宝石の代表的なブランドは？世界的に有名なブランドを紹介
世界には宝石で有名な、代表的なブランドというものがいくつか存在します。また日本にも有名なブランドがあります。ブランドのジュエリーは、高い品質とデザイン性を誇り、長年にわたり愛され続けられています。本記事では、世界と日本の代表的なブランドをご紹介します。
世界的に有名な宝石のブランド
世界には多くの人々を魅了する「5大ジュエラー」が存在します。それが「カルティエ」「ティファニー」「ブルガリ」「ヴァンクリーフ＆アーペル」「ハリー・ウィンストン」です。ここでは、この5大ブランドについてご紹介します。
カルティエ
カルティエはフランスで誕生した高級宝飾ブランドです。「王の宝石商」とも称されるほどの名門ブランドとして世界中の人々に愛されています。1847年にパリで誕生し、1939年までに15ヶ国で王室御用達の勅許状を拝命しており、ハイジュエラーとしての地位を確かなものにしました。また世界で初めて「プラチナ」を使ったジュエリーを誕生させたブランドとしても知られています。
ブランドを代表するアイテムには「トリニティリング」「サントスウォッチ」などがあります。トリニティリングは、3つのリングと3色のゴールドの調和がとれたデザインのリングです。年齢問わずに着用できるデザインから、多くの人を魅了しています。
また豹（パンテール）をデザインしたジュエリーも有名です。1914年の誕生以来、カルティエのシンボルとしてさまざまなデザインが誕生しました。
ティファニー
ティファニーは1837年にアメリカで誕生したブランドです。幅広い品質と価格帯の商品を取り扱っているため、自身の予算に合わせたアイテムを見つけやすいでしょう。同社のカンパニーカラーは「ティファニー・ブルー」と呼ばれて親しまれています。また映画や小説のモチーフになっていることから、知名度の高いブランドでもあります。
ティファニーは1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーが、友人のジョン・ヤングとともにオープンさせました。当初は文房具や装飾品を取り扱っていましたが、19世紀半ばから宝飾店へ舵を切ります。そして次々と高級宝飾品を生み出しました。1987年にはニューヨーク証券取引所に上場します。そして宝飾品だけでなく、香水や男性用ジュエリーなど幅広い商品の展開を始めました。
ブランドを代表するアイテムには「オープンハートネックレス」が挙げられます。誕生以来、安定した人気を誇っています。またシンプルなデザインのものも多く、どんなファッションにも合うデザインのものが多いのが特徴です。
ブルガリ
ブルガリは1884年にイタリアのローマで創業した高級宝飾品ブランドです。もともとは宝飾店として開業しましたが、1977年から時計の製造も始めました。そして2000年代以降は、香水、メガネフレーム、レザーアイテムなども取り扱っています。独自のスタイルと卓越した職人の力によって、モダンイタリアンジュエリーの礎と呼ばれるようになります。
代表的なジュエリーには、大胆なカラーとローマへのオマージュを取り入れたモチーフデザインがあります。「ブルガリスタイル」と呼ばれるデザインには、ローマ神話に登場する蛇をモチーフにした「セルペンティ」などがあります。鮮やかなカラーストーンと類を見ないデザインは、ブルガリならではといえるでしょう。
また代表作である「グリフ」は、クラシックかつ洗練されたデザインが特徴です。シンプルでありながらも上質な素材とエレガンスさを備えたデザインは、一生のもののジュエリーにもふさわしいといえます。
ヴァンクリーフ＆アーペル
ヴァンクリーフ＆アーペルは、フランスに本店を持つ高級ブランドです。宝石、時計、香水を取り扱っているハイジュエラーとして日本でも人気があります。芸術性が高く、世界中の王族やセレブに愛されています。また婚約指輪・結婚指輪を購入する際に選ばれることの多いブランドです。
ヴァンクリーフ＆アーペルは、アールデコ様式のデザインを多く取り入れているのが特徴です。「愛」「美」「夢」をテーマに掲げており、花、妖精、リボンなど、ロマンチックなものをモチーフにした作品も多いです。
代表作として挙げられるのが、四葉のクローバーがモチーフになった「ペルレクローバーコレクション」です。幸運のシンボルとして知られる四葉のクローバーを、ゴージャスな雰囲気に落としこんでいる人気のデザインです。モチーフの中央には、上質なストーンがはめこまれており、美しい輝きを放ちます。ネックレス、ブレスレット、リングなど、さまざまなデザインが展開されています。
ハリー・ウィンストン
ハリー・ウィンストンは、1920年に創業したアメリカのブランドです。宝石商の息子であったハリー・ウィンストンが、1920年にプレミア・ダイヤモンド社を立ち上げたことによって始まりました。最高品質のダイヤモンドを使ったジュエリーを取り扱っており、世界中のセレブに愛されていることから「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれています。
