5月の誕生石の代表はエメラルド!石言葉や由来をご紹介
各月にちなんだ宝石を、誕生石といいます。古くから、誕生月の石を身につけていると幸運を呼び寄せるといわれてきました。一般的には、誕生石の起源は聖書にあるとする説が有力です。日本では1958年に全国宝石商組合によって制定され、広く知られるようになりました。
5月にも、代表的なエメラルドを中心にいくつかの誕生石が決められています。そこで、この記事では、5月の誕生石であるエメラルドとヒスイに注目して解説していきます。
5月生まれの人や5月が誕生日の友人へのプレゼントを考えている人は、ぜひ参考にして理解を深めてください。
5月の誕生石の代表はエメラルド
美しい新緑の季節に最適なエメラルドは、5月の誕生石の代表です。神秘的で透明感のある緑色は、「エメラルドグリーン」と呼ばれることもあり、人気の高い宝石といえます。
エメラルドの石言葉には、「幸運」、「幸福」、「安定」、「愛」、「希望」などがあります。
また、エメラルドはダイヤモンドやルビー、サファイアと並び、世界四大宝石の1つとして数えられています。世界四大宝石とは、希少性が高くて価値の高い宝石のことです。
特に、透明度が高くて鮮やかな緑色のエメラルドが最も人気が高く、品質が良いといわれています。
他にもいくつかある5月の誕生石の中で、ひと際美しいエメラルドが代表であることを理解しておきましょう。
5月の誕生石一覧
代表的なのはエメラルドですが、同じく爽やかな緑色の翡翠も5月の誕生石です。それぞれの宝石の詳細については、後の項目で詳しく解説します。
他にも、アマゾナイト、アイオライト、グリーンジルコン、レッドコーラル、アイドクレース、ホワイトゴールドなど複数あります。
5月の誕生石というと清々しい緑色のイメージが強いですが、他の色のジュエリーを希望している場合には参考にしてください。
エメラルドってどんな石?
エメラルドの主な産地はコロンビアで、世界の6割を占めています。原石が採掘される地域によって色みが異なり、コロンビアで産出されるエメラルドは深みがあり純粋な緑色をしているのが特徴です。
鉱物学的な観点から見ると、アクアマリンなどと同じ「ベリル」というグループに属しています。エメラルドは、ベリルにバナジウムやクロムを含んでいることにより、美しい緑色に発色します。
内包物が多いため細かい傷が多いのも特徴の1つです。これは結晶が生成する際にできるもので、傷があるのが天然の証でもあるといわれています。
ただし、この内包物の影響で割れやすいのがウィークポイントでもあります。そのため、エメラルドをカットする際は四角にして四隅を落とすのが定番になっています。
南米原産のエメラルドは、華やかな美しさと儚さを持ち合わせた魅力的な石であるといえるでしょう。この項目では、多くの人を魅了するエメラルドについて、歴史や由来、効果、エメラルド婚式について解説していきます。
エメラルドの歴史
エメラルドは、古代から愛用されてきた宝石で、紀元前4000年のバビロニアで売買されていたことがわかっています。
また、エジプトのファラオやインカ帝国の皇帝など、それぞれの時代に君臨していた数々の王をも虜にしてきました。多くの王家の装飾品に使われていた記録も、複数残っています。
古代ローマやギリシャでは「ヴィーナスに捧げる宝石」として崇められており、アレキサンダー大王は戦争の際の守護石として常にエメラルドを身につけていたといわれています。古代エジプトでは、豊穣の女神であるパビスに捧げられました。
かのエジプトの女王クレオパトラも、エメラルドを愛用していたともいわれています。身につけるだけでなく、粉末状にして化粧としても使用していたという記述もあります。彼女にいたっては、エメラルドが好き過ぎるあまり産出される山に自分の名前をつけて占拠していたほどです。
このように、エメラルドは遥か昔から現在まで愛され続けてきた宝石であることがわかります。
エメラルドにまつわる由来・伝説
語源は、ギリシャ語で「緑色の宝石」という意味の「smaragdos」で、これが変化してエメラルドになったといわれています。他にも、サンスクリット語の「緑の石」に由来するという説もあります。
