていたという歴史から純金を24金と呼ぶようになったといわれています。

その他の金・ゴールドの種類

24金に近い22金や18金は、どのようなものなのでしょうか。22金や18金はK22、K18と表記することもあります。K1ごとに純金の含有量は4.17%ずつ増えていくので、22金(K22)であれば91.74%、18金(K18)であれば75.06%の純金が含まれているということになります。22金や18金は、純金に銀や銅などの金属を混ぜることで硬度が増し、アクセサリーとして普段使いしても傷が付いたり、変形したりといったリスクを防ぐことができます。

また、金製品のカラーバリエーションとして「イエローゴールド」や、「ホワイトゴールド」などを作り上げることも可能です。例えば、銀と銅を混ぜることで「イエローゴールド」になります。王道の色みであるため、中古市場などでも「イエローゴールド」は人気の高いジュエリーです。

金とパラジウムを混ぜると「ホワイトゴールド」になります。「ホワイトゴールド」は「イエローゴールド」の次に人気のあるジュエリーです。

純金に金属を混ぜることで、硬度が増し、カラーバリエーションを楽しめるのが22金や18金の魅力です。

24金のジュエリーを持つメリット

価値の高い24金のジュエリーには、腐食や金属アレルギーが起こりにくいなど、さまざまなメリットがあます。

  1. 金本来の魅力を楽しめる
    黄金色という言葉があるように、金は特有の美しい輝きが一番の魅力です。そのなかでも、純金である24金は一番金本来の輝きを楽しむことのできるジュエリーですまた、24金は同じ体積であれば水の20倍の重量があります。高級感のある重厚感も24金の魅力の1つといえるでしょう。
  2. 腐食や変色が起こりにくい
    大事にしているアクセサリーを大切に保管していたはずなのに、久しぶりに取り出してみたら錆びていたり、変色をしていたりという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、金は元々イオン化傾向が低いため、酸化還元反応が起こりにくく、サビが発生しにくいという特徴があります。なかでも24金は、出回っている金製品の中で一番純度が高い金製品であるため、耐腐食性が高いといえます。24金は色味や輝きの劣化がないため、長く愛用することができます。
  3. 金属アレルギーが起こりにくい
    ジュエリーを身につけると、汗でイオン化した金属に対し身体がかぶれやかゆみなどの金属アレルギーを起こすことがあります。しかし、金は元々の性質としてイオン化しにくいというのが特徴です。そのため、比較的金属アレルギーが起こりにくいジュエリーといわれています。金のジュエリーが欲しいけど金属アレルギーが気になるという方は、医師と相談のうえ、24金のものを選ぶと良いかもしれません。
  4. 価値が下がりづらい
    元々金は古くから価値があるものとされ、装飾品や通貨に使用されてきました。腐食しにくく、美しさを損ないにくいためです。また、採掘量が限られているため、高い希少性があるというのも特徴です。「有事の金」といわれるように、特に純金である24金は投資と考え所持しておくのも良いでしょう。

24金のジュエリーを持つデメリット

24金のジュエリーを扱う際には、変形や傷など、注意しなければならない点があります。

24金に使用されている純金は非常に柔らかく、加工がしやすいというのが特徴です。職人の手にかかればうすく伸ばし、厚さ1マイクロメートル(1000分の1ミリ)までのばすことができます。

押し込み圧力に対する変形のしにくさは、「ビッカース硬度」というもので表します。この値が大きければ大きいほどへこみにくい素材であるということです。比較的変形しやすいと言われる白金でさえも50(Hv)であるのに対し、24金のビッカース硬度は25(Hv)しかありません。つまり、24金は変形しやすいという特徴があります。

また、ひっかき傷に対する強さであるモース硬度についても注意が必要です。最も傷がつきにくい素材であるダイヤモンドのモース硬度は10です。一方で、純金のモース硬度は2.5しかありません。24金はひっかき傷も付きやすいのです。

