22金(K)は純金とは違う?18金や10金との違いや特徴などを解説します

金は純度によって種類が分けられており、それぞれ特徴があります。よく耳にする、18金(K)や14金(K)などは金の種類になります。純度が高いほど使われている金の量が多いため、価格は上がります。では一体どんな特徴があるのでしょうか。本記事では、22金(K)の特徴や他の純度との違いなどをご紹介します。

22金(K)とは

22金(K)とは、91.7%の金が含まれている製品を指します。純金ではないですが、非常に純度の高い製品として知られています。純金に限りなく近いゴールドカラーで、輝きが強いのが特徴です。また純金よりも強度が高いため、ジュエリーに使われることも増えています。22金(K)は、濃い金色が特徴で、年齢問わず取り入れやすい素材として人気があります。

また資産として所有する方も多いです。ほぼ純金に近い22金は、金の含有量が多いため高い価格で取引される可能性があります。ジュエリーとして売ることができなくても、金の重さとして取引することが可能なため、価値がなくなることはありません。ま

そもそも金の純度とは

22金は22Kとも表現されています。このKは「カラット(karat)」の頭文字です。カラットゴールドを示しており、「金がどのくらい含まれているか」を表します。金の純度は24分率で表現するため、24Kが純金です。ただし、純金と言ってもすべての成分が金だと加工ができません。そのため、金が99.9%までであれば純金とされています。

なぜ24分率が使われているかというと、「%(パーセント)」という概念ができる前から金が流通していたことに由来するとされています。パーセントができる前に使われていたのが、24分率です。その当時の名残で、今でも24分率が用いられているとされています。

純度別の金の種類と特徴 

ここでは、ジュエリーによく使われる金の種類と特徴をご紹介します。

純金含有率 特徴 用途例
24金 99.99%~ 純金

他の金属が混ざっていない

腐敗しない

輝きが失われない

硬度が低い

インゴット

コイン(資産価値を示すための製品)

22金 91.6~91.7% 24金よりも強度がある

純金に近い輝きがある

ジュエリー

アクセサリー

金貨

18金 75%、混合物25% 適度な強度があり加工がしやすい

カラーバリエーションがある

ジュエリー

アクセサリー

時計

カメラ

14金 58.5%、混合物41.5% 強度が高い

輝きは少ない

変色や色落ちのリスクがある

ジュエリー

アクセサリー

10金 42%、混合物58% 価格が安い

市場に出回りやすい

ジュエリー

アクセサリー

22金は限りなく純金に近い金製品です。金の強度を増すために、金や銅などが配合されていますが、純金に近い輝きを持っています。そのため、ジュエリーやアクセサリーのほか、金貨にも使用されています。

代表的な金貨には、「クルーガーランド金貨」「イーグル金貨」「ブリアニア金貨」などが挙げられます。

純度が同じでも、違う製品になる場合があります。それは金属の配合利率が変わるためです。

例えば、18金のジュエリーには75%の純金が含まれていますが、残りの25%は混合物です。この金属の配合を変えることで、製品の特徴が変わります。

例えば、以下の5種類のカラーゴールドが有名です。

・イエローゴールド

・ピンクゴールド

・グリーンゴールド

・レッドゴールド

・ホワイトゴールド

純金にプラスする。金属の種類と割合を変えることで、色合いが変化するとされています。

これらのカラーゴールドと比べ、22金は純金に近いゴールドの輝きを持っています。18金よりも金の輝きが強いことから、ジュエリーとして人気があります。

金の純度を調べる方法

「自分が持っているジュエリーの金の純度を知りたい」「購入する際に純度を簡単に知りたい」という方も多いのではないでしょうか。ここでは金の純度の目安を調べる方法をご紹介します。

刻印をチェックする

金の純度を知る簡単な方法は、刻印で確認することです。金製品には、「K22」「K18」のような刻印が刻まれています。刻印がない製品もありますが、刻印のある製品の方が圧倒的に多いでしょう。そのため、まずは刻印で純度を調べるのがおすすめです。

 

・カラット表記

刻印には、カラット表記とカラーゴールド表記があります。カラット表記は刻印の中でもスタンダードなため、見たことがある人も多いのではないでしょうか。カラット表記は「K22」「K18」「K14」と刻まれており、K24が24金、K22が22 金となります。数字が小さくなるほど純金の含有率が下がります。

 

・カラーゴールド表記

カラーゴールド表記は、「K18PG」「K18RG」などの刻印です。この場合「PG」はピンクゴールド、「RG」はレッドゴールドなど、ゴールドのカラーを表します。この場合、「PG」や「RG」の横にある「K18」の数字で判断します。「K18PG」であれば、18金、「K14PG」であれば14金になります。

