ジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)とは?

ジュエリーはその神秘的な輝きで古くから人々を魅了してきました。その魅力ある輝きの色が、光によって変わるジュエリーがあることをご存知でしょうか。その神秘的な現象は、ジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)と呼ばれています。

ここではジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)について、ご紹介します。

ジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)とは?

ジュエリーに異なる光を当てるとがらりと色が変わる現象のことを、ジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)といいます。

タンザナイトやサファイヤなども、見る角度によって色が変わって見えたり、色の濃淡が変わって見えたりしますが、これは多色性といわれるタイプです。多色性のものは、基本的に同系色の中で移り変わります。

今回はご説明するのは、多色性のタイプのものではなく、光源の違いによって色が変わって見えるカラーチェンジ(変色効果)のタイプのものです。カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーは、色相環の反対側にある色、いわゆる「補色」への変化をするものが多いとされています。例えば、太陽光や蛍光灯の下ではブルー系のものが、白熱灯やろうそくの光の下では赤色に見えるなど、大きく色味を変えるものです。

このように、昼と夜とで表情を変えるジュエリーの魅力的な現象は、18世紀頃から知られていました。19世紀になってアレキサンドライトがロシアで発見されたことにより、一躍有名になったといわれております。

ジュエリーのカラーチェンジ(変色効果)は白熱灯があれば、簡単に見ることができます。白熱灯とはフィラメントが入っているタイプの電球であり、いわゆる豆電球もこのタイプです。ただし、昨今、普及しているLED電球では光の成分が違うため、カラーチェンジ(変色効果)が起こりにくいとされています。

カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーを持つメリット

では、この魅力的で神秘的なカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーを持つメリットを見ていきましょう。

2つの色味を楽しめる

昼と夜とでその表情を変える神秘的なジュエリー。明るい昼の光の中での色味と、夜のロマンティックな明かりの中でその煌めきをガラリと変えるカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーは、1つ持っているだけで2つの色味を楽しむことができます

同じジュエリーをつけていても、自然光や照明によってその色を変えられるというのは、ジュエリーを2つ持っているようなお得感もあり、印象を大きく変えられるワクワク感を楽しめるでしょう

また、カラーチェンジ(変色効果)の程度は、個々の石によって大きく異なります。じっくり自分好みのジュエリーを選ぶことにより、唯一無二の自分だけのジュエリーを持つことができます。

話題にしやすい

一緒に街歩きを楽しんでいた友人の指先や首元に煌めくジュエリーが、ふと立ち寄った雰囲気のあるカフェの中では違う色をまとっていたら?その神秘的な変化を目にすれば、誰しもが驚きを隠すことができず、いろいろ聞いてしまうことでしょう。

たくさんの物語をもつカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーは、話題にしやすく、楽しい会話をもたらすはずです

カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーの例

数あるジュエリーの中でも最古の歴史を持つエメラルドは、エジプトの鉱山で紀元前500年頃から産出されていた、といわれております。先ほど述べたように、カラーチェンジ(変色効果)のあるアレキサンドライトは、1830年に発見されました。

このように、長いジュエリーの歴史の中でもカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーの歴史はまだまだ浅く、あまり知られていないものも多いようです。

ここではカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーを7つご紹介いたします。

アレキサンドライト

アレキサンドライトは、カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーとして、最も有名なものです。太陽光・蛍光灯の下では青緑色、白熱灯・ろうそくの光の下では、艶やかな赤色へと変化します

アレキサンドライトは、世界三大希少石の一つとされており、美しさはもちろんのこと、耐久性も兼ねそろえたジュエリーです。アレキサンドライトのようにカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーのことを、アレキタイプと呼ぶこともあります。

発見当初、その青緑の色からエメラルドであると考えられていました。しかし、夜にろうそくの下で照らしたところ、その色を赤く変化させたのです。こうした鮮やかな色合いと劇的な色の変化を見せたことで、その珍しさから当時のロシア皇帝ニコライ一世に献上されました。そして、献上された日が皇太子のアレクサンドル二世の誕生日であったため、その名が命名されたといわれております(即位日であるという説もあります)。