お気に入りのジュエリーは変形や傷を防ぎたいものです。純金に他の金属を混ぜた18金などであれば純金のデメリットである変形しやすさや、傷の付きやすさをカバーできるため、傷や変形が気になる方は24金以外の金のジュエリーを選ぶのがおすすめです。

24金のジュエリーはおしゃれよりも投資目的がおすすめ

24金のジュエリーはどのような目的で所持すると良いのでしょうか。おすすめは、投資としての所持です。

投資と聞くと株やFX、仮想通貨などをイメージする人が多いと思います。銀行で貯金をしておくとほとんど利子が付かないことから、投資をしてお金を増やしたいと考える人もいるかもしれません。

しかし、いきなり株やFXに手を出すのも、損をしたくない、どの銘柄に手を出せば良いのかわからないということもあるでしょう。株式や社債は企業の信用力に、通貨や公債は政府の信用力に左右されます。

一方で、純金の価値は暴落の心配や、信用の破綻のリスクは低いとされています。むしろ、株安などによって信用不安が蔓延すると、株式市場に流れていた資金が金投資に流れます。

また、インフレによってお金の価値が下がった場合でも、金の場合は価値が高まります。これこそが、「有事の金」といわれる所以なのです。

最近の経済事情を例に、「有事の金」についてご紹介しましょう。コロナショック以降ダウ平均株価が暴落し、元の水準に戻るまで半年かかりました。一方で、金の価格はコロナショックで価格が下がった際にも一月で元に戻り、半年後にはコロナショック前より価格が2割ほどあがったのです。

このように、金には世界経済が不安定になると、価格が上がるという特徴があります金は、保有していても不動産などと違って固定資産税などの税金がかかるということもありません。消費税が上がった時には売却益のみ、消費税分が上乗せされます。

では、金投資は今後も有益なのでしょうか。金は熱伝導率や電気伝導率に優れているという特徴があります。そのため、パソコンやスマートフォンなどの電子機器や、電気自動車などの部品として多用されているのです。テクノロジーが世界的に拡大しているため、金の需要はますます高まるといえるでしょう。またインドや中国、ロシアなどの国々が外貨準備として金の保有量を増やしています。

このように、金の使用量が増える一方であるのに対し、埋蔵量には限りがあります。今まで発掘してきた金の総量はおよそ17万トンであるといわれていますが、現在の世界全体での金の埋蔵量はおよそ7万トンだと考えられているのです。これは可採年数にしておよそ30年分しかありません。そのため、今後金の希少価値はますます高まっていくと予想されています

金に投資する方法としては、ジュエリーの他にも金投資信託や金先物取引、純金積立などの方法があります。ただ、金の投資方法として金融商品を購入すると聞くと、少し敷居が高く感じる人もいるでしょう。しかし、24金のジュエリーであれば、手軽に購入することができます。普段はアクセサリーとして楽しみ、もしもの時に売ってお金に変えるのも良いでしょう。金投資の入口としても、24金のジュエリーはおすすめです。

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24金以外にも18金で定番のダイヤモンドをあしらったものや、光の加減によって色味がかわるアレキサンドライトをあしらったもの、大切な人の写真を持ち歩けるロケットペンダントなど、数多くの商品を扱っているのが特徴です。その他にも普段使いできるものから、婚約指輪や結婚指輪などにも利用できる高価なものまで様々なジュエリーをご用意しています。

プレゼント包装も無料で行っているため、大切な方へのプレゼントや、自分へのご褒美ジュエリーをお買い求めの際もぜひご活用ください。

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24金ジュエリーを購入してみませんか?

24金のジュエリーはアクセサリーとしてはもちろん、投資としてもおすすめのジュエリーです。

長引くコロナ禍やテロなどの国際的な社会不安が増えています。EUの離脱問題や上海株の暴落など、株式に影響を与える事態も昨今では多くあり、経済状態が不安定な中、資産に不安を持つ人もいるでしょう。

このような時だからこそ「有事の金」である24金は持っていて安心できるジュエリーです。投資は少し敷居が高いと感じる人でも、ジュエリーであれば手軽に購入できます。ぜひ24金のジュエリーの購入を検討してみてください。