シルバーはアレルギーを起こしやすい?シルバーアクセサリーの種類や対処法
2020-12-14
すてきなアクセサリーを手に入れたい、身につけてみたいと思っていても、金属アレルギーが気になって躊躇してしまう、という人は意外と多いのではないかと思います。上品な輝きと長年使い続けられる丈夫さが魅力で、女性にも人気が高いシルバーは、アレルギーが起きにくい金属としても知られていますが、銀製のアクセサリーを選んだのにも関わらずアレルギーが起きてしまうケースもあり、アレルギーを持つ人々の頭を悩ませています。
しかし、シルバーの性質や種類、選ぶポイントを正しく理解し、アレルギーがあっても身につけられるアクセサリーを選べば、アレルギー体質の人も好みのアクセサリーを楽しむことは十分可能です。銀製のアクセサリーを選んだにも関わらず、アレルギーを発症してしまった場合の原因や、金属アレルギーを起こさないためにできる具体的な対処法などをご紹介いたします。
なぜシルバーアクセサリーでもアレルギーが起きてしまうの?
銀は他の金属と比べてもアレルギーを発症する可能性が比較的低いことで知られていますが、なぜ銀でできたアクセサリーでもアレルギーが起きてしまうのでしょうか。まずは、その原因から見ていきましょう。
シルバー自体はアレルギーを起こしづらい
多くの人に認識されている通り、銀自体は他の金属ほどアレルギーの原因にはなりづらいとされています。アレルギーを生じさせやすい金属としては、パラジウム、ニッケル、クロム、コバルトのいわゆる「4大原因金属」が代表的ですが、銀はそれらの金属とは性質を異にしており、銀によってアレルギーが引き起こされた、とは断定できません。銀製のアクセサリーを身につけていてもアレルギーを発症したという場合は、何か他に原因が隠れていると考えて良いでしょう。
シルバーアクセサリーは合金の場合がある
銀という金属自体はアレルギーを起こしづらいのですが、シルバーアクセサリーが合金製であった場合、アレルギーの症状が出てしまう可能性があります。
そもそも合金とは、金属に別の種類の金属や非金属を溶け合わせて作り出された金属のことを言います。他の金属を混ぜず、純粋な銀のみでアクセサリーを製造する場合、やわらかすぎて加工がしづらく、熟練の技が必要とされることなどから、一般的に製造・販売されているシルバーアクセサリーは、銀と言いつつも実際には合金製である場合が多いのです。合金製のアクセサリーを装着していてアレルギーの症状が出たのだとすると、加工の際に溶け合わされた他の金属が原因と考えられるかもしれません。
シルバーアクセサリーはメッキ加工されている場合がある
合金製のアクセサリーを装着したときだけでなく、メッキ加工が施されたアクセサリーを身につけた場合にも、アレルギー反応が出てしまう可能性があります。
メッキ加工とは、さびや変色を予防するため金属を使ってアクセサリーの表面をコーティングする加工方法のことで、黒ずみしやすい銀からできたアクセサリーでは、メッキ加工が施されている場合もあります。メッキ加工に使われる金属の種類としては、ロジウムや金、銀、プラチナ、チタンなどが代表的です。手持ちのアクセサリーにメッキ加工が施されている場合、メッキ加工に用いられた金属が影響を及ぼして症状が現れている可能性も否定できません。
シルバーアクセサリーの種類
シルバーアクセサリーと一口に言っても、アクセサリーに使われている銀には様々な種類があり、加工のしやすさや他の金属の含有量などに違いがあります。シルバーアクセサリーには素材によってどのような種類があり、それぞれどういった特徴を持つのか、実際に詳しく見ていきましょう。
シルバー1000
シルバーの中で最も純度が高く、限りなく100%に近い純度を持つ銀が「シルバー1000」です。「ピュアシルバー」とも呼ばれる「シルバー1000」は、純度が高い分、少し触れただけでもキズがついてしまうくらいやわらかく、加工しづらいのが特徴です。また、黒く変色しやすいなど、アクセサリーへの加工には難易度が高く、あまり多くは製造・販売されていませんが、銀以外の金属を含んでいないので、アレルギー体質の人でも安心して身につけられる素材であると言えます。
