花珠真珠ってどんな真珠?ネックレスはどの真珠がいいの?

2020-11-30

真珠のネックレスは何かと重宝するので、一つは持っておきたいと思う方も多いのではないでしょうか。長く使えるということから贈り物としても喜ばれますが、それだけに間違えのないものを選びたいですよね。

真珠というと「白くて丸いもの」をイメージしやすいですが、実は大きさや形、色、品質と様々で種類は多岐にわたります。種類がたくさんあると聞くと、どのような真珠が良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
真珠の最高峰と呼ばれる花珠真珠」と「真珠のネックレス」を選ぶ際のポイントについてまとめました。素敵な真珠のネックレスと出会えるように、ぜひ参考になさってください。

花珠真珠とは?

「花珠真珠」という真珠の名前はご存知でしょうか。真珠の養殖には、代表的なあこや貝を始め白蝶貝や黒蝶貝など、いくつか違う種類の母貝が使われていることはご存知の方も多いと思います。特に、あこや貝で作られる真珠は、木目が細かくほんのりとピンクがかったような色が美しいと古くから人気を集めていますね。そのため国内で生産されている90%は、あこや貝を母貝としたあこや真珠なのです。
そのあこや真珠の中でも、高品質なものだけが花珠真珠と呼ばれています。
照り、巻き、キズ、形の全てにおいてAランクの物だけが花珠真珠と位置づけられますので、とても美しく、また希少な真珠なのです。さらに、「花珠真珠」という名称は日本産のあこや真珠にだけ使われる言葉のため、どんなにグレードの高いあこや真珠であっても、海外で生産されたものは花珠真珠といわれることはありません。
このように、魅力あふれる花珠真珠は女性が一生物として持つにふさわしい宝石といえるのではないでしょうか。

真珠のネックレスを持つべき理由

一連になった真珠のネックレスは、冠婚葬祭のイメージが強く、カジュアルなシーンでは少しばかり使いにくいかもしれません。特に、先ほどご紹介した花珠真珠のようにハイグレードなものになると、日常使いには少々戸惑ってしまいますよね。それは、真珠が持つ格式高いイメージのせいではないでしょうか。
真珠の魅力は、例えばダイヤモンドのようなキラキラとした主張する輝きはありませんが、とても繊細で奥行きのある、落ち着いた輝きにあるといえるでしょう。その輝きには、人に安心感を与え包み込むような優しさが感じられます。
そんな真珠を使ったネックレスだからこそ重宝する場がありますし、実は意外と幅広いシーンで使うことができるお助けアイテムでもあるのです。そのため、他の宝石に比べて出番も多いのではないでしょうか。
真珠のネックレスを持つべき理由として考えられることを、以下でいくつかご紹介したいと思います。

冠婚葬祭で使用できる

真珠のネックレスは冠婚葬祭の際、女性が身につけるアクセサリーとして知られていますね。おめでたい席はもちろんですが、マナーに厳しく、光モノがNGとされているお葬式の場で、唯一許されているのが真珠のネックレスです。結婚式では、その場に合った品格を保ちながらも主張しすぎることなく、ドレスなどのフォーマルな服装にも合わせやすい真珠のネックレスは、とても重宝します。
このように、冠婚葬祭どちらにも使える真珠のネックレスは、女性ならば一つは持っておきたいアイテムではないでしょうか。

格式が高く場所を選ばない

ジーンズにTシャツというようなカジュアルなシーンでは、少々使いにくさを感じる真珠のネックレスですが、フォーマルなシーンでは間違えのないアイテムでしょう。先ほど例に挙げた冠婚葬祭はもちろん、ちょっとしたお食事会のようなものから、格式高いフォーマルなパーティーまで、場を選ばずに身に着けることができます。
また気持ちがぐっと引き締まり、美しい所作や品のある雰囲気を演出することができるでしょう。普段のちょっとしたおめかしも、真珠のネックレスを身に着けると華やかな気分がプラスされます。お子さまの入学式や卒業式、コンサートや観劇など、真珠のネックレスが一つあれば、きちんとした印象にまとめることができるので心強いですね。

