アクアマリンの石言葉や魅力をご紹介!
アクアマリンは、優しい春の風を感じはじめる3月の誕生石です。ラテン語で水を意味する「アクア」と「マリン(海)」が語源になっています。
海と深く関わりのある石でもあることから、懐の深い穏やかな海のような満ち足りた幸せを象徴しているといわれています。そのため、結婚や出産などのギフトに喜ばれる宝石でもあるのです。
この記事では、アクアマリンについて石言葉や産地、色の秘密から、歴史や伝説、ギフトにおすすめのシーン、お手入れ方法まで詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、透明感のある青が美しいアクアマリンの魅力について、理解を深めてください。
アクアマリンとはどんな宝石?
また、勇気をもたらしてくれる石でもあるので、コミュニケーションが苦手な人のサポートもしてくれます。透き通った美しい色合いから、目の不調にも何らかの効果が期待できます。さらに、旅行の際にはお守りとして旅の安全を守ってくれる効果もあるといわれています。
この項目では、そんなさまざまな力を発揮してくれるアクアマリンの石言葉や産地について解説します。
アクアマリンの石言葉
「幸福」や「富」、「聡明」などがアクアマリンの石言葉です。海の水のように透き通った美しい色合いが、満ち足りた幸福や富、知的な聡明さを連想させます。
さらに、「勇敢」や「沈着」といった言葉もあります。アクアマリンは、優しい癒し効果だけでなく、凛とした強さをも持ち合わせた宝石であるといえるでしょう。身につけることで、生き生きとした生命力が感じられるはずです。
アクアマリンは3月の誕生石
3月といえば、凍えるような寒い季節を乗り越えて、少しずつ穏やかで心が安らぐ陽だまりに癒しを感じる季節です。美しく咲き誇る色とりどりの花々が楽しめる、華やいだ季節でもあります。
そんな3月の誕生石には、アクアマリンの他にも以下のような石があります。
・桜のようなフェミニンな雰囲気の「モルガナイト」
・海の生物である「サンゴ(コーラル)」
・細かい結晶が集まってできている「ブラッドストーン」
3月の誕生石は、アクアマリンを中心にいずれも安らかな癒しと芯の強さが感じられます。
アクアマリンの主な産地
最も知名度が高く高品質なアクアマリンが採掘できる産地として知られているのはブラジルです。ミナス・ジェイラス州では、100㎏以上の原石が発見されたこともあり、国のシンボルとしての石にも指定されています。
アクアマリンの中でも最高品質とされているブラジル・サンタマリア鉱山のアクアマリンですが、昨今では資源が枯渇して採掘できなくなってしまいました。ですから、サンタマリア鉱山で産出された濃い青の美しいアクアマリンは大変貴重なため、非常に高値で流通しています。
アフリカのモザンビークはブラジルのサンタマリア・ジ・イタビラ鉱山からとって、”サンタマリア・アフリカーナ”とも呼ばれています。近年では、高品質なアクアマリンが採れる場所として注目されています。
他にも、ロシアのウラル地方やナイジェリア、マダガスカル、パキスタン、アフガニスタン、中国、インドなどからも産出されています。
アクアマリンの色と加工
アクアマリンは、青い色味が鮮やかなものほど価値が高いとされています。この青い色は、「ベリル」という鉱物が鉄の元素を含んでいる場合に発色する色です。ベリルは、色ごとに石につけられた名前が異なります。
・緑…エメラルド
・ピンク…モルガナイト
・黄緑色…ヘリオドール
・透明…ゴシェナイト
不純物が少ないほど無色に近く、アクアマリンのように鉄分だったり、クロムやバナジウム、マンガンだったりという元素が含まれることで色とりどりの美しい宝石ができるのです。
実際のアクアマリンは青というよりも緑に近いものが多く、ほとんどが高温を加えて色調を青に整える加工を施された状態で市場に出回っています。
アクアマリンの歴史や伝説
ヨーロッパで航海の無事を祈願する船乗りたちのお守りでもあったアクアマリンには、長い歴史の中で語り継がれたさまざまな逸話があります。
この項目では、アクアマリンにまつわる歴史や伝説について解説します。
アクアマリンの歴史
アクアマリンは、ギリシャ神話に登場する宝石としても知られています。美しい歌声で船乗りたちを惑わせる海の精セイレーンの話です。
セイレーンの振る舞いに怒った海の神ネプチューンが彼女を宝石に変えてしまい、これがアクアマリンになったといわれています。ですから、アクアマリンは海に深く関係している宝石とされているのです。
古代ローマの神話では、月の女神であるディアナの守護石だったといわれています。
また、中世ヨーロッパで行われていた夜会では、ロウソクや照明に照らされて輝きを放つ様子から「夜の女王」と呼ばれていました。フランス王妃マリー・アントワネットやロシアの女帝カテリーナ2世らもこよなく愛した宝石としても知られています。
アクアマリンにまつわる由来・伝説
前述のように、ギリシャ神話では海の精セイレーンが海の神ネプチューンによって石にされてアクアマリンになったという話以外にも、人魚の涙がアクアマリンになったという言い伝えも有名です。
いずれも海に関わりが深い逸話であるため、海で働く漁師や船乗りたちが海難事故から身を守り豊漁を祈願するためのお守りとして広く愛されてきました。
さらに、権力や知恵を象徴している彫像の目にも使われてきました。というのも、アクアマリンを目に使って彫像を作ることで、超越した能力を授かることができると信じられていたからです。彫像は、海の神ポセイドンの怒りを鎮めるために海の傍に設置されていました。
アクアマリンはこんな人におすすめ!
