3月の誕生石は?意味と特徴まとめ

2021-10-28

大切な人になかなか会うことのかなわない昨今、せめて誕生日や記念日にはジュエリーを送ることで気持ちを伝えたいと考えている人は多いのではないでしょうか。またよく会っている身近な家族であっても、旅行などで労ることができない今、ジュエリーを送ることで日頃の感謝を伝えたいと思っている方も多いと思います。

このように大切な人にジュエリーをプレゼントする際に参考にしていただきたいのが「誕生石」という概念です。本記事では3月の誕生石について、その種類、それぞれの特徴と意味についてご説明します。

3月の誕生石がおすすめなのは、3月生まれの方へのプレゼントに限りません。その理由も解説していますので、ジュエリー・アクセサリーを探している方、プレゼントにおすすめのジュエリーを知りたい方はぜひ最後までお読みください。

3月の誕生石の特徴と意味

誕生石とは、それぞれの生まれ月ごとに意味があるとされている石のことで、その石を身に付けていると幸せが訪れると信じられているものです。3月の誕生石としてよく知られているものは、アクアマリン、コーラル(珊瑚)、ブラッドストーンです。

もちろんそれぞれの石を使ったジュエリーの中から気に入ったデザインを選ぶのもすてきですが、誕生石の持つ意味を知って選んだり、身に付けたりすれば、もっと楽しむことができるでしょう。

それでは、3月の誕生石それぞれの特徴やその意味についてご説明します。

アクアマリン

3月の誕生石として有名なのが「アクアマリン」です。日本ジュエリー協会と宝石鑑別団体協議会が共同で発表している「色石等に関する定義および命名法」において定められている正式名称は「アクワマリン」ですが、一般的には「アクアマリン」と呼ばれることが多いようなので、ここでは「アクアマリン」としています。

その名の通り、海のように透き通った青と緑の間のような色をしており、エメラルドと同じベリル(緑柱石)に分類されます。産地としてはブラジル、スリランカ、マダガスカル、ロシア、インドなどが有名です。

身に付けると肌が透けて見えるほどの透明度があるため、身に付ける人の肌の色によってイメージが変わるところは、他のジュエリーにはない特徴であると言えるでしょう。

アクアマリンには昔から海の力が宿ると考えられており、この石が波を落ち着かせると言われていました。そのことから航海中の安全を守ってくれる船乗りのお守りとして長年親しまれています。さらにそこから転じて、人生の安全という意味から幸福や健康、幸せな家庭といった意味もあると信じられています。

アクアマリンの石言葉には、聡明、沈着、愛、純粋、勇敢、幸福などがあります。

コーラル(珊瑚)

アクアマリンのような海の色をしているわけではありませんが、本当に海で採れる宝石であるコーラル(珊瑚)も3月の誕生石です。日本でも採ることができる数少ない宝石で、八丈島近海や小笠原諸島近海が産地となっています。

日本の誕生石はアメリカのものを基準として1958年に発表されましたが、日本独自のものとして追加されたのが、3月の誕生石であるコーラルと5月の誕生石であるヒスイです。宝石用の珊瑚は光が届かない水深100メートル以上の深い海の底で、時間をかけてゆっくりと成長していきます。1cm成長するのに50年かかる種類もあるということです。

温かい海で魚たちの生息場所となっているような珊瑚礁を作り出す珊瑚とは別物ですが、同じく生きている動物です。鉱物でも植物でもない珍しい宝石だと言えるでしょう。

コーラル(珊瑚)の色は、濃い赤色からピンク色、白色まで赤系のグラデーションで幅広くあります。

コーラル(珊瑚)とはギリシャ語で海の人形という意味があり、その強い力から魔よけとして使えると信じられています。厄除け効果から転じて、さらに生命力を高めると言われ、日本では古くから子宝や長寿のお守りとしても使われてきました。

コーラル(珊瑚)の宝石言葉は、知恵、長寿、聡明、幸福などです。

ブラッドストーン

ブラッドストーンは別名「血石(ちせき)」とも呼ばれるように、石英の結晶が集まった緑色の碧石に、赤色や赤褐色の斑点が見られる石です。主な産地はインドですが、オーストラリア、ロシア、ブラジルなどでも採掘されています。

