般若心経ネックレスの良さって何?どんな人におすすめ?

2020-11-30

何かと不安が絶えないこのご時世、心の安らぎを求めている人も多いことでしょう。良くないことが起きるのではないか、失敗したらどうしようと心が押しつぶされそうな時は、般若心経の「空の思想」に触れてみませんか。この世のさまざまな苦しみは自分の外から押し寄せてくるものではなく、自分自身の執着から生まれるものだ、という教えです。心配事に執着しすぎている自分を見直し、心をリフレッシュさせてあげれば、案外良い解決策が浮かんでくるかもしれませんね。

数珠に般若心経が刻まれているものをよく見かけますが、ネックレスにも般若心経を刻んだものがあることをご存じですか。いつもお守りのように身につけておけますし、精密なデザインのネックレスはファッションとしても魅力的です。今回は、般若心経ネックレスについてご紹介いたします。

般若心経ネックレスとは?

ペンダントトップなどに般若心経が刻まれたネックレスです。般若心経は法要などでもよく読まれるため、比較的多くの方に馴染みのあるお経かと思います。「はんにゃーはーらー……」というフレーズを耳にしたことはあっても、詳しい意味までは知らないという人もいるでしょう。簡単に意味をご紹介します。

そもそも般若心経とは?

「般若心経」は正式には「般若波羅蜜多心経」と呼ばれる仏教の経典で、大乗仏教の「空の思想」が説かれているのが特徴的です。「般若」は「自分の智慧(知恵)」、「波羅」は「彼岸、悟りの境地」、「蜜多」は「至る」、「心」は「大事なもの、エッセンス」を表わすので、自分で考えて悟りの境地に至るための大切な教え、という意味になります。

原書は、西遊記で有名な三蔵法師(玄奘)がインドから持ち帰り漢訳した「大般若経」とされ、全文は600巻ほどにのぼります。そのエッセンスをわずか300文字弱に凝縮したものが般若心経なのです。内容は、観音菩薩がお釈迦様の弟子であるシャーリプトラに教えを説く対話形式となっていて、「苦しみ」を含めあらゆるものに実体は無いという「空の思想」が説かれています。実体のない「苦しみ」は取り除けるものではなく、実体がないという認識を持てるように修行をすることで、恐れのない安らかな境地に至れますよ、というものです。

かみくだいて説明すると、「苦しみ」は物事に執着したり思い通りにしようするから感じてしまうので、自分自身の考え方や心の持ち方を改めてみましょう、ということですね。

般若心経ネックレスはどのようなネックレス?

般若心経ネックレスは、厄除けやお守りとして身につける人も多く、お仏像が描かれたものもあります。いつも身につけて般若心経の教えを心に留めておくことでき、ご利益がありそうですね。

また、300字弱の漢字が小さなアクセサリーに刻み込まれているわけですから、精巧なデザインも魅力的です。素材はゴールド、シルバー、プラチナといった金属、水晶やオニキスといったストーンなど様々で、色や形状も多様なものがありますから、自分に合ったお気に入りのものが見つかりそうです。

般若心経ネックレス、どんな人におすすめ?

熱心な仏教徒の人だけしか身につけないものかというと、そういうわけではありません。般若心経ネックレスをおすすめしたい人やシチュエーションをご紹介します。

信心深い方

信心深い方だと、日頃から読経や写経をしている人や、般若心経が刻まれた数珠を使っているという人もいらっしゃるでしょう。ネックレスもいつも身につけておくことができるので、般若心経を心に留めておきたい人にはおすすめです。

また日本では古来からの「八百万の神」の概念が根付いている影響もあり、熱心に特定の宗教を信仰しているわけではないけれど、神仏を大切に思う心があるという人も多いです。何かお守りになるものを持ちたいという場合に、比較的宗派を超えて有名な般若心経が刻まれたものは持ちやすいかと思います。ネックレスならさりげなく身につけられますので、気軽に持ててよいのではないでしょうか。