ハリー・ウィンストンは、最高級のダイヤモンドをいかに美しく見せるかということを大切にしています。ダイヤモンドの輝きを最大限に活かすようなデザインが採用されており、さらに一流の職人によって丁寧にセッティングされています。
ハリー・ウィンストンの特徴ともいえるのが、「ウィンストニアン・スタイル」と呼ばれている独自の技術です。宝石と宝石の間を細いプラチナのワイヤーでつないで地金の使用を抑えることで、宝石だけがちりばめられているかのような豪華なジュエリーを生み出しました。
代表作といえるのが「クラシックリング」です。エメラルドカットが施されたダイヤモンドを中央に配置し、テーパードカットが施された2個のサイドストーンが置かれたデザインです。世代を問わず愛されるデザインで、一生もののジュエリーといえるでしょう。
日本が誇る有名ブランド
日本にも世界に誇れる有名ブランドがあります。ここでは「ミキモト」「NIWAKA」「TASAKI」の3つのブランドをご紹介します。
ミキモト
ミキモトは、1899年に創業したジュエリーブランドです。養殖の真珠を主としたブランドで、世界で初めて真珠の養殖に成功しました。国内外の皇室・王室御用達のブランドとして確固たる地位を築いています。海外での販売も積極的に行っており、「ミキモト・パール」の名前は世界中で知られています。
ミキモトのジュエリーは厳選された最高品質のアコヤ真珠をメインにしているのが特徴です。ミキモト・パールと名付けられた真珠は、色や形だけでなく、表面のなめらかさや光沢、真珠層の厚みなどを独自の評価基準に照らし合わせ、厳格に選び抜かれています。
またパールだけでなくダイヤモンドの評価も高く、高品質なジュエリーを取り扱っています。
NIWAKA
NIWAKAは1983年に誕生したジュエリーブランドです。近年では、ハリウッドセレブも着用したことから世界的に有名となりました。京都市に本社を置いており、コレクションには、日本や京都などを連想させる名前が付けられているのも特徴です。ブランド名の「NIWAKA」は、「人」と「我」から成り立っている「俄」に由来するとされています。全国に直営店舗があるほか、取扱店も数十店舗展開しています。
NIWAKAのジュエリーは、一つひとつが職人による高い技術によって生み出されています。日本の自然豊かな風土、四季、様式美を伝える建造物や伝統的な装飾など「日本の美」をモチーフにしています。例えば、京都の祇園祭に着想を得た「京ノ祭」では、鬼や鳳凰、菊などがモチーフとなっています。
TASAKI
TASAKIは、1954年に田﨑俊作によって創業されたジュエリーブランドです。真珠の加工販売を主としており、品質・技術共に世界トップレベルとされています。国内ではミキモトと肩を並べる有名ブランドです。
TASAKIのジュエリーは、モダンで斬新なデザインのものが多いのが特徴です。アコヤ真珠を中心にさまざまな真珠を取り扱っています。またダイヤモンドにもこだわりがあります。TASAKIは、世界最大手のダイヤモンド原石供給元の「デビアスグループ」から、原石を直接取引できる「サイドホルダー」の資格を持っています。このサイドホルダーの資格を持っているのは日本でTASAKIのみです。またTASAKIは紛争のない平和な国から産出されたダイヤモンドのみを取り扱っているのも特徴です。
ブランドの宝石を選ぶメリット
ブランドで宝石を選ぶメリットとしては「品質やサービスに対する安心感」が挙げられます。製品に対する品質には絶対的な自信を持っており、製品によっては鑑定書が付くため安心して購入できます。いついかなる時でも一定水準以上の商品とサービスを受けられるというのは大きなメリットでしょう。
またブランド品の場合、基本的にはアフターケアもしっかりしています。修理対応はいつでも受け付けてもらえますし、サイズ直しを依頼できるケースもあります。また全国に店舗があるため、引っ越しをしたとしても相談しやすいのはメリットでしょう。
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宝石の有名ブランドを知ろう
宝石を取り扱うブランドの中には、世界的に知名度の高い「ハイジュエラー」と呼ばれる有名ブランドがあります。こうしたブランドの製品は、品質とサービスが担保されており、いつ購入してもクオリティの高いものが手に入れられる安心感があります。さらにアフターサービスが充実しているブランドも多いため、サイズ直しや修理対応などをいつでも受け付けてもらえるのも大きなメリットでしょう。ブランドにはそれぞれ独自の世界観があり、代表的な製品も多く誕生しています。ぜひ自分が気に入ったブランドで、お気に入りのジュエリーを見つけてみてはいかがでしょうか。