永遠の美しさを誇るダイヤモンドを知ろう

ダイヤモンドは、永遠に美しく輝く宝石として多くの人に愛されている宝石です。古来より人々から支持されており、今日までさまざまな宝飾品に加工されてきました。そんなダイヤモンドはどんな意味や歴史を持っているのでしょうか。本記事では、ダイヤモンドの歴史や価値を決める基準、ダイヤモンドのカラーの種類などを解説します。

ダイヤモンドとは

ダイヤモンドは、もともとギリシア語で「無敵」を意味する「adamas(アダマス)」という言葉が語源とされています。地中深くにある炭素に高温と高圧が加わることによって生まれるといわれています。

ダイヤモンドが持つ意味

ダイヤモンドは4月の誕生石としても知られています。宝石の中でも屈指の硬さを誇るタイアモンドは、魔除けやお守りとしても使われてきました。

ダイヤモンドの宝石言葉は「純潔、純愛、永遠の絆」とされています。そのため、ダイヤモンドを贈る行為は特別な行為とされ、「永遠の絆」を保とうという意味合いが込められているといわれているのです。

結婚指輪や婚約指輪はなぜダイヤモンド?

ダイヤモンドの輝きは無色透明であり、長い時間美しく輝くことから「永遠の絆を保ち、愛に満ちた家庭を築ける」と信じられてきました。そのため、結婚指輪や婚約指輪にダイヤモンドが選ばれると考えられます。愛が永遠に続き、幸せな日々を送ることを願って、ダイヤモンドを贈る習慣が生まれたとされています。

ダイヤモンドの主な産地

ダイヤモンドの産地は約20ヶ国以上あるとされていますが、ロシア、ボツアナ、コンゴなどが主要なダイヤモンド産地として知られています。

また南アフリカ、オーストラリア、アンゴラ、中国、カナダなどからも産出しています。

ダイヤモンドにまつわる歴史

ダイヤモンドは古来より希少な宝石として愛されてきました。ここではダイヤモンドにまつわる歴史についてご紹介します。

ダイヤモンドの歴史 

人類が最初にダイヤモンドを発見したのは、紀元前のインドといわれています。当時はダイヤモンドの原石を研磨する技術がなく、加工できなかったため、ダイヤモンドが現在のような美しい宝石であることは知られていなかったといわれています。その硬さから人々に神秘の石とされてきました。

その後時が経ち、1475年にベルギーのルドウィグ・ヴァン・ベルケムが、ダイヤモンドを研磨する方法を発見したことにより、人類はダイヤモンドの美しい輝きを知ることとなります。当時は「インド石」と呼ばれており、インドでしか産出しない宝石だと考えられていたそうです。

1782年頃にダイヤモンドがブラジルで発見されると、19世紀の半ばには南アフリカでも発掘が始まったとされています。現在では、世界20ヶ国以上でダイヤモンドの採掘がおこなわれています。

ダイヤモンドの価値を決める「4C」とは?

ダイヤモンドの価値は「4C」で決まります。ここでは、価値の基準である4Cについて詳しくご紹介します。

評価基準その1「Carat(重さ)」

ダイヤモンドの評価基準の1つは「Carat(重さ)」です。カラットはダイヤモンドの重さを表す単位とされ、1カラットは0.2グラム、直径は約6ミリとされています。カラット数が大きいほど、価値が上がっていきます。重さは人間の手で持ってもほとんど違いは分かりませんが、大きさを見ることで多少の差を感じ取れます。

また宝石店などで見る標準カットと直径の値は以下とされています。

・0.06ct=2.58mm

・0.25ct=4.10mm

・0.50ct=5.15mm

・0.75ct=5.90mm

・1.00ct=6.50mm

カラット数はあくまで目安のため、身に付ける目的や服装などによって選ばれることが多いです。また。0.1カラット以下のダイヤモンドは「メレダイヤモンド」と呼ばれています。

ダイヤモンドの評価基準その2「Color(色)」

2つめは「Color(色)」です。カラーは、ダイヤモンドの色味を判定する基準です。ダイヤモンドは無色透明であるほど希少性が高く、高価になるとされています。黄色味がかっていくと評価は下がります。カラーは、アルファベットによってランクづけがされています。

・D、E、F=無色

・G、H、I、J=ほぼ無色

・K、L、M=わずかな黄色

・N~Z=薄い黄色、黄色

またダイヤモンドは、無色透明なものとは別に、青、ピンク、紫などの色がついたものが採掘されることがあります。色がついたダイヤモンドは、「ファンシーカラー」とされ、無色透明のノーマルタイプとは別の評価基準で評価されます。黄色味がかったダイヤモンドも、黄色の色が濃ければ、ファンシーカラーに分類される場合もあります。

