ティアラとは?身に着け方や選び方を紹介

ティアラとは、頭頂部に着けるアクセサリーのことを指します。現在では、結婚式など正装する時に用いられることが多いです。せっかく着飾るのであれば、自分に似合ったものを選びたいですよね。そこで本記事では、ティアラの概要や歴史、主なティアラの種類、ティアラのモチーフが持つ意味などをご紹介します。

ティアラとは

ティアラとは、頭頂部に着ける女性用のアクセサリーのことを指します。宝石などがちりばめられており、現在では主に結婚式などで用いられています。ティアラは「プリンセス」が着けているというイメージもあり、結婚式でのティアラに憧れている方も多いのではないでしょうか。

ティアラの歴史

ティアラはもともと、西洋において高貴な身分の女性が身に着ける装飾品でした。近年でも世界中のセレブたちが多く身に着けています。特にイギリス王室には多くのティアラが受け継がれており、さまざまなロイヤルファミリーがその美しさを披露してきました。

例えば、イギリス紙幣にも描かれている「ガールズ・オブ・グレートブリテン・アンド・アイルランド・ティアラ」はもともとメアリー王妃への贈り物でしたが、1947年にエリザベス女王の結婚祝いとして贈られました。

ダイアナ元妃が身に着けたティアラは、実家であるスペンサー伯爵家の家宝とされる「スペンサー・ティアラ」です。またダイヤモンドとパールが施された「ケンブリッジ・ラバーズ・ノット」と名付けられたティアラもお気に入りだったとされています。ケンブリッジ・ラバーズ・ノットはもともと、1914年にメアリー王妃の依頼で作られたといわれています。それがエリザベス2世に受け継がれ、最近ではケンブリッジ公爵夫人のキャサリン妃が身に着けていました。

またイギリス王室には「ヘイロウ・スクロール」というティアラも伝わっています。「ヘイロウ・スクロール」は、1936年にカルティエが製作したものです。2011年にキャサリン妃が婚礼で使用したことから再び脚光を浴びました。

またスウェーデンには、現存する世界最古と呼ばれる「カメオ・ティアラ」が伝わっています。1809年にナポレオンからジョゼフィーヌ皇后に贈ったとされるティアラは、7つのカメオとそれを縁取る小粒のパールが特徴です。現在は、皇后の孫にあたるスウェーデン王妃セフィナ・アヴ・レウクテンベリが引き継ぎ、スウェーデン王室が所有しています。

近年、日本においてもウェディングドレスを着る西洋式の結婚式が一般的になったことから、花嫁の象徴として広く知られるようになりました。また日本の皇族は、皇族と結婚した時もしくは成人した時に、独自のティアラを渡す伝統があります。

結婚式で着けるティアラの種類

現在、ティアラは結婚式で身に着けることが多いです。そのため、ここでは結婚式のティアラの種類についてご紹介します。

ティアラ名 特徴
プリンセスティアラ ティアラの中でも王道のデザイン。宝石(イミテーション含む)をふんだんに使ったものが多い。ゴージャスなデザインのドレスにも、シンプルなドレスにも合う万能のデザイン。モチーフが豊富で、代表的なものに半円形、ハート、花などがある。アップヘアに合わせることが多い。
クラウンティアラ 王冠のようなデザインのティアラ。大きめのクラウンティアラをのせることで凛とした印象を与える。英国王室のロイヤルウェディングなどでも良く用いられるデザイン。大きめなものだとゴージャスな印象、小さめのものだとキュートな印象を与える。
コームティアラ 髪に挿せるようにコームがついたタイプのティアラ。装飾が少なめで派手になりすぎないシンプルなデザインが多い。どんな髪型にも合わせやすく、持ち運びにも便利。細かい細工がされたものから、パールやラインストーンのみのシンプルなデザインまで豊富なのが特徴。横幅があまりないため、高さのないものは印象に残りにくい可能性があるので注意。
カチューシャティアラ 半円径のカチューシャの形をしたティアラ。ティアラの中でもカジュアルなデザイン。結婚式だけでなく二次会にもぴったり。取り外しも簡単なため、お色直しなどでティアラをつけかえたい場合にもおすすめ。
マリアティアラ 額に垂らすタイプのティアラ。宝石が髪から額にかけて飾ってくれるため、神秘的な雰囲気を出してくれる。他とは違う個性的なティアラを求めている人におすすめ。

ティアラはデザインによって印象が変わってきます。そのため、結婚式でティアラを選ぶなら、自分がイメージしている花嫁像で選ぶのがおすすめです。どんな雰囲気でまとめたいか、シンプルとゴージャスなデザインのどちらが好きかなど、自分の好みによって選びましょう。

ティアラのモチーフが持つ意味

ティアラにはモチーフが使われていることが多いですが、それぞれの形には意味が込められています。ここでは、ティアラの代表的なモチーフに込められた意味についてご紹介します。