価値が高いとされているロシア産のものは、生産量も少なく、昨今、ほとんど見ることはできません。現在は、ブラジルで良い品質のものが多く産出され、透明度が高いものが良いとされています。高い透明度は深い煌めきをもたらし、白熱灯を当てた時に、より赤に近いカラーチェンジ(変色効果)をするものは、値段も非常に高くなります。

カラーチェンジガーネット

ガーネットは1つのジュエリーとしての名前ではなく、よく似た化学成分を持つ鉱物のグループの名前です。そのグループは、アルミニウムを含むパイラルスパイト系とカルシウムを含むウグランダイト系と、大きく2つに分けることができます。カラーチェンジガーネットは、アルミニウムを含むパイラススパイト系に分類されます。

カラーチェンジガーネットは、1987年に、タンザニアのウンバ川流域で発見されました。太陽光・蛍光灯の下ではエメラルドグリーン、白熱灯・ろうそくの光の下では赤色系に変わりますまるでアレキサンドライトのような特性を持つことから、瞬く間に愛好家たちの人気を集めました。

また1990年後半、マダガスカル南部のベキリーでもカラーチェンジガーネットが発見されたのです。ベキリーで採れるカラーチェンジガーネットは、太陽光・蛍光灯の下では青く輝き、白熱灯・ろうそくの光の下ではラズベリーのような色に変わります。残念ながら、この鉱山は既に枯渇したと言われており、ベキリー産のカラーチェンジガーネットは、近年その希少性がますます顕著です。

カラーチェンジガーネットの産地は、先に述べたタンザニア、マダガスカルの他、インド、スリランカ、ブラジルなどと多岐にわたっています。

カラーチェンジサファイア

深い煌めきを持つブルーが印象的なサファイアですが、実はルビーと同じコランダムという鉱物であることはよく知られています。純粋なコランダム自体は無色透明であり、クロムイオンが混ざることにより赤く発色したものがルビーです。そして、その他の色のものは、すべてサファイアと呼ばれています。

サファイアのカラーバリエーションは、まるで万華鏡の中のようです。青く輝くものはよく知られているようにブルーサファイアと呼ばれ、その他の色のものはファンシーサファイアに分類されます。

その中でもごく稀にカラーチェンジ(変色効果)をするものがあり、そのジュエリーがカラーチェンジサファイアと呼ばれるのですもともとのカラーバリエーションが豊富なサファイアなので、カラーチェンジ(変色効果)も多岐にわたります。青系から紫系、はたまた紫系から赤系、緑褐色から赤褐色へ変化するものもあります

カラーチェンジサファイアの産地は、タンザニアやスリランカがよく知られています。

カラーチェンジフローライト

フローライトは、和名を蛍石といいます。加熱すると発光し、割れて弾ける性質を持つため、光りながら弾け飛ぶ様が蛍のようであると、その名が付けられました。

豊富なカラーバリエーションがあり、また1つの石の中に複数の色があるパーティカラーや、内部に色帯と呼ばれる濃い色の帯と薄い色の帯が見られるのも魅力の1つです。インドや中国で採掘されたものからは、ブラックライトを当てると発光する蛍光現象を持つものもあります。

モース硬度は4と柔らかいため、身につけるジュエリーとしての利用よりも、自然の形の美しさを楽しむ標本や、複雑なカットや彫刻を施して観賞用とされることの方が多いようです。

このフローライトの中にも、カラーチェンジ(変色効果)を持つものがあります。太陽光・蛍光灯の下ではブルー、白熱灯・ろうそくの光の下では、紫やピンク、または赤に輝きます

フローライト自体は中国、イギリス、アメリカ、イタリア、ドイツ、ナミビア、スイス、ポーランドなど世界中で採掘されており、価格もさほど高価なものではありません。しかし、ブラックライトで輝く蛍光性を持つフローライトや、カラーチェンジ(変色効果)を持つカラーチェンジフローライトは、採掘量も低く大変希少なものとなっています。

カラーチェンジアメシスト

洋の東西を問わず高貴な色とされる紫。その高貴な色であるアメシストは、昔から世界各地で位の高い人が身に着けていました。和名は紫水晶といわれるように、水晶の一種であり、また水晶の中でもっとも高価なものとされています。