エメラルドには、知恵や成長、忍耐力が得られるという言い伝えがあります。古代エジプトでは、永遠の若さを込めてエメラルドに葉の模様を掘って死者と一緒に埋葬していました。
他にも、「未来を見通す理知の目」と称されて、古代ローマに建造された石像の目などに使われたり、ジュリアスシーザーがてんかんの治療のためにエメラルドを収集していたりといった逸話もあります。
ローマ皇帝ネロは、眼精疲労に効果があるエメラルドをメガネにして、剣闘士の戦いを観戦していたという言い伝えもあり、エメラルドは目に関係する話が多く残されていることがわかります。
エメラルドの効果
「聖なるパワーを持つ」とされているエメラルドは、治療を行うための石としても珍重されてきました。治療の1つとして、目や神経を休めるための精神安定剤としての役割が挙げられます。
また、記憶力を高めたり思考力をアップさせたりといった治療にも使われていました。瞳を美しくする石としても利用されていたようです。ただし、これらは現代医学において証明されているわけではないので、パワーストーンとしての効果と考えてください。
さらに、緑色は心を落ち着けてリラックスできる色とされていることから、不安定な気持ちを和らげてバランスを整えてくれる効果も期待できます。エメラルドを身につけることによって高いヒーリング効果が期待できるので、アクセサリーとしても最適です。
アクセサリーとして利用する際は、水分や皮脂がなるべくつかないように気をつけて、汚れてしまった場合は随時拭き取るようにしましょう。長時間つけたままにするのは避けるのがおすすめです。
結婚55周年は「エメラルド婚式」
金婚式の次の結婚55周年は、エメラルド婚式です。イギリスからはじまり、日本では明治時代に天皇が銀婚式を行ったことで広まりました。
エメラルドは、石言葉に深い愛情を表す言葉が並んでおり、幸せな家庭を象徴するパワーストーンとしても使われています。ですから、長年共に歩んできた夫婦を表す石にふさわしいといえるでしょう。
お互いに身につけることで、さらなる家庭円満につながる効果も期待できます。
ヒスイは日本の国石!どんな石?
そのため、ヒスイが産出できる場所は天然記念物に指定され、大切に保護されています。ヒスイには硬玉と軟玉があり、一般的には硬玉の方が高価です。
ヒスイの色は、緑の他にも白や紫、青、黒、黄色などがあります。これは、ヒスイに含まれる成分の違いによるものです。純粋なヒスイは白であり、これにクロムや鉄を含むことで緑色になります。
石言葉には、「繁栄」や「長寿」、「幸福」、「安定」などがあります。
ヒスイの歴史
世界最古のヒスイは日本の糸魚川といわれています。約5億2000万年前の縄文時代にはヒスイの加工がはじまっていたそうです。
その後、新石器時代には武器や装飾品として利用されていたという記録もあります。ミャンマーのヒスイが中国に渡ったのは、1700年代後半のことです。時の権力者であった西太后にも愛されていたそうです。
ヒスイにまつわる由来・伝説
ヒスイという名前の由来は、カワセミという鳥の名前が由来です。カワセミの身体はきれいな赤と緑をしており、これがミャンマーのヒスイに似ていたことから名づけられました。
古来より魔よけや厄除けの力が幸運を招くとされており、権力者たちはヒスイを身につけることで霊力を発揮して人々を統治したと伝えられています。
ヒスイの産地
ヒスイの産地としては、良質な石の産地として有名なミャンマーの他、ロシアやカザフスタン、アメリカ、グアテマラ、ドミニカ、インドネシア、イタリアなどが挙げられます。
日本では、新潟県の糸魚川が最大の産地です。他にも、鳥取県の若桜町、長崎市琴海など各地でさまざまな色のヒスイが採れます。
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5月の誕生石を身に着けてみよう
この記事で紹介したエメラルドやヒスイは、ぜひ日常使いのアクセサリーとして身につけましょう。指輪やネックレス、ピアス、イアリングなど、エメラルドにはさまざまな種類のアクセサリーが揃っています。
美しく輝くグリーンのアクセサリーは、贈り物としても最適です。
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