アレキサンドライトのネックレスで一味変わったおしゃれを。ネックレスの選び方

2020-11-30

世界にはダイヤモンド以上にめずらしい「レアストーン(希少石)」があることをご存知でしょうか。自然界の中で育まれた宝石には、人の手では容易には再現できない特別な魅力があります。

今回ご紹介する「アレキサンドライト」という宝石もそのひとつです。アレキサンドライトは、昼でも夜でも色が変わる不思議な宝石としてよく知られています。「昼はエメラルド・夜はルビー」との例えられる鮮やかな変色効果で、宝石・ジュエリーコレクターにかなり人気があり注目されています。アレキサンドライトの中でもキャッツアイ効果(シャトヤンシー)を持つ「アレキサンドライトキャッツアイ」は大変希少で価値があります。

ここでは世界一高価なレアストーンとされているアレキサンドライトの特性や魅力、ネックレスの選び方などをご紹介します。

色が変わる宝石「アレキサンドライト」とは?

アレキサンドライトはその特徴から有名な宝石の1つで、名前だけでも聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。実は「名探偵コナン」の映画にも登場したことがあります。アレキサンドライトについて詳しくご紹介します。

アレキサンドライトの特徴

アレキサンドライトの特徴といえば前述した「光によって色が’変わる」ことだけですが、これがとても重要で他の宝石にはない特徴を持っています。アレキサンドライトが「昼はエメラルド・夜はルビー」と呼ばれるのは、昼は太陽光の下で青緑色に、夜は白熱灯の下で赤紫に輝くことが由来しています。また、ロシアでは「皇帝の宝石」と呼ばれています。この宝石がいかに価値が高いかがわかる表現ですね。

 

天然のアレキサンドライトは、石自体が変色効果や宝石の表面に猫の目のような明るい光の筋が現れるキャッツアイ効果(シャトヤンシー)の2つの光学的現象が評価されている宝石です。昼の太陽の下では青緑色に、夜の白熱灯やロウソク光の下では赤紫色へと変化することが特徴的な魔法の宝石です。

アレキサンドライトが光によって色を変え神秘的に輝くのはなぜなのでしょうか。それは、石に含まれるクロム元素が関与する「光の吸収・反射」の仕組みにあるのです。

例えば、赤色の宝石といえばルビーを想像する方が多いと思います。ルビーは寒色系の光をほぼ吸収し赤系の光は大方反射するため、そのような光の下でも赤色に輝いて見えます。

一方で、アレキサンドライトは暖色系・寒色系の両方の光を同じ割合で反射・吸収します。クロム含有率が高いほど変化は大きくなりますが、最高級のロシア産で1%以下ほどです。この変色効果を示さない宝石は、ガラス光沢が綺麗に出ていたとしても、また組成がアレキサンドライトと同じであってもアレキサンドライトとは認められないのです。

アレキサンドライトの歴史

帝政ロシア時代のウラル山系タコバヤ川流域の花岡岩地帯から、深緑色に異様に光る原石を掘り当てた鉱夫がいました。「もしやエメラルドでは?」と心を弾ませ加工場に持ち帰り、改めてロウソクの灯で照らして見直すと、深緑色に光る石が、赤色に変身していました。これは神がかりか、はたまた天から何かを知らされる超常現象などかと思ったそうです。

石は、ノボシビルスク(西シベリア)の王立科学アカデミーに持ち込まれ、「クリソベリルの一種」であると判定しました。しかし、変色のマジックの解明は、当時の科学水準を超えており謎に包まれてしまいました。

謎に包まれは神秘的なその石は、時の皇帝ニコライ1世に献上されることになります。石と皇帝が出会ったのは、1830年4月29日でたまたま長男のアレクサンドル・ニコライエビッチ皇太子の12歳の成年式典の日だったことから、皇太子(後のアレクサンドル2世)の名が宝石に付けられたと伝わっています。また、アレキサンドライトはカラーチェンジによって青緑と赤紫に発色することから、ロシア帝国の国旗の赤と緑をイメージするものとして称賛されました。

