金・シルバー・プラチナへの投資にジュエリー?貴金属に投資する際の注意点

2021-04-30

コロナ禍で世界経済は大打撃を受けましたが、これを機に「資産」についてあらためて考えさせられた人も多いのではないでしょうか。

今回は、コロナショックのような突発的な出来事から資産を守っていく方法として、金・シルバー・プラチナへの投資についてまとめました。本記事で投資対象となる金属の種類や特徴、具体的な金融商品や投資する際の注意点についてもお伝えしたうえで、より手軽な投資手法としてジュエリーをおすすめします。

これから金融資産を守る・殖やすために金・シルバー・プラチナ投資の情報収集をしたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

投資対象になる金属の種類、特徴

世界経済が複雑化した現代はさまざまな新しい金融商品がマーケットに出ています。そして、金・シルバー・プラチナは歴史ある投資商品の一つです。

ここでは、投資対象になる「金・シルバー・プラチナ」の特徴についてお伝えします。

「金」は希少性が高く、昔から通貨や装飾品として扱われてきました。

金の価値は世界経済が不安定になるときに高騰化する傾向があるため、「有事の金」と呼ばれることもあります例えばコロナショック以降、ダウ平均株価が暴落前の水準まで戻ったのは半年後でした。一方で金の価格は1ヶ月ほどで元に戻り、半年後はコロナショック以前によりも2割ほど価格が上がったのです。

このように、経済危機や自然災害など不測の事態が発生したときこそ、金はその価値を発揮するといわれています

シルバー

「シルバー」は「金」と比較するとはるかに安く入手でき、一部の投資家に人気が高い貴金属です。

シルバーの値動きは金と類似する傾向がありますが、安価でかつ市場規模が小さいためか金より大きく値動きする特徴があります例えば、過去にある投資家がシルバーを買い占めたことで、シルバーの価格が大きく上昇したこともありました。

用途としては工業用が約60%を占め、電子材料分野や太陽光発電などに使用されることが多いです。そのため、工業需要が増加するとシルバーの価格が上がることもあります。

プラチナ

「プラチナ」は通貨としての性質は弱いですが、金やシルバーよりも生産量が少ないため希少価値がとても高い貴金属ですこれまで人が採掘してきた金の量は約19万トンに対し、プラチナは僅か7,000トンといわれています。

用途としては工業用が約60%を占め、ディーゼル車の排ガス浄化装置や電子部品などさまざまな分野で使用されています。そのため、プラチナの価格は自動車業界などの影響を受けることが多いようです。

金・シルバー・プラチナ!貴金属が投資におすすめの理由

さまざまな金融商品があるなかで、「金・シルバー・プラチナ」に投資する魅力とは何なのでしょうか。ここでは、「金・シルバー・プラチナ」が投資先としておすすめの理由をお伝えします。

価値がなくならない、下がりにくい

「投資」と聞くと、「国債」「株」「債券」「FX」「外国通貨」などを連想する人が多いでしょう。これらの金融商品にはそれぞれの特徴がありますが、国や企業など金融商品を発行する機関や団体の信用に価値を依存しているという点では共通しています

例えば、ある企業が画期的な発明をして社会的な信用が上がれば、その企業が発行する株や債券の価値は大幅に上がるかもしれません。あるいは戦争などで社会的な不安が生じたら、その国が発行する国債は暴落するリスクがあります。また万が一企業が倒産した場合は、株や債券は紙くずとなって価値を失うこともありえるでしょう。

一方で、金・シルバー・プラチナはそのもの自体に価値があるため、価値がゼロになることはありません前述しましたが、金は「有事の金」と呼ばれるように金融マーケットに影響されにくいです。シルバーやプラチナは工業用としての需要も高いため、投資先の業種の経営が思わしくない場合は多少は値動きの影響は受けるかもしれませんが、一般的に他の金融資産との関連性は低く、投資先として安全性が高いといわれています。