亡くなった方の供養をしたい方

宗派によって異なりますが、般若心経はお葬式や法要など、亡くなった方の供養のために読まれることも多いです。諸説ありますが、お葬式では「祈祷」のために、初七日や四十九日といった法要や日々の供養では「回向(えこう)」のために読まれるとされています。「祈祷」は、僧侶がお釈迦さまに故人へのご加護を祈るためのもので、故人の安らかな旅立ちを願ってお経が唱えられます。「回向」は、遺された人が故人のために行うもので、お経を唱えることで自分が積んだ功徳を、故人へ回し向けるというものです。

亡くなった方の冥福を祈りたい人や、故人とのつながりを大事にしたい人に、いつも身につけておける般若心経ネックレスはおすすめです。

ちょっと変わったネックレスが欲しい方

300字弱の漢字が刻まれた精巧な般若心経ネックレスは、デザイン的にも普通のネックレスにはない味があります。そのため、ちょっと変わったネックレスが欲しいという人にもおすすめです。

例えば和柄の洋服を着るときなどに、漢字の刻まれたネックレスはぴったりなのではないでしょうか。華やかすぎることもないので、こだわりの服装を邪魔しません。洋風のネックレスには出せない良さのある般若心経ネックレスを取り入れて、自分らしいファッションを楽しんでみてください。

外国人の方へのプレゼントやみやげ物として

日本やアジア特有の文化はたくさんありますが、その中でも「漢字」に興味があるという外国人の方は多いようです。漢字の独特な形状に魅力を感じるそうで、漢字の入った服やアクセサリーはオシャレでかっこいいと、海外でも人気のアイテムです。そのため、般若心経ネックレスは外国人の方へのプレゼントやみやげ物としてもおすすめです。

また緻密でこだわりのある製品も、日本らしいプレゼントやみやげ物として重宝される傾向がありますので、精巧にたくさんの漢字が刻まれたネックレスを渡せば、きっと喜んでもらえるはずです。仏教や宗教に興味がある人や絵が好きな人には、お仏像が描かれているデザインのものにすると、より喜ばれるでしょう。

般若心経ネックレスを購入する際の注意点

ネックレスは使用時に直接肌に当たる場合が多いアクセサリーなので、金属アレルギーがある人はアレルギーが出にくい素材のものを選ぶ必要があります。またプレゼントとして購入する際には、仏教の中でも般若心経を使わない宗派もありますので、相手の信仰している宗教、宗派を確認しておいたほうがよさそうです。

般若心経ネックレスを購入する際に注意が必要な場合として、金属アレルギーに関することと、仏教の宗派に関することを解説いたします。

金属アレルギーの方は素材に注意

金属のアクセサリーをしていて、赤く腫れたりや痒みを感じたりする場合、金属アレルギーの可能性があります。布やストーンなど他の素材のアクセサリーならアレルギーを気にする必要はないですが、バリエーションが少なく好みのデザインが見つからないことも多いです。そのため、アレルギー反応が起こりにくい金属を知っておくと、選べるアクセサリーの幅が広がりおしゃれを楽しめます。

 

アレルギー反応が起こるのは、金属に汗などが付着して反応することが引き金となっていると考えられています。汗などによって微量に溶けだした金属成分がイオン化し、体のタンパク質と結びつくことで、別のタンパク質(アレルゲン)が出来てしまいます。これが体内に入り込むことで免疫機能に異物とみなされ、アレルギー反応が起こってしまうので、イオン化しやすい金属ほどアレルギーが起きやすいのです。イオン化しにくい、すなわちアレルギーが起こりにくい金属として代表的なものは、ゴールド、シルバー、プラチナ、チタンやステンレスが挙げられますので、金属アレルギーの人はこれらの素材のものを選ぶと安心です。ただし、割金に他の金属が使用されている場合があり、アレルギーの症状が出てしまうことがあるので注意しましょう。

例えばゴールド(金)の場合、K24と表記される純金ならばアレルギーになることはほとんどないとされています。しかしK18ならば24分の18、すなわち75%は金ですが、残りの25パーセントは強度や加工しやすさの調整に別の金属(割金)が使われています。この割金にパラジウムや銅など、アレルギー反応が起こりやすい金属が使われていることも少なくありません。