親子で代々受け継ぐことも可能

真珠のネックレスについて、「母から子へ、子から孫へ」というようなストーリーを耳にしたことはありませんか。宝石は、基本的に代々受け継ぐことができるものですが、多くの物は好みに合わなかったり、デザインが古くなってしまったりと、実際には使われずにジュエリーボックスにしまわれたままということも多くあります。

その点、真珠のネックレスは流行に左右されないデザインが多いので人生の大切な場面からちょっとしたお出かけなど、使えるシーンが意外と多いのです。そのため、代々受け継ぐ宝石としても選びやすく、人気があるのではないでしょうか。

また、真珠は母貝に守られながら、長い年月をかけてゆっくり、少しづつ成長していくことから、愛情と守護の象徴といわれています。そういった印象からも、女性が代々受け継ぐ宝石として真珠のネックレスが選ばれているのでしょう。

女性にとって親しみやすく、特別な意味も感じられる真珠のネックレスは、やはり一つは持ってきたいものですね。

真珠のネックレスを選ぶ際のポイント

真珠のネックレスについて、特徴や持つべき理由などをご紹介してきましたが、では実際に真珠のネックレスを選ぶときには、どんなところに注目したらいいのでしょうか。ここでは、真珠の良し悪しを決める際の基準となるカテゴリーごとに、その特徴や品質を決めるポイントなどをまとめてみたいと思います。真珠のネックレスを選ぶ際の参考にしてみてください。

真珠の照り

「照り」とは真珠の輝きや光沢のことで、「真珠の美しさは照りで決まる」と言われています。真珠の品質を判断する際の重要なポイントとなり、グレードの高いものほど照りも強いのです。そういったものは映りこむものがシャープにはっきり見え、反対に照りの弱いものはぼやけて見えるようになります。

また、表面の照りだけではなく、芯から浮かび上がってくるような奥深い照りが感じられるものも、花珠真珠のように高品質な真珠の特徴です。

真珠の巻き

真珠の核の周りに形成されていく真珠層の厚さのことを「巻き」といい、この真珠層が厚いものほど「巻きが良い」とされ、良質で輝きも強くなります。また、真珠の耐久性という意味でもこの「巻き」は重要で、真珠層は非常に薄い結晶が1000枚以上も重なって形成されていくものなのです。

このことからも、花珠真珠のように巻きが良いものほど耐久性に優れ、深く力強い光沢を放つようになるということが想像できると思います。

真珠の色

真珠が何色かと尋ねられたら、白や乳白色のものをイメージする方が多いのではないでしょうか。真珠の標準色とされているカラーはホワイト系ですが、実は様々なカラーがあります。ホワイトピンク、ナチュラルホワイト、シャンパンホワイト、シャンパンゴールド、ナチュラルゴールド、シルバーグレーといったカラーはホワイト系に分類されるのです。他にもブラックパールといれるブラック系であったり、ブルー、グリーン、ゴールド、レッドなどバラエティに富んでいます。母貝の種類によっても色味が変わってきますが、こんなにたくさんの色味で分類されていたなんて驚きですね。

さらにこれらの色味が複雑に混ざりあって、独特のカラーを生み出しているものもあります

これらの真珠独特の色合いは真珠層と深く関係していて、真珠層が厚いもの、いわゆる巻きが強いものほど美しい色になるといわれているのです。

真珠の形

「真珠の形」という部分では、ラウンドと呼ばれる真円に近いものほど良いとされていますが、自然の産物である真珠は、その真珠層が厚く巻かれていくほどに歪みが生じやすくなってしまいます。巻きが厚くて真円に近いものは非常に希少なものであり、そのため高級品として価格も高くなっているのです。

しかし一方で、自然が生み出すその個性的な形を楽しむことができるのも、真珠の魅力といえるでしょう。セミラウンド、オーバル、ドロップ、バロック、ツイン、サークルなどと名づけられ、形を生かした個性的なジュエリーとして楽しまれています。