ハート

ハートには「永遠の愛」「永遠の命」などの意味が込められています。愛の成就を願うモチーフとして人気があります。またハートには「心臓」の意味もあります。心臓、つまり命ある限り相手を愛するという意味もあり、結婚してからも末長く幸せが続きそうなモチーフとして人気があります。

花モチーフは、デザインされている花の花言葉の意味が込められています。代表的な花言葉には「誠実」「家族愛」などがあります。昔は生花をティアラとして使っていたこともあり、伝統的なモチーフといえるでしょう。花にはそれぞれ花言葉があるため、自分の好きな花言葉や、結婚にぴったりの花言葉が込められている花モチーフを選ぶのもおすすめです。

リボン

リボンは人と人との縁を結んだり、絆を深めたりする意味を持っています。夫婦や家族の結びつきを大切にしたい方や、もっと強固にしたい方にもおすすめです。結婚においてご利益があるとされており、人気のあるモチーフです。

ティアラの選び方

ティアラはデザインや好みで選ぶほか、髪型や顔の形などから選ぶ方法があります。ここでは髪型や顔の形から、相性の良いティアラの選び方をご紹介します。

髪型で選ぶ

自分に似合うティアラを髪型で選ぶ方法です。一生に一度の晴れ舞台である結婚式では、こだわりの髪型にしたいという方も多いのではないでしょうか。こだわって選んだ髪型には、ぜひとっておきのティアラを着けてみましょう。ここでは髪型別のおすすめティアラについてご紹介します。

アップスタイル

正統派のアップスタイルには大きめのティアラがおすすめです。ウェディングドレス姿に華やかさをプラスしてくれるでしょう。また夜会巻きなど、しっかりとまとめたヘアスタイルにも映えます。

近年のティアラは、中央部分の高さが3~5㎝のものが主流です。アップスタイルに合わせたサイズ感になるように計算されています。また大きめのティアラを着けてネックレスを着けない、ネオクラシカルなコーディネートも注目を浴びています。

ハーフアップ

ハーフアップスタイルには、小さめのティアラやカチューシャタイプがおすすめです。少しカジュアルかつやわらかめの印象を与えられるでしょう。

顔の形で選ぶ

自分の顔の形によって選ぶ方法です。顔の形によって似合うタイプが異なるので、自分の顔の形に合ったものを選びましょう。

・丸顔タイプ

丸顔はかわいらしい印象を与え、若い印象を与えるのが特徴です。ただし本人は「顔が大きく見える」と気にしていることもあるでしょう。そんな印象を変えるティアラのタイプは、華奢で中央部に高さがあるものがおすすめです。縦のラインを強調することで、スッキリ感を演出できます。

一方で丸みのあるタイプは、デザインによって顔の丸みを強調してしまう可能性があります。こうしたタイプを選ぶ場合は、一度鏡で実際に合わせてみましょう。

・面長タイプ

面長タイプはほっそりした輪郭をしており、大人っぽくクールな印象を与える傾向にあります。本人は「顔が長く見える」と気にしてしまう場合もあるでしょう。

そうした面長タイプの方におすすめなのが、低めかつシンプルなエレガントなデザインです。また、フラットで大ぶりなデザインや、ボリュームのあるタイプも似合うことが多いでしょう。

・卵型タイプ

卵型タイプは、顔全体に立体感があり、額やあごが丸みを帯びているタイプです。理想的な顔の形といわれており、かわいらしさとエレガンスさを両方兼ね備えています。

基本的にどんなデザインでも似合いやすいタイプですが、バランスを考えて大きすぎるデザインのものは避けた方が良いでしょう。攻めたデザインのものは、鏡で装着後をイメージすることをおすすめします。

・ベース型タイプ

ベース型タイプは、アジア人に多くはっきりとした印象を与えるタイプです。落ち着いた印象を与えますが「エラが気になる」と悩んでいる人もいるでしょう。そんなベース型におすすめなのが、ティアラは小さめにして、耳元や耳から上にボリュームを出すヘアスタイルです。

またベールの上からティアラをのせることで、エラを目立たせなくすることができるでしょう。

デザインだけでなく、ティアラの印象は、三角形の中央部分の高さによってかなり異なります。三角形がしっかりと主張するデザインになっていると、サイズが小さくても印象に残りやすくなります。反対に全体のサイズが大きめでも、中央部分があまり高くないデザインのものは落ち着いた印象を与えます。そのため、ティアラを選ぶ際には、三角形の角度にも気を配りましょう。

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特別な日に美しいティアラを身に着けよう

ティアラは一般的に、結婚式などの正装で身に着ける装飾品です。人生の晴れ舞台に身に着ける装飾品だからこそ、自分に合ったものを選びたい方も多いのではないでしょうか。ティアラにはさまざまなデザインとモチーフのものが販売されていますので、ぜひ自分の好みや髪型、顔のタイプなどで、自分が好きだと思ったものを選びましょう。