また、メッキの商品の場合、メッキが剥がれると他の金属が出てきてしまいアレルギーが起こることもあるので注意が必要です。ネックレスの多くはチェーン部やペンダントトップ部で金属が使用されていますので、アレルギーの出にくい素材で気に入ったものが見つかるとよいですね。

プレゼントの場合、相手の宗派に注意

プレゼントにする場合は相手の人の宗教に気を配りましょう。前述の外国人の方に渡すような特別なシチュエーションを除き、仏教徒でない人には贈らないのが無難でしょう。

また、仏教の中でも「浄土真宗」と「日蓮宗」など般若心経を読まない宗派もありますので注意が必要です。「浄土真宗」では、厳しい修行等を行わなくても、阿弥陀仏に対して信心を持っていれば誰もが救済され極楽浄土に往生できるとされています。般若心経の教えは、修行を行うことで悟りの境地に辿り着くというものなので、言い換えると修行を行わなければ成仏できない、という捉え方ができます。そのため、修行は必要ないとする浄土真宗では読まれることがないのです。浄土真宗では「南無阿弥陀仏」を唱えますが、これも唱えることで極楽浄土に行けるというものではなく、阿弥陀仏を称え感謝を伝える言葉として唱えることが大切だとされています。

「日蓮宗」ではお釈迦様が説かれた「妙法蓮華経(法華経)」が最高の経典であるとされているので、他のお経が読まれることはありません。日蓮宗では「南無妙法蓮華経」を唱え、これは「妙法蓮華経の教えを信じます」という意味です。

このように、同じ仏教でも宗派によって般若心経に対する考え方は異なります。熱心な仏教徒だから喜ぶだろうと般若心経ネックレスを贈ったら、般若心経を読まない宗派だったということのないように、プレゼントしたい場合は宗派まで確認しておいたほうが良いでしょう。

オールジュエリーの般若心経ネックレス

般若心経の彫られたネックレスは様々なものがありますが、ジュエリーショップ「オールジュエリー」で購入できます。

オーダーメイドの受注生産のみ

オールジュエリーの般若心経ネックレスはオーダーメイドのため、デザインなどを選んでこだわりの一品を作ることができます。制作に3~4週間かかりますが、既製品ではなかなか出せない、精巧で美しい彫りで刻まれていますので、般若心経を大切に思う人にはぜひ検討してみてほしい品です。

デザインは2種類から選べる

デザインはロケットペンダント型とプレート型の2種類があります。

ロケットペンダント型のものは、ペンダントを開くと中に般若心経が彫られている形となっています。素材はゴールド(18金・14金)、シルバー、プラチナから選べ、さらにゴールドはイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドを選ぶこともできます。有料オプションで名前彫りや写真彫りも可能で、ロケットペンダントの外側と内側どちらでも入れられます。

プレート型のものはペンダントトップの片面に般若心経、反対の面にはお仏像が彫られています。

比較的お手軽価格な商品もあるので、普段使いのネックレスとして気軽に使うのもおすすめです。

ラッピングも可能

商品にもよりますが、オールジュエリーの基本の包装は、ホワイトのシンプルなボックスです。箱の上部が透明になった仕様で中に入っているアクセサリーがわかりやすく、自分で使う分には便利なのですが、プレゼントとして渡す場合は少し味気なく感じるかもしれません。プレゼントにしたい場合は無料のラッピングサービスをご利用ください。

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般若心経ネックレスを身につけてみませんか?

つける場面が限られそうな般若心経ネックレスですが、意外と様々なシチュエーションで身につけられる素敵なアイテムです。特にオールジュエリーの般若心経ネックレスは、オーダーメイドで細部までこだわって注文することができ、心のこもった一品になることと思います。

心の支えとして、ファッションとして、あるいは大切な人へのプレゼントとして、般若心経ネックレスを選んでみてはいかがでしょうか。