傷やへこみの有無

ここで言う「傷」や「へこみ」は、養殖していく中でその表面に自然にできてしまう、くぼみや突起のことを指します。もちろん、傷やへこみの少ないものほど良いとされますが、先ほども触れたように、真珠は自然が作り出す宝石です。鉱物などは人工的に研磨することで、傷を消したり好みの形に仕上げることができますが、真珠の場合はそれができません。まれに、花珠真珠のような巻きが強いものなどであれば、経年による傷やくすみのメンテナンスとして軽く研磨することもありますが、基本的に、研磨して傷を隠したり形を整えることはしないのです。そう考えると、真円に近く傷のないものが大変希少で、そして高価なものとなることにも納得できますね。

傷についてのランクは、数や大きさ、場所などによって分類されますが、無傷、小傷、中傷、大傷の4つに分けられ、もちろん無傷に近いものほどグレードが高くなります。

鑑別書の発行元

同じ花珠真珠でも、鑑別書の発行元により質が異なることがあります。鑑別基準が機関により異なり、比較的甘い基準で鑑別されていることがあるためです。真珠科学研究所の鑑別は質が高いため、信頼できる商品を購入するなら真珠科学研究所で鑑別された真珠がおすすめです。花珠真珠のネックレスをはじめ真珠のアクセサリーを購入する際は鑑別書の発行元も確認しましょう。

ネックレスは花珠真珠がいい?その他の真珠は?

このように真珠にも様々なタイプとランクがあり、それによって価格も様々です。上記でご紹介した項目においてAランク以上のものが花珠真珠として認められますが、この花珠真珠のネックレスを選ぶとなると高級品となるため、価格が高額になることも避けられないといえるでしょう。

もちろん、真珠のネックレスを選ぶときに、必ずしも花珠真珠を選ばなければならないというわけではありません。花珠真珠のネックレスではなくても、平均以上の照りを持ち、傷も少なめで形もほぼラウンド型という、品質の良いものもあります。

しかし、これまでご紹介してきた特徴からも考えられるように、真珠というものは、品質の良し悪しが見た目でダイレクトに表れてしまうものです。これは、人の手を加えることができないものだからこそ現れる特徴で、天然のままであるという証ともいえますね。そのため、花珠真珠のネックレスと他の真珠のネックレスとでは、その違いは一目瞭然と言ってもいいほど顕著で、身に着けた時の存在感もずいぶんと違ってしまうでしょう。全体的な印象が、それによって左右されてしまうことも考えられます。

そうしたことからも、真珠のネックレスを選ぶときには金額だけで考えるのではなく、長く使うことや受け継いでいくことなども考え、品質重視で選ぶのが後悔のない選び方といえるのではないでしょうか。ひとりの女性として、やはり一つは花珠真珠のような質の良い真珠のネックレスを持っておきたいものですね。

オールジュエリーの花珠真珠ネックレス

オールジュエリーでは最高級の花珠真珠ネックレスを展開しています。あこや本真珠の高級花珠真珠ネックレスが、一般的な流通価格よりもお得な金額となっているので、もし花珠真珠のネックレスを探しているなら、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。花珠真珠のネックレスは頻繁に入荷する商品ではなく、数にも限りがあるので、気になるものがあったら早めに決断するのがよいでしょう。

もちろん、全ての花珠真珠のネックレスが専用カバーに入った専門機関の鑑別書(鑑定書)が付いています。品質保証の点でもご安心ください。

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花珠真珠のネックレスで上品な華やかさを

花珠真珠の魅力は、なんといってもその落ち着いていて奥行きのある上品な輝きにあるといえます。母が子供をいつくしむように、母貝の中でゆっくりと時間をかけて生み出される花珠真珠は、まさに女性にぴったりの宝石ではないでしょうか。芯から湧き上がるような花珠真珠の輝きは、自然の素晴らしさや力強さが感じられます。人の手で作られたのではない、本物の輝きを持つ花珠真珠のネックレスをプラスするだけで、品の良い華やかさを演出できるでしょう。

花珠真珠は一度手にしてしまえば虜となって、もう手放せなくなると言われています。一生物として選ぶのであれば、やはり高品質で魅力的な花珠真珠のネックレスを選びたいですね。ご自身のためでも、贈り物としても、素敵な真珠のネックレスを見つけてくださいね。