シルバー950
「5分落ち」という別名がついている通り、「シルバー950」は95%の銀と5%の銅からできています。先述の「シルバー1000」と同様、やわらかさや曲げやすさが特徴ですが、銅を5%含むことで加工しやすく、アクセサリーだけでなく銀細工などの材料としても用いられることが多いです。
シルバー925
「シルバー925」はシルバーアクセササリーの素材として最も一般的で、銀92.5%、銅を始めとする他の金属7.5%からなる銀合金です。適度な硬さと重さを有するためアクセサリーへの加工がしやすく、有名なジュエリーブランドのアクセサリーにも多く使用されています。ジュエリーショップなどで最も見かける機会が多いのが「シルバー925」製のものだといえるでしょう。
シルバー900
銀以外に、銅を始めとする金属を10%含んでいるのが「シルバー900」です。この「シルバー900」は、昔コインを作るのに使われていたことから「コインシルバー」とも呼ばれていて、硬貨や雑貨などに多く用いられています。銀以外の金属の含有量が他の種類と比べて多いため、配合の割合によっては黄色やピンクなどの色を付けることができ、かつてはインディアンジュエリーを製作する際などに多く使われていましたが、近年、アクセサリーへの加工にはあまり使用されなくなりました。
プラチナシルバー
95%の銀と4%のパラジウム、1%のプラチナからなる「プラチナシルバー」は、白い色味を持っていて、ホワイトゴールドやプラチナなどの金属とよく似ています。「プラチナシルバー」の特徴としては、「シルバー925」などと比べて黒ずみしにくく、変色に強いという点が挙げられるでしょう。銀でできたアクセサリーは黒ずみが気になる、という方におすすめの素材だと言えます。
ピンクシルバー
銀に他の金属(銅や金、パラジウムなど)を加え、ピンクの色味を出しているのが「ピンクシルバー」です。変色にはあまり強くありませんが、普通の白い銀とは違う、ピンクの柔らかな輝きが魅力です。
シルバーアクセサリーでアレルギーを起こさないためには
アレルギーを起こす可能性が比較的低い銀を使ったアクセサリーでも、その種類によっては加工の過程で使われる他の金属の影響を受け、アレルギーが発生してしまうケースもある、ということがおわかりいただけたでしょうか。
それでは、金属アレルギーがあっても好きなアクセサリーを楽しみたい方に向けて、シルバーアクセサリーでアレルギーを起こさないためにできる3つの対処法をご紹介したいと思います。
パッチテストで何にアレルギー反応を起こすか確認する
金属にアレルギーがあるというと、アクセサリーは何もつけられないと思われるかもしれませんが、人によってそれぞれアレルギー反応を示す金属は異なり、すべての金属に対して反応が起きるというわけではありません。そこで、まずは皮膚科を受診してパッチテストを受け、どの種類の金属に対して反応が現れるのか調べてみるとよいでしょう。パッチテストでは、背中に試薬のついたテープを貼り、48時間経過後にテープをはがして皮膚に現れた反応を経過観察し、どの種類の金属がアレルギーの原因となっているのかを調べます。アレルギーの原因となっている金属を使っていないアクセサリーを選べば、アレルギー体質でもお気に入りのアクセサリーを楽しめるでしょう。
シルバー1000のアクセサリーを試す
銀で作られたアクセサリーを装着したにも関わらずアレルギーが起きてしまうなら、加工の工程で溶け合わされた他の金属が影響している可能性がある、というのは先ほどお伝えした通りです。そこで、純度が限りなく100%に近い「シルバー1000」を使ったアクセサリーを試してみるのも有効な方法です。もしそれでアレルギーが起きないのであれば、やはり原因は銀以外の金属と考えられます。