このアメシストの中にも稀にカラーチェンジ(変色効果)を持つものがあります。それがブラジルやウルグアイ、ミャンマーで採れるアメシストです。特にブラジルのカシャライで採れるカラーチェンジ(変色効果)があるカラーチェンジアメシストが、もっとも良質とされています。太陽光・蛍光灯の下では高貴な紫、夜の白熱灯・ろうそくの光の下では赤紫やピンクに色を変えます

カシャライ鉱山はすでに閉山しており、市場にはなかなか出てこない希少品です。

カラーチェンジスピネル

スピネルは、古くから人々に愛されてきたジュエリーです。しかし、その歴史を正確に振り返るのは難しく、長い間、人々はスピネルとルビーを混同してきました。

前述したとおり、ルビーはコランダムという鉱物にクロムイオンが混ざることにより、赤く発色したものです。スピネルはルビーと同じ漂砂鉱床で採掘され、またルビーと同じクロムイオンに由来する深い赤と、モース硬度7.5から8という硬い性質を持つため、1783年まで同じ鉱物と思われていました。そのため、現在では、ロシアやバチカン、イギリスの王家のジュエリーコレクションの中にスピネルは多く収蔵されています。

コバルトを含有するスピネルこそが、カラーチェンジスピネルです。スリランカで採れるスピネルの中には、太陽光・蛍光灯の下ではコバルトブルーの輝きを見せ、白熱灯・ろうそくの光の下では、すみれ色に変化しますこのカラーチェンジ(変色効果)をもつスピネルは、とても希少で大変高価なものとなっています。

ストロングブルー 

ダイヤモンドにも色が変わるものがあるのをご存知でしょうか。こちらは一般的なカラーチェンジ(変色効果)とは違い、紫外線やX線に当たると神秘的な青い光を放ちますこれは、ダイヤモンドの蛍光性によるものです。

米国宝石学会(GIA)の発行するダイヤモンドの鑑定書(GIAグレーディングレポート)にも「蛍光性」という項目がありますが、この現象を知る人は意外にも少ないものです。GIAは、ダイヤモンドの品質評価基準である4Cを考案した研究教育機関です。4Cはダイヤモンドの品質を表現するものですが、GIAでは蛍光性(Flourescence)はダイヤモンドを識別する特徴の一つとしており、ダイヤモンドを区別するための追加情報として扱っています。

GIAグレーディングレポートは蛍光の強さを以下のように表現しています。

  • None (なし)
  • Faint (弱い)
  • Medium (中程度)
  • Strong (強い)
  • Very Strong (とても強い)

ミディアム以上の蛍光を持つものは、その蛍光の色が鑑定書に記載されます。ここでご紹介しているStrong Blueや、まれにStrong YellowやStrong Greenなどもあります。GIAによれば、蛍光性のあるダイヤモンドは26,000件以上のダイヤモンドのうち、約25%から35%に認められ、そのうちミディアム以上の蛍光を持つものは10%と非常に稀だそうです。

私たちの周りを見渡せば、意外にもブラックライトは身近に存在します。遊園地のアトラクションやクラブやボーリング場などで、着ている白い服が青く光って驚いた経験があるのではないでしょうか。それは、ブラックライトの放つ紫外線と服の中に含まれる蛍光物質が反応しておこる現象です。ブラックライトの下ででこそ、ストロングブルーの青い神秘の光はその個性を発揮します。

カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーを賢く購入するなら「オールジュエリー」

ここまでカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーをご紹介してきました。

魅力あるカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーに触れてみたいと思われたなら、ぜひオールジュエリーをご利用ください。オールジュエリーでは、海外直輸入から国産ジュエリーまで約8,000点のジュエリーをオンラインで取り扱っています

これまでご紹介したとおり、カラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーに共通するのはその希少性です。そのため実店舗を構える宝飾店に行ったとしても、なかなか出会えることは難しいでしょう。オールジュエリーでは、アレキサンドライトやストロングブルーなどの希少なジュエリーも取り揃えています

時間にとらわれることなく好きな時に、ジュエリーを比較し自分好みのカラーチェンジ(変色効果)のあるジュエリーを選ぶことができます。ぜひ一度サイトをご覧ください。

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