血のような色が含まれることから、中世ではその赤い斑点がキリストの血であると考えられ、特別な力があると信じられていました。血に関連するところから、中世の騎士が出血を防ぐお守りとして身に付けたり、血液を清める神聖な石として使われたりしていたそうで、そこから病気や怪我を遠ざけるという意味があります。

また血液を多く使う出産に対しても力を発揮すると信じられており、安産のお守りや一族の繁栄といった意味もあります。

宝石言葉は勇気、聡明などです。

3月の誕生石ジュエリーはこんなときにおすすめ

それでは3月の誕生石ジュエリーである、アクアマリンやコーラル、ブラッドストーンをおすすめする場面をご紹介します。3月の誕生石ジュエリーは3種類もあるので、大切な方への贈り物、お友達へのカジュアルなプレゼントなど場面に応じて使い分けることができるのもいいですね。

3月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすい

3月の誕生石ジュエリーは、もちろん3月生まれの方に誕生石プレゼントとして選びやすいでしょう。誕生石はもともと生まれた誕生月の石を身に付けることで、その石のパワーが発揮されて幸運をもたらしてくれると言われています。

女の子は小さいときから自分の誕生石を知っている場合も多く、誕生石のプレゼントをもらったり、誕生石のワンポイントをあしらったりする機会も幼少期からあるでしょう。子どもの頃から慣れ親しんだ誕生石ジュエリーはなじみ深く、使いやすいと感じていることが多いと言えるでしょう。

海が好きな人におすすめ

また3月の誕生石ジュエリーは海が好きな人にもおすすめできます。

アクアマリンはその名の通り、海の色をしています。海が好きな人にとってアクアマリンの透き通った青色は眺めているだけで、まるで海の中にいるような気分に浸れます。大好きな海に想いを馳せたいという方には、3月の誕生石ジュエリーのアクアマリンはぴったりです。

またコーラル(珊瑚)は海から採れる宝石です。前述したとおり、深い海の底でじっくりと長い時間をかけて成長したものだと知れば、海が好きな人にとってはさらに思い入れが深くなるのではないでしょうか。

カラフルな宝石が好きな人におすすめ

3月の誕生石ジュエリーはカラフルな宝石が好きな人にもぴったりです。

アクアマリンは海の色を閉じ込めたような美しい青色をしており、カラフルな宝石が好きな方におすすめです。

コーラル(珊瑚)は上品な深い赤色のものから、サーモンピンクのような淡い桃色のもの、発色のよいピンク色のものに至るまで幅広い赤系のグラデーションを取り揃えているのが魅力の誕生石ジュエリーです。

ブラッドストーンは、一つの宝石の中に深緑系の色と赤系の色が同居しており、特にカラフルな石です。ベースとなる深緑系の色は緑や青っぽく見えるものから、ほとんど黒色に見える色まであります。斑点として現れる赤系の色は茶色のような色からオレンジ、赤色までこちらもさまざまな色合いがあります。このベースとなる色と斑点の色との組み合わせは無限にあり、カラフルな宝石が好きな方には喜ばれるラインナップとなっています。

誕生石の意味がぴったりの場合におすすめ

プレゼントする相手に3月の誕生石の意味がぴったりの場合も3月の誕生石ジュエリーを選ぶのがおすすめです。

例えば「知恵」や「沈着」の意味を持つアクアマリンは、これから仕事の大切な試験を控えている方や受験生などへのプレゼントとしてぴったりです。誕生石の持つと考えられているパワーはもちろんのこと、試験前の不安な気持ちのときに「これは知恵や沈着という意味がある石なんだ」と思うことで、落ち着くことができます。アクアマリンの海のような色を見るだけでも気持ちが落ち着く効果が期待できますよね。

コーラル(珊瑚)には「長寿」や「幸福」という意味があります。年齢を重ねた方へ長生きしてほしい、幸せに暮らしてほしいという気持ちをこめてプレゼントするのにぴったりの意味です。さらにコーラル(珊瑚)は肌馴染みがよく、色を選べば派手過ぎることがないので、年配の方へのプレゼントには意味と色の二重の意味でおすすめになります。