1890年頃になると、ロシアのアレキサンドライトの採掘は枯渇してしまいました。1987年にはブラジルで発見され世界中で需要が急激に上昇。しかし、ブラジルのアレキサンドライトも現在は枯渇しています。

その後、スリランカやアメリカ合衆国などで原石が見つかっています。スリランカのアレキサンドライトの結晶は、ロシアやブラジルで発掘されたものよりも大きいものが多く、発色も美しいため豪華なネックレスに使用されています。

アレキサンドライトのネックレスを持つべき理由

アレキサンドライトは、ロシアの軍服の色が緑と赤だったことから、戦いの際のお守りとしても愛用されていました。身に付けた人を勝利へと導く成功の守護石として用いられたり、パワーストーンとしても大変人気があります。

また、アレキサンドライトはモース硬度が8.5度と高いため、耐久性にも優れています。これは、トパーズやルビー、サファイアと大体同じくらいの硬さです。色が変化するためデリケートな印象を持ちがちですが、ひっかき傷には比較的強く、ネックレスなどにして毎日身に付けても大丈夫です。

どちらの色もきれい

昼間の装いには洗練されたクールな印象のブルー、夜の蛍光灯の下では情熱的で華やかなワインレッドと、ふたつの違った表情を楽しむことができます。どちらの色もとても綺麗ですよね。ネックレスは人目につきやすいジュエリーです。カラーチェンジ効果のはっきりしたものほど、ネックレスの素晴らしさが際立ちます。

アレキサンドライトのネックレスは落ち着いた色合いをしているので、普段使いのネックレスとしても活躍します。神秘的なアレキサンドライトのネックレスは、女性へのプレゼントとしてとても人気があります。また、6月の誕生石に選定されているので、誕生日の贈り物としてもオススメです。石言葉は「高貴・情熱・秘めた想い」だそうです。二面性をもつアレキサンドライトのイメージにぴったりな石言葉ですね。

宝石として貴重

ダイヤモンドやルビー・サファイヤに続く高級な宝石とされているため、ラグジュアリー感の高いネックレスとして着用することができます。アレキサンドライトは発見された当初から長い間、ロシアでしか採掘されていなかったため、ロシア皇帝の宝石として高貴なイメージが抱かれていました。現在では産出量が限られており、美しいカラーチェンジの効果を見せる宝石が少ないことから、希少性の高い宝石として大切に扱われています。
昼と夜で全く違う色合いを見せるアレキサンドライトですが、その希少価値から一般顧客向けに販売するジュエリーにアレキサンドライトが登場することはほとんどありません。例外となるブランドで、ティファニーは20世期始めに多くの石を確保しておりましたが、近年ではほとんど販売されていません。アレキサンドライトはもともと産出量も少ないことから、一般的な市場に出回ることのない幻の宝石といっても過言ではないくらい希少なのです。

話のネタになる

これほど貴重な宝石のネックレスを持っていたら、周りの人に話したくなりませんか。カラーチェンジする宝石で珍しいアレキサンドライト。「今色変わらなかった?」とびっくりされそうです。ネックレスなどで身に付けているだけで話が弾みそうですね。

アレキサンドライトのネックレスの選び方

ここまでは宝石アレキサンドライトについてご説明しました。ここからは、アレキサンドライトのネックレスの選び方についてご紹介します。

天然石と人工石から選ぶ

天然のアレキサンドライトはとても希少で市場にほとんど出回っていませんが、天然と引けを取らないくらい美しく、色の変化がよい「ジムクオリティ」があるものも多く存在しています。一見すると見分けるのは難しいものです。

天然石も人工石もアレキサンドライトを選ぶときは、透明度と色の変化に注目します。石の中に濁りや不純物はないか、太陽光と白熱灯の下できちんと色が変化するかがポイントです。

チェーンや台座の素材を選ぶ 

石が決まったら次はネックレスのチェーンや土台の素材を選びます。華やかな印象を与えてくれるゴールドや凛とした輝きが美しいプラチナは、とても人気の高い素材です。特にプラチナは、変色に強いため美しい輝きを永く維持しやすいのがポイントです。耐久性も高いので、普段使いのネックレスにはオススメです。