澄んだ青が美しく、癒しと幸せな気持ちを与えてくれるアクアマリンは、身につけた人すべてを魅力的に演出してくれます。この項目では、特にギフトとして贈るのにおすすめしたいシーンを3つ挙げて解説します。
3月が誕生日の人
アクアマリンは、パワーストーンとして普段使いのアクセサリーとしても、特別な日にワンポイントのおしゃれとしても、シーンを選ばず活躍してくれる宝石です。
ですから、3月生まれの人へのギフトにも最適です。ピアスやイアリング、ネックレスなど、さまざまなものがあるので、普段のファッションに合ったものを贈るようにしてください。
アクアマリンと同じく3月の誕生石であるサンゴやモルガナイト、ブラッドストーンなどと組み合わせたアクセサリーなども魅力的です。
女性だけでなく、メンズ用のシンプルなデザインのアクセサリーもあるので、男性への贈り物として候補に加えてみてもいいでしょう。
恋人や夫婦へのプレゼントにも
アクアマリンの石言葉に「幸せな結婚」や「夫婦の幸福」といった言葉もあるので、大切な記念日に贈るパートナーへのギフトにも適しています。
石言葉の他、アクアマリンが与えてくれる効果にも、パートナーへの贈り物に適している理由があります。例えば、相手に対して素直な態度で愛情のある言葉をかけられるようになる効果です。優しく穏やかなアクアマリンの輝きが、懐の深い海に包まれているような気持ちにさせてくれます。
また、気持ちを安らかに落ち着かせてくれる効果や、感情表現が豊かにしてくれる効果もあるので、愛情にあふれた関係を築くのに役立つでしょう。
結婚祝いにも
親しい友人や親せきの結婚祝いのギフトにも、アクアマリンのジュエリーが最適です。「サムシングフォー」の1つでもある「サムシングブルー」に該当するからです。
サムシングフォーとは。花嫁が結婚式である4つのものを身につけると幸せになれるという都市伝説のようなおまじないです。サムシングフォーは、以下の4つです。
・サムシングオールド…祖母や母から譲り受けたアイテム
・サムシングニュー…新調した白いアイテム
・サムシングぼろー…幸せな結婚生活を送っている友人に借りたアイテム
・サムシングブルー…何か青いもの
透明感のある青い色をした幸せの象徴であるアクアマリンは、花嫁衣裳を飾るのに最適な宝石といえるでしょう。
アクアマリンのお手入れ方法
アクアマリンは、どちらかというと傷がつきにくく扱いやすい宝石です。基本的には、身につけた後は柔らかい布で全体を拭きとるくらいで充分です。
ファンデーションや皮脂などの汚れが気になるときは、ぬるま湯につけてから優しく拭いて水分をぬぐうと大抵の汚れは取り除けます。また、特別なお手入れとして中性洗剤を入れたぬるま湯につけてから柔らかいブラシで優しく丁寧にこすり洗いをするのもいいでしょう。
超音波洗浄機を使って洗浄しても問題ありません。洗浄後は真水ですすいで柔らかい布を使って水気を取るのを忘れずに行ってください。
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アイテムの種類で言えば、リング・ピアス・イヤリング・ネックレス・ペンダント・ブレスレットなど、様々な種類を販売しています。お好みのものを見つけやすいように、石の種類や目的別、色や誕生石での検索をすることもできます。細かい価格帯や、サイズの号数で検索することもできます。ハート・スクエア・スター・リボンといった、デザインの形から探して見つけることもできます。
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アクアマリンジュエリーを纏おう
アクアマリンの魅力について、さまざまな観点から紹介してきました。お守りとして普段使いのアクセサリーにしたり、特別な日のおしゃれに使ったり、贈り物にしたりなど、幅広く活躍してくれるのがアクアマリンの特徴です。
シーンによって使い分けられるように、いろいろなアクアマリンのジュエリーを揃えて置きましょう。