また出産を控えている友人には、「安産」のお守りとして使われてきたブラッドストーンの誕生石ジュエリーを送ってはいかがでしょうか。ブラッドストーンの石言葉には「勇気」というものもあり、これから大変な出産に向かう方にはぴったりの言葉だと言えるでしょう。

誕生石の意味がぴったりだと考えてプレゼントする場合には、ぜひその意味を書いたお手紙を添えてプレゼントしてくださいね。「3月の誕生石のジュエリーだけれど、意味が合うからプレゼントしてくれた」ということは、自分の置かれた状況や気持ちをそれだけ深く考えてくれたということの証です。そのこと自体がプレゼントされた方には嬉しいエピソードになるので必ず伝えましょう。

3月以外の月の誕生石一覧

このように3月の誕生石ジュエリーは、3月生まれの方以外にも誕生石の意味や宝石の色などに合った人へのプレゼントなどに最適だと言えます。

次に3月以外の月の誕生石についても見てみたいと思います。本記事でご紹介したことからも分かるように、3月の誕生石以外でもそれぞれ深い意味やパワーがあると信じられています。

宝石名の後ろのカッコ内には、日本語での呼び方と主な色を示しておきましたので、興味がある誕生石があればぜひ調べてみてくださいね。

1月:ガーネット〈石榴石・赤色〉

2月:アメシスト〈紫水晶・紫色〉  

4月:ダイヤモンド〈金剛石・無色〉

5月:エメラルド〈翆玉・緑色〉、ヒスイ〈翡翠・緑色〉

6月:ムーンストーン〈月長石・白色〉、パール〈真珠・白色〉

7月:ルビー〈紅玉・赤色〉

8月:ペリドット〈橄欖石・黄緑色〉、サードオニキス〈赤縞瑪瑙・赤色〉

9月:サファイア〈青玉・青色〉

10月:オパール〈蛋白石・虹色〉、トルマリン〈電気石・桃色〉

11月:トパーズ〈黄玉・オレンジ〉、シトリン〈黄水晶・黄〉

12月:トルコ石〈トルコ石・水色〉、ラピスラズリ〈瑠璃・青色〉

3月の誕生石ジュエリーを購入するなら「オールジュエリー」

3月の誕生石ジュエリーやそのほかプレゼントにぴったりなジュエリーを選ぶのであれば、オンラインショップ「オールジュエリー」をぜひご利用ください。3月の誕生石であるアクアマリンのジュエリーとしては、カジュアルなリングからプラチナ、ダイヤをあしらった高級感のあるリングまで幅広いラインナップをご用意しています。

サプライズプレゼントにする場合は、リングのようにサイズに左右されないペンダントネックレスやブレスレットがおすすめですゴールドやダイヤをあしらった豪華なネックレスから、シンプルで普段使いにぴったりなアクアマリンの一粒ネックレスまでプレゼントする相手との関係に合わせてさまざまなジュエリーの中から選ぶことができます。

オールジュエリーはプレゼントにぴったりの無料ラッピングもお受けしています。箱の上部が透明になっていてそのままジュエリーケースとしても使えるホワイトのシンプルなボックスに入れた上で、ご希望の色のリボンをかけることができます。

即日発送できるジュエリーもありますが、3月の誕生石ジュエリーであるアクアマリンの商品はオーダーメイド商品が多くあります。この場合はお届けまでに少しお時間をいただくものもありますので、プレゼントで誕生石ジュエリーを送ろうと思い立ったら、なるべく早く注文しておくと安心でしょう。

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3月の誕生石の意味を知ってプレゼントしてみましょう

3月の誕生石であるアクアマリン、コーラル(珊瑚)、ブラッドストーンについてご紹介しました。

コロナ禍で落ち着かない毎日ですが、大切な人へのプレゼントはもちろんのこと、毎日頑張るご自分へのプレゼントとしても3月の誕生石ジュエリーはおすすめです。普段身に付けることで鬱屈した日常が華やいだものになることが期待できます。

また3月の誕生石の意味に共通しているのは「聡明」や「勇気」といったキーワードです。日常生活でふとしたときに目に入ってその意味を思い出すことで、元気づけられることでしょう。