ステンレスのロケットペンダントの特徴!おすすめの人は?
ロケットペンダントはオーダーメイドで注文すると、さまざまな素材で作ることができます。そのうちの1つがステンレスです。ステンレスはさびにくく変色しにくい素材なので、近年日常使いのアイテムとして注目されています。本記事では、ステンレス素材のロケットペンダントの特徴やお手入れ方法、おすすめの人などをご紹介します。
ロケットペンダントはステンレス素材もある
ロケットペンダントはさまざまな素材のものが販売されており、ステンレス素材もあります。ステンレスには以下の種類があります。
・オーステナイト系
加工性や耐食性に優れているといわれている種類です。SUS304、SUS304L、SUS321などがあります。SUS304が最も普及しており、加工性や耐食性に優れています。一般的には、非磁性ですが、加工によっては弱磁性となることもあります。
・サージカルステンレス
サージカルステンレスと呼ばれているステンレスは、いくつか種類に分けられます。サージカルステンレスは、医療用のメスやハサミなどにも使われている、腐食しにくい素材です。
その中でも、ロケットペンダントなどのアクセサリーに使われているのは、316Lと呼ばれる種類が多いです。これはJIS規格で、「SUS316L」と呼ばれている種類で、ステンレスの中でもアレルギー性の低い素材といわれています。他のステンレスよりも腐食に対して耐性があるといわれているので、普段使いのアクセサリーに適しているでしょう。また硬度が高いので、日常生活をする上で使いやすい素材とされています。
・PVDコーティングステンレス
PVDコーティングステンレスは、特殊な金属分子をステンレスの表面にコーティングしたものです。コーティングを施すことで、金属の表面を保護できます。コーティングは低温で処理ができるので、強固になるのが特徴です。
コーティングではメッキのように塗るのではなく、表面に接着されています。そのため、はがれにくくなります。さらに、コーティングする金属により色を変えられるので、さまざまなカラーリングが楽しめるのが魅力です。
ステンレスアクセサリーのメリット
ステンレスを用いたアクセサリーには、以下のようなメリットがあります。ここでは、ステンレスアクセサリーのメリットをご紹介します。
さびにくい
ステンレスの大きな特徴の1つがさびにくさです。ステンレスには不導体被膜という、表面に生成される被膜を持っています。ステンレスに含まれているクロムと空気中に含まれた酸素が反応すると、ステンレスの表面に膜が張られるのです。この膜がステンレスを守ってくれるため、さびにくいと考えられています。
もしステンレスが傷ついたとしても、クロムと空気中の酸素が再び反応すれば、膜が再生されるといわれています。このため、ステンレスはさびにくいとされており、くすむことなく金属の輝きを保ち続けることができます。
変色しにくい
ステンレスは他の金属と比べると、変色しにくいとされています。ステンレスは硫化や酸化に対しての体制が高く、特別なお手入れをしなくても光沢が数年続くとされています。また、つけたまま海や温泉に入っても温泉や海などに入ることができ、水洗いもできるのでお手入れも楽です。そのため、日常的に使うアクセサリーに適しています。
キズがつきにくい
ステンレスはキズがつきにくいのも特徴です。ステンレスは、圧力を加えると物体が変化して元に戻らなく、「降伏」という現象が起こりにくいといわれています。
さらに、キズがつきにくく、金属の輝きを保ち続けやすいの、硬度が高いからだとされています。アクセサリーで主に使用されている金属では、サージカルステンレスが金や銀などよりも硬い性質を持っています。これはモース硬度と呼ばれるキズのつきにくさを表した数値を見ることで分かります。モース硬度が、銀が2.5であるのに対し、サージカルステンレスは6.0です。このモース硬度6.0は、ナイフでもキズがつけられず、逆にナイフの刃が傷んでしまうくらいの硬さのため、日常生活での使用ではほぼキズがつかないでしょう。
金属アレルギーが出にくい
ステンレスは金属アレルギーが出にくい素材とされています。その中でも特にサージカルステンレスは、アレルギー性の極めて低い素材といわれています。これは、サージカルステンレス自体が不導体被膜で覆われているので腐食しにくく、金属アレルギーの原因となる金属イオンをあまり発生させません、そのため、サージカルステンレスを使ったアクセサリーは、他の金属と比べてアレルギーを起こしにくいと考えられています。
安価に購入できる
ステンレスは、金や銀など他の貴金属と比べて安価に価格で手に入れることができるのが特徴です。特にサージカルステンレスは貴金属ではなく人工的に作られた合金に分類されます。そのため、比較的安価に入れることができます。普段使いしやすい素材でありながら、安価に購入できるコスパの良さも、ステンレスの魅力といえます。