また、金属アレルギーが心配な方は、チタン素材や少しお値段が高くなってしまいますが、純度の高いゴールドやプラチナを選ぶようにしましょう。ゴールドは18K(金75%)、あまり見かけませんが22K(金約92%)、プラチナはPt900はプラチナ90%、Pt950がプラチナ95%となっています。

好みのデザイン・大きさを選ぶ

ネックレスのチェーンの種類を決めたら次は大きさとデザインを選びましょう。ネックレスのチェーンは長さで印象がガラリと変わります。ネックレスの長さが数センチ違うだけで、身に付けたときの印象に変化が生まれます。

例えば、すっきりした首元にしたい場合は、40cm〜45cmがベストです。首元にすっきりとしたVラインができるため、首元がすっきりとした印象になります。

また、カジュアルな印象にしたい場合は、50cm〜60cmの長さにしましょう。ゆとりのある長さがカジュアルな印象を与えてくれ、大ぶりのモチーフでも映えますよ。

好みやネックレスを使用したいシーンに合わせてデザインや大きさを決めると失敗が減らせます。

プレゼントの場合は相手の好みに合わせる

ネックレスは素材からデザインまで多種多様で、プレゼントをする際に迷ってしまう方や選ぶのに苦労された経験のある方も多いのではないでしょうか。プレゼント用のネックレス選びのポイントをご紹介しますので、今後の参考にしてみて下さい。

相手の好みに合わせる場合は、普段のファッションや身に付けている小物をチェックしてみましょう。普段のファッションに馴染むネックレスを選ぶようにすれば失敗しません。また、相手が普段愛用しているジュエリーがある場合は、そのジュエリーを参考にするのもいいかもしれません。

それでも迷ってしまう場合は洋服と合わせることを考慮して、一般的に大きな石のついたネックレスよりも小ぶりでシンプルなものを選ぶようにしましょう。小ぶりでシンプルなネックレスはどんな服にも合わせやすく、使い勝手が良いのです。

オールジュエリーのアレキサンドライトネックレス

アレキサンドライトのネックレスを販売しているサイトはたくさんありますが、高品質でリーズナブルな価格設定で人気のオールジュエリーをご利用ください。アレキサンドライトの特設ページも用意しています。

天然石と人工石の両方に対応

オールジュエリーでは、天然石と人工石の両方の取り扱いがあるため、価格や好みでお選びいただくことができます。正規販売価格よりはお得なお値段かと思います。石の色もそれぞれ違うので、是非お気に入りのアレキサンドライトを見つけて下さい。

豊富なデザインから選べる

オールジュエリーのサイトの中には、様々なシーンを想定されデザインされたジュエリーがたくさんあります。大きめな石がついたものや小ぶりのワンポイントのネックレス、ハートなどのモチーフの可愛らしいネックレスもあります。素敵なデザインばかりでついつい迷ってしまいますね。毎日身に付けたくなるようなお気に入りのデザインを見つけて下さいね。

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アレキサンドライトのネックレスで人とは違うおしゃれを!

光によって色が変化する宝石のアレキサンドライト。昼間は深遠な奥行きと気品を感じさせる青緑と夜は情熱と大人の色香を漂わせる赤紫の変化は、「神様のいたずら」という言葉がぴったりなほど神秘的で美しいです。一度手にしたら二度と手放したくない宝石だけあって、二面性の輝きはとても魅力的です。希少価値の高い珍しい宝石ですが、6月の誕生石と選定されていたり、パワーストーンの位置付けをされていたりと親近感が持てる一面もあります。

しかし、天然のものは一般市場にほとんど出回っていないため、高額で取引されるのでなかなか手に入れることは困難なのが非常に残念ですが、天然と相違ないクオリティの人工宝石は、ほとんど見分けがつかないそうです。高品質ですが天然のものほど高額ではない人工宝石も、そこまで生産されていないようですが、興味がある方は是非一度手に入れてみてはいかがでしょうか。

他の宝石よりも印象深く、美しいアレキサンドライトのネックレスは多くの方を虜にするでしょう。アレキサンドライトのネックレスで他の人とは一味も二味も違うおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。