このように金・シルバー・プラチナは他の投資先と比較するとリスクが低いといえるでしょう

世界共通の価値を持ち「お金」の元となるものである

金や銀は昔は「金貨」「銀貨」として「お金」の役割を果たしていました。紀元前7世紀頃には既に金貨は存在しており、国際通貨としての役割を持っていたとされています。やがて各国が独自の紙幣や硬貨を発行しますが、当時の多くの通貨は「金貨」や「銀貨」の価値を基準とした「金銀複本位制度」を採用していました。つまり、各国で発行した紙幣や硬貨は、金や銀と貨幣を引き換えることを約束したものだったといえるでしょう。

現代においても、金・シルバー・プラチナなどの貴金属の価値は世界中で認められています。金産業の市場開発組織「ワールド・ゴールド・カウンシル」によると、2019年の世界の中央銀行の金購入量は650トンと過去最高を記録したそうです。このことから、各国の中央銀行も投資先としての金に一目置いていることがわかるでしょう。

このようなことから、金をはじめ貴金属は安心した投資先だとわかるのではないでしょうか。

金融商品の種類が豊富

金・シルバー・プラチナの投資は実際にどのようにおこなうのでしょうか。金・シルバー・プラチナに関連する金融商品は数多くあるので、自分に合った記入商品を選ぶことができます

ここでは貴金属を代表して金を扱う主な6つの金融商品をみてみましょう。

◆純金積立

「純金積立」は、毎月など一定期間に一定額で金を購入する投資手法です。金融機関によって月々の最少投資額は異なりますが、千円から購入できる機関もあります。そのため、まとまったお金がない人でも気軽に始められるのがメリットです。

ところで、「ドルコスト平均法」という言葉をご存知でしょうか。「ドルコスト平均法」は、定期的・継続的に一定額の金融商品を購入する投資手法です。例えば、毎月同じ金融商品を3,000円分購入し続けるのは、ドルコスト平均法を採用した投資手法といえるでしょう。価格が低いときは多く、価格が高いときは少なく購入することになりますが、長期的に投資をすることで価格変動リスクを回避することができます。「純金積立」も「ドルコスト平均法」の利点を生かした商品のため、リスクを軽減しながら投資できる点が魅力の一つでしょう。

また、購入した金は金融機関などで保管してもらうため、自宅で保管するよりも盗難のリスクが少ないのも安心です。

◆純金スポット購入

「純金積立」は毎月定額の金を購入するのに対し、「純金スポット購入」はその名の通り、純金をその都度購入する投資手法です。買いたい額や量を、自分が買いたいときに購入できるメリットがあります。

「純金スポット購入」なら何かの拍子で一時的に金の価格が下がったときに購入することも可能です。また、退職金などまとまったお金が入ったときに購入するといったこともできます。

◆金関連の投資信託

「投資信託」は、運用のプロが投資家から集めた資金で株式や債券などの金融商品を購入・運用し、運用益を投資家へ分配する金融商品です。運用対象商品が「金」や「金に関連する金融商品を含む投資信託」の場合、「金関連の投資信託」と呼ばれます。金の価格と運用益は連動しますが、金の現物を保有するわけではありません。

◆金ETF

「ETF」とは「Exchange Traded Fund」を略した金融用語で、「上場投資信託」のことです。具体的には、上場され証券取引所で購入でき商品のうち、「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」などの特定の指数に連動する投資信託をさします。

そして「金ETF」とは、「金価格」に連動するように設計されたETFのことです。証券取引所で株式を売買するのと同じように、4桁の証券コードを持っています。「金関連の投資信託」同様、金の価格と運用益は連動しますが、金の現物を保有するわけではありません。

◆産金株

「産金株」とは、金を採掘できる鉱山の権利を持っている会社の株式のことです。金の価格が上昇すると、金鉱山の権利を持っている企業の株式も上昇する傾向があります。

ただし、金の価格以外に企業業績の影響も受けやすいので、産金株を購入する際は企業の経営状況も分析する必要があるでしょう。

◆金先物取引

「先物取引」とは、先に金融商品の売買価格や購入数量などを約束しておき、約束の日が来たら売買取引をおこなう取引のことです。売買取引の日の価格がいくらであっても、あらかじめ約束した価格で購入します。

現時点の価格よりも購入日の価格の方が上がっていて得をすることもあれば、価格が下がって損をすることもあるでしょう。そのため、他の金融商品と比較すると、先物取引はハイリターンハイリスクといえます。