ダイヤモンドの評価基準その3「Clarity(透明度)」

3つめの評価基準は「Clarity(透明度)」です。キズや内包物の状態で評価されます。ダイヤモンドは無色透明に見えても、内部にはキズやインクルージョンという内包物があります。これらは、ルーペや肉眼で覗いた時に見ることのできる白いモヤや黒い点などを指します。内包物が少ないほどダイヤモンドの透明度は高く、高価になります。

透明度の主な評価グレードは6段階、サブグレードを含めると11段階とされています。

・FL=インクルージョンやキズがない

・IF=若干のキズが表面に見られる

・VVS(1、2)=発見は困難だがインクルージョンが含まれている

・VS(1、2)=VVSより多少発見できるインクルージョンを含んでいる

・SI(1、2)=容易に発見できるインクルージョンを含んでいる。ただし肉眼では見つけるのは難しい

・I(1、2、3)=肉眼で容易に発見できるインクルージョンを含んでいる

最高レベルのFL(フローレス)やIF(インターナリー・フローレス)は、市場にあまり出回らないといわれています。そのため、通常の宝石店ではVVS1を最高レベルとしていることが多いです。

SIクラス以上であれば肉眼でキズやインクルージョンを見つけることは難しいため、美しい宝石を手に入れられるでしょう。

ダイヤモンドの評価基準その4「Cut(輝き)」

4つめの評価基準は、「Cut(輝き)」です。4つある評価基準の中で、唯一人間が関わる部分となります。カットは、原石の形やカラーグレード、透明度を考慮して、それを活かすために最適のカットが施されます。

宝石店などで目にする加工されたダイヤモンドの輝きは、屈折率と分散を計算したカットによって生まれています。カットの評価基準は以下の5段階とされています。

 

・Excellent(エクセレント=最上級)

・Very Good(ベリーグッド=とても良い)

・Good(グッド=良い)

・Fair(フェア=まずまず)

・Poor(プア=基準値を下回る)

 

最上級とされるエクセレントの中でも、シンメトリーに優れているものほど価値が高いとされています。特に優れているものは「ハート&キューピッド」等の別名がつけられます。これは特殊なスコープを使ってみることで、8つのハートと矢のように見えることから名づけられました。

またダイヤモンドの輝きの特性である以下を活かせているかも重要なポイントとされています。

 

・ブリリアンス

白色の輝き

・ディスパージョン

屈折反射による虹色の輝き

・シンチレーション

反射する光のきらめき

 

これらが美しく輝いているかどうかも評価基準となります。

ダイヤモンドのカラーが持つ意味

ダイヤモンドは無色透明のものの方が価値は高いため、カラーはさらに詳細なカラーグレードが設定されています。素人目にはほとんど判別できないものも多いですが、微妙な違いが価値に大きく影響をもたらします。ここでは、カラーグレードの仕組みについてさらに詳しくご紹介します。

カラーグレードの仕組み

ダイヤモンドのカラースケールは以下の5段階に分かれているとされます。

 

・カラーレス(D-E-F)

カラーレス(無色)と呼ばれる等級です。この中で最上のダイヤモンドは「D」の等級がつけられます。これは「たぐいまれな最上級」と称される希少性の最も高いグレードです。

そのあと、E、Fの順に格付けされます。この等級のものは、肉眼ではほとんど確認することはできません。

 

・ニアカラーレス(G-H-I-J)

ニアカラーレスは「ほぼ無色」に分類される等級です。専門家がわずかに色がついていると判定できるレベルのもので、特別な環境下でないとほとんど色の違いを認識することは難しいとされています。

Gが最もグレードが高く、H、I、Jと続きます。

 

・フェイント(K-L-M)

ごくわずかな色味があると判定された等級です。ごくわずかに黄色味を感じるといわれますが、小さめのサイズでは無色透明に見えることもあります。

 

・ベリーライト(N〜S)

分かりやすい黄色味を感じる等級です。ベリーライトは指輪に加工された状態でも黄色味を感じるとされています。

 

・ライト(T~Z)

色味ありと判定される等級です。肉眼で見ても黄色味が分かりやすいとされています。

人気が高いカラー 

無色透明に近いほど人気がありますが、肉眼で分からないレベルであれば気にしないという人も多くいます。またルース(裸石)の状態では黄色味が気になる場合も、加工したら分からないケースもあります。価格と肉眼で見た時の輝きで選ぶのがおすすめです。

ダイヤモンドのお手入れ方法

ダイヤモンドは硬い石ですがまったくキズがつかないわけではありません。また油汚れがつきやすいとされているため、家事の際には外すことをおすすめします。また普段から柔らかい布でこまめに汚れを拭き取りましょう。

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ダイヤモンドは古来より永遠の絆や愛を象徴する宝石として愛されてきました。現在でも、結婚指輪や婚約指輪などを贈る際にはダイヤモンドが根強い人気を誇っています。ぜひ自分好みのダイヤモンドを見つけてみてはいかがでしょうか。