「シルバー1000」は加工がしづらくキズも付きやすいため、アクセサリーの材料としてはあまりメジャーではありませんが、アレルギーに悩む方向けに製作しているメーカーもありますので、手に入るようなら試してみるとよいでしょう。
シルバー以外のアレルギーを起こしづらい素材を選ぶ
プラチナやサージカルステンレス、純度の高いチタンなど、銀以外にもアレルギーが出にくい金属は存在するため、これらの金属でできたアクセサリーを選んで身につける、という対処法も考えられます。銀を使ったアクセサリーの場合と同様、アレルギーフリーの金属でもメッキ加工や合金に使われる金属の影響を受けて症状が現れることもあり、100%アレルギーが起きないとは言い切れませんが、できるだけ純度の高い金属でできたアクセサリーを選ぶことで、実際に症状が現れる確率を下げることはできるでしょう。
豊富な商品から選べる「オールジュエリー」
ゴールドやプラチナなど、アクセサリーには他にも様々な金属が使われており、アレルギー対策としてだけでなく、好みや用途に応じて幅広い選択肢があります。しかし、「シルバー1000」を使ったアクセサリーのように、素材にこだわったアクセサリーを選びたくても、一般的なジュエリーショップでは素材の表示がなかったり、種類が多くなかったり、といったケースもあるかもしれません。
アレルギー体質でアクセサリー選びに制約がある中でも、自分好みのアクセサリーを手に入れたい、もしくはアレルギーを持つ相手にすてきなアクセサリーをプレゼントしたい、という方は「オールジュエリー」でアクセサリーを探してみませんか?「オールジュエリー」について、具体的に以下でご紹介していきたいと思います。
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豊富な商品数
オールジュエリーは海外直輸入のアクセサリーから国産ジュエリーまで、約8,000点の品揃えを誇り、誕生石コレクションやイニシャルコレクション、ディズニーアクセサリーなどの様々なモチーフのジュエリーをご用意しております。さらに、ダイヤモンドやルビー、サファイアだけでなく、アレキサンドライトやタンザナイトといった希少性の高い宝石も取り扱っており、他の人とは一味違うアクセサリーを身につけたいというニーズにもお応えします。
デザインや宝石の種類だけでなく、「オールジュエリー」が取り扱うアクセサリーは、使われている金属の種類も幅広いため、今までアレルギーを気にして金属製のアクセサリーをあきらめてきた人でも、お気に入りの一品と出会えることでしょう。
ステンレスやタングステン製品も多数
一般的な金属素材だけでなく、ステンレスやタングステンといったアレルギー体質の人でも使いやすい素材で作られたアクセサリーも多数取り揃えております。ステンレスの一種、サージカルステンレスは錆びにくく、アレルギーの原因である金属イオンが溶け出てきにくいため、ステンレスの中でも特にアレルギーに強いといわれています。
さらに、ステンレスやタングステンはその硬さも特徴で、特にタングステンはダイヤに次ぐ硬さを持つことから、キズが付きにくく、いつまでも輝きを保つことができる素材です。アレルギーへの対応だけでなく、丈夫さ、傷つきにくさなどの要素も重視してアクセサリーを選びたい方におすすめです。
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シルバーアクセサリーについて知り、アレルギーに対応しましょう
シルバーアクセサリーに憧れはあっても、アレルギーが怖くて簡単に手が出せないと考えている方も、正しい知識を持ち、アレルギーとうまく付き合う対処法を知っていれば、十分シルバーアクセサリーを楽しめる可能性があります。アレルギーを気にし過ぎることなく、お気に入りのアクセサリーを身につけ、自信を持っておしゃれを楽しみましょう。
Posted by オールジュエリー メディアブログ編集部
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