「先物取引」のなかでも「金先物取引」は、金の売買価格を先に約束をしておき、約束の日に金を受け渡す取引のことです。実際に金の現物を受け渡すことは少なく、権利を受け渡すことが多いといわれています。金先物取引は、資金に余裕がありリスクをとってでも大きなリターンを期待したい人に向いている商品の一つでしょう。

ジュエリーで手軽に購入するという方法もある

金を例に、金・シルバー・プラチナなど貴金属の投資手法についてお伝えしましたが、「投資」と聞くと敷居が高く感じる人もいるのではないでしょうか。金・シルバー・プラチナの投資といっても現物を目にすることは少なく、数字の世界だけになってしまいがちで何となく敬遠されがちです。そのような人には、金・シルバー・プラチナなどを原材料としたジュエリーを購入する形での投資方法をおすすめします。

金融機関で投資商品を購入するよりも、宝飾店でジュエリーを購入する方が手軽だと感じる人は多いでしょう。ジュエリーもブランドや商品によっては、将来価格が上がることがあります。例えばある中古ブランド品買取ショップでは、2016年に110万円で取引されていた指輪が2020年は140万円まで値上がりすることもありました。

さらに多くの金融商品は実用的ではありませんが、ジュエリーならアクセサリーとして身につけ自分を着飾ることが可能です。つまり、ジュエリーなら普段はアクセサリーとして身につけ、もしものときに売ってお金に換えることがことができます

なお、ジュエリーの価格には、純金などを購入する場合と比べると、素材の価格に加えて、商品に加工するための工賃などが含まれております。あくまでもジュエリーとして楽しんで、必要な時に手放してお金に替えることができると考えてください。

金・シルバー・プラチナ!貴金属に投資する際の注意点

前述のとおり、金・シルバー・プラチナを投資先として選択するとさまざまなメリットがありますが、投資する際に注意点もあります。ここでは金・シルバー・プラチナに投資する際に知っておきたい2つの注意点をご紹介しましょう。

盗難、紛失のリスクがある

金・シルバー・プラチナの現物に投資し自己で保管する場合、盗難や紛失のリスクがあります「純金積立」で購入した金は金融機関などで保管してもらえるとご紹介しましたが、純金バーなどの形で引き出して、自己で保有することも可能な商品もあります。

自己保管する場合は金融機関の貸金庫に預けるなど、万全なセキュリティ対策をしましょう。

利息や配当はない

銀行で貯金をすると、利息がつきます。株式や債券などの金融商品の中には配当金がある商品も多く、配当金目当てで金融商品を選択する人もいるほどです。

しかし、金関連の金融商品は利息や配当はつきません。

金・シルバー・プラチナ投資のためにジュエリーを購入するなら「オールジュエリー」

投資目的で金・シルバー・プラチナのジュエリーを購入たいと思っても、どこで購入したらよいか迷ってしまう人もいるでしょう。そのような方は、ジュエリー専門のネットショップ「オールジュエリー」をご覧ください。

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高品質ジュエリーをお得に購入できる理由

オールジュエリーは実店舗を持たないネットショップのため、店舗の賃料や人件費など実店舗にかかるコストを大幅にカットしています。そのため、質が高く高価な金・シルバー・プラチナのジュエリーを安価に提供することができます。

オールジュエリーの豊富な品揃え

オールジュエリーでは、海外輸入品から国産ジュエリーまで約8,000点の商品を取り扱っています。投資目的でなくても多種多様なジュエリーを見ることができますので、好みに合うジュエリーを見つけられるでしょう。

なお、投資向けとしておすすめしたいのは重量があるロケットペンダントです。

金・シルバー・プラチナへの投資を検討するならまずは手軽にジュエリーから

金・シルバー・プラチナに投資する魅力と投資方法・注意点についてご紹介してきました。「投資」と聞くと敷居が高く感じる人も、ジュエリーを購入する形での投資なら手軽に始められそうですよね。金・シルバー・プラチナへの投資の入り口としてジュエリーを選択してみませんか。気軽に購入ができるジュエリーで、もしものときの資産として金やシルバー、プラチナを持っておくとよいでしょう。