ステンレスアクセサリーの注意点
ステンレスアクセサリーは、さびにくかったり、キズがつきにくかったりなど、さまざまなメリットがあります。しかし、まったく欠点がないわけではありません。ここでは、ステンレスアクセサリーを使用する際の注意点をご紹介します。
すべての人にアレルギーが出ないわけではない
ステンレスはもともと金属アレルギーが出にくい素材といわれています。ステンレスの中でもサージカルステンレスは、アレルギー性が金属として重宝されています。そのため、これまでアレルギー反応が怖くて金属製のアクセサリーを身につけられなかった人にもおすすめです。
ただし、偽物には注意が必要です。近年では、サージカルステンレス(SUS316L)と表記されているのに、実は違う素材で作られているものが存在しています。こうした被害に遭わないためには、他と比べてあまりに安かったり、調べても分からないような知らないメーカーから販売されていたりするものは、購入を避けた方が良いでしょう。できれば、ステンレスアクセサリーを多く取り扱っている店舗や、材質についてしっかり明記されているものを選ぶことをおすすめします。
キズがついた場合はさびる場合がある
ステンレスはキズがつきにくくさびにくい金属ですが、まったくキズがつかないわけではありません。そのため、キズがついた場合は、そこからさびる場合もあります。ステンレスは硬いのがメリットですが、その硬さが加工のしづらさにつながっています。そのため、傷つけてしまった場合、購入店などに直してもらうのがおすすめです。このことから、ステンレスのロケットペンダントを購入する際には、保証サービスやアフターケアが充実している店舗を選ぶことをおすすめします。ただし、丈夫な素材なので、滅多に起こらないとされています。
シルバーを比べると輝きが鈍い
シルバーとステンレスは見た目がどちらも銀色で似ていますが、その性質には大きな違いがあり、輝きも異なります。
シルバーは、ステンレスと比較すると輝きが強い金属です。さらに、やわらかいので加工しやすく、凝ったデザインにすることもできます。彫りを入れる場合も、細部まで凝ったデザインにすることも可能です。ただし、ステンレスよりはやわらかいので、キズがつきやすくなります。さらに、使用後に汗や皮脂を拭き取らないと少しずつ黒ずんでしまうことがあります。また、シルバーは貴金属に分類されるので、ステンレスと比較すると価格が高くなります。
シルバーと比較すると、ステンレスはやや輝きが鈍いです。ただし、リーズナブルな価格で手に入れることができます。また、変色や変形しにくいため、普段使いにぴったりです。汗や皮脂にも強いたので、こまめにお手入れをしなくてもさびにくいのが特徴です。
ただし、硬度が高いので、細かな彫刻を入れるにはあまり向いていません。特に、手彫りの彫刻は難しいので、型に入れて作ります。そのため、模様などがつぶれる可能性があることを知っておきましょう。
どちらも一長一短ありますので、デザインや着用するシーンなどで選ぶのがおすすめです。
ステンレスのロケットペンダントのお手入れ方法
ステンレスは基本的にお手入れが必要ないほど強い金属であり、日常的なお手入れはほぼ不要といわれています。そのため、つけた後に汚れが気になる場合にだけ、お手入れを行うのがおすすめです。
汚れに気づいた場合は、乾いた布で、汗や汚れを拭き取りましょう。もし、ニオイなどが気になる場合は、消毒液などを染み込ませた布で拭きます。その後に、乾いた布で拭きあげましょう。それでも取れない汚れの場合は、水洗いがおすすめです。ステンレスはさびにくい金属のため、水洗いもできます。水洗いで取れない時には、中性洗剤を薄めた液体や石鹼で洗いましょう。しっかりすすいだら、乾いた布で水気を拭き取ります。そしてメガネ拭きなど、やわらかい研磨剤が入っていない布で拭きあげましょう。
ステンレス自体はさびにくい素材ですが、他のさびた金属と一緒の箱などに保管しているとさびが移ってしまう可能性があります。そのため、さびた金属と一緒にしないようにしましょう。また、通気性の良い場所に保管しておき、他の金属と触れないようにします。
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ステンレスのロケットペンダントのメリットを知ろう
ステンレスのロケットペンダントは、さびにくく、キズがつきにくいので、普段使いにぴったりです。また、汚れた場合は、水洗いができるので、汚れを気にせずに使いやすいでしょう。さらに、金属アレルギーが出にくい素材といわれているので、「アレルギーがあるからロケットペンダントをつけられない」と悩んでいる人にもおすすめです。ぜひ、ステンレス素材のロケットペンダントで、日常的に愛用してみてはいかがでしょうか。