カラーゴールドは以下のように表記されます。

YG イエローゴールド
PG ピンクゴールド
GG グリーンゴールド
RG レッドゴールド
WG ホワイトゴールド

重さを確かめる

金製品を手に持って重さを確かめてみましょう。「見た目以上にずっしりと重い」」を感じたら、本物の金製品である可能性が高いです。また金製品は熱伝導率が高いため、最初はひんやりとしていますが、すぐに体温によって温められます。特に22金は金の割合が多いため、ずっしりとした重量を感じることが多いでしょう。

また、複数の金製品を持っており、純度がはっきりしている物があるなら、重さを比べてみるのもおすすめです。純度が同じ金製品なのに、明らかに重さが違ったり、色味が違ったりした場合は、純度が異なる可能性があります。

水に沈めて比重を確認する

より正確に知りたいのであれば、金製品の比重から確認する方法があります。金製品の中には刻印の表記がない物もあるため、比重から確認する方法がおすすめです。比重とは、基準物質の密度と対象物質の密度の比です。金の場合は基準物質が水となり、同じ体積の水と比べてどのくらい重さを持っているのかを表します。

 

比重は自宅になる物でも測定可能です。ここでは測定方法をご紹介します。

①金製品の重さをはかりなどで量る

②金製品が収まる大きさの容器に水を張り、はかりに乗せて「0」に設定する

③金製品を糸などで縛り、糸で釣った状態で水中に入れる。

※この時、容器の底に金製品が付かないように注意する

④金製品が水中にある時の重量を測定する

⑤1で量った重さ÷金製品が水中にある時の重さで計算し、比重値を出す

 

例えば、金製品の重さが50g、水中にある時の重さが46gの場合、50gから46gを引いた物が体積です。つまり体積は「4㎤」となります。これを比重値の計算式に当てはめると、50÷4=12.5となります。

この比重値を、金の純度別の比重値と比較します。金の純度の比重値は以下の通りです。

24金 約19.13〜19.51
22金 約17.45〜18.24
18金 約14.84〜16.12
14金 約12.91〜14.44
10金 約11.42~13.09

この表と比較すると、12.5は10金の範囲であることから、10金だと分かります。

22金の手入れ方法 

金製品の美しい輝きを保つには、日々のお手入れも大切です。ここでは、22金製品のお手入れ方法をご紹介します。

柔らかい布で拭く

使用後には、柔らかい布で拭きましょう。22金など純金に近い金製品は、使っていくうちに黒ずんでしまうことがあります。これは金製品についた汗などの汚れが酸化してしまうことで、黒ずみとして現れてしまった物です。そのため、汚れはできるだけ早いうちに拭き取りましょう。

また柔らかい布で拭いても汚れが取れなかった場合、水で洗い流す方法もあります。金はメッキなどと比較して水や酸に強い性質を持っているとされます。中性洗剤を少し溶かした水で優しく洗い流しましょう。

ただし、金製品に宝石がついている場合は要注意です。宝石の種類によっては水や中性洗剤に弱い物もあります。宝石の種類を確認し、問題があれば水洗いはやめておきましょう。

柔らかい布袋に入れて保管する

金製品は純金に近いほど柔らかくなるため、22金製品は保管にも気を付けましょう。保管する際には、柔らかい布袋に1つずつ入れて保管するのがおすすめです。また購入した時に付属しているジュエリーボックスがあれば、そちらに入れる方法もあります。

こまめに取り外す

純金に近い22金製品はデリケートな素材です。そのため、こまめに取り外しましょう。例えば以下のシーンです。

・水仕事

・重い物を持つ

・温泉に入る

・化粧や日焼け止め、香水を付ける

金製品自体は水には弱くありませんが、温泉自体にさまざまな成分が含まれています。変色などの異変が起こる可能性があるため、その都度外すことをおすすめします。

またジュエリーを身に付けたまま化粧や日焼け止め、香水などをする場合もあるのではないでしょうか。しかし、化粧品や香水などがジュエリーに付着すると、変色などの原因になりやすいため、メイクが終わった後に身に付けるようにしましょう。また化粧直しをする際にも、金製品を外してから行うことをおすすめします。

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22金(K)の特徴について知ろう

22金(K)のジュエリーは、純金に近いため、強い華やかな金色の輝きを持っています。また純金に近い22金は日頃のお手入れも大切です。使った後は柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。保管する際には、柔らかい布袋に一つずつ入れるか、ジュエリーボックスに入れることをおすすめします。また温泉や水仕事の際には、こまめに外しましょう。身に付けるだけでゴージャスな印象になるため、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。