タングステンの指輪の選び方。タングステンのメリットとは
2020-12-23
皆さんは指輪を選ぶときにどのような基準でえらびますか?デザインやカラー、価格に、普段用か、プレゼント用かなど様々な基準で指輪を選ぶのではないでしょうか。たくさん種類があって迷ってしまうという人もいるかもしれません。そんなときには素材で選ぶのも一つの方法としておすすめです。
今回はタングステンというレアメタルで作られた指輪についてご紹介していきます。ぜひ指輪を選ぶ際の参考にしてみてください。
タングステンとは?
そもそもタングステンとはどのような金属なのでしょうか。アルミや鉄、金や銅などと違って、日常生活ではあまり聞いたことがないという方も多いでしょう。しかし、車や医療機器、電子部品など日常のあらゆるところでタングステンは使用されています。
タングステンはレアメタルの1種で、金や銀、プラチナなどの貴金属とは異なります。貴金属ではないのですが、近年では結婚指輪としてタングステンの指輪を購入する人も多く、注目されている金属です。
ではタングステンにはどのような特徴があるのでしょうか。3つあるので1つずつご紹介していきます。
まず1つ目は熱に強いということです。タングステンは金属の中で最も融点が高く、耐熱性に優れています。硬いとされている鉄が1,500度で溶けるのに対し、タングステンは3,380度で溶けます。
2つ目は非常に硬い金属であるということです。タングステン単体でも非常に硬い金属ですが、炭素と結びつき、「タングステンカーバイド」という物質になるとより硬くなります。鉱物の硬さをはかるモース硬度は一番硬いダイヤモンドが10であるのに対し、「タングステンカーバイド」は次いで9の硬さであるとされています。
3つ目は非常に重い金属であるということです。そもそもタングステンとはスウェーデン語で「重い石」という意味を指します。同じ量の他の金属と重さを比べると、鉄の2.5倍、鉛の1.7倍という重さです。
以上のことからタングステンは非常に熱に強く、硬く、重い丈夫な金属であるといえます。
タングステンの指輪を選ぶメリット
ではタングステンの指輪を選ぶメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。5つご紹介していきます。
金属アレルギーを起こしづらい
1つ目のタングステンの指輪を選ぶメリットは、金属アレルギーを起こしにくいという点です。
そもそも金属アレルギーのメカニズムはどのようなものなのでしょうか。指輪などのアクセサリーはその性質上、肌にずっと密着しているため汗によって金属イオンが溶け出します。その後、金属イオンが再結晶化し、金属ナノ粒子が発生します。白血球は傷などからばい菌が入ってきた場合に戦ってくれる体の防御機能ですが、この金属ナノ粒子にも白血球が攻撃を始めます。そうして身体がアレルギー反応を起こし、かゆみやかぶれなどの症状があらわれるといわれています。
タングステンはその点熱に強く、汗でイオン化しづらいという性質があるため、金属アレルギーを起こしにくいとされています。
硬いので傷がつきづらい
2つ目の特徴は硬いので傷がつきにくいという点です。特に指輪は日常的に身に着けるものであるため、大事に扱っていてもすぐにいろいろなところにぶつけてしまい、傷だらけになるということはよくあるでしょう。傷をつけたくないからといって、付けたり外したりするという人も多いのではないでしょうか。しかしそうすると大切な指輪を紛失してしまうというリスクが発生します。タングステンであれば非常に硬い金属なので日常生活の中で簡単に傷が付くような心配も少なく、安心してずっと身に着けていることができます。
また指輪は傷がついてしまうと光沢が失われます。しかしタングステンの指輪であれば硬くて傷が付きにくいため、傷によって光沢が失われるということもなく、いつまでも美しい輝きを保つことが可能です。
サビや変色を起こしづらい
3つ目のタングステンを指輪に選ぶメリットは錆びや変色を起こしにくいという点です。金や銀の場合は使用せずに引き出しにしまっておくだけでもサビたり変色したりします。そのため、使用しない場合でも定期的な手入れが必要です。
金属はイオン化することにより腐食を起こしますが、タングステンはイオン化しにくい金属のため、サビや変色を起こしづらい特徴を持ちます。使用していないときに引き出し等にしまっていてもサビないので特別なお手入れをこまめに行う必要がありません。長くお手入れをせずとも美しい光沢を保ってくれるのは、アクセサリーとして大きなメリットではないでしょうか。
カラーバリエーションが豊富
4つ目はタングステンの指輪はカラーバリエーションが豊富という点です。一般的に指輪でよく使われる金や銀、プラチナの色は銀色、金色、ピンクゴールドの3色しかありません。しかしタングステンの指輪であれば上記3つに加えて、青、緑、オレンジ、赤、黒のカラーバリエーションがあります。シルバーも燻しという手法によって黒味を出すことは可能ですが、その場合くすんだ黒になります。一方、タングステンであれば光沢感のある黒の指輪を作ることが可能です。シリコンやチタン、ステンレス等でも黒の指輪はありますが、中でもタングステンの黒は重量感があるため、高級に見えるという特徴があります。
指輪はアクセサリーとして身に着けるため、自分用であればその日の気分によってカラーを変えたいという場合もあるでしょう。タングステンの指輪であればカラーバリエーションが豊富なため、その日の気分に合わせてカラーを楽しむことが可能です。
加工可能で刻印も可能
かつてタングステンは硬く、弾力性があるため、加工が非常に難しい金属であると言われていました。しかし、近年の技術の進歩によって加工の難易度が下がったことにより、指輪などのアクセサリーとして一般的に出回るようになりました。
タングステンで指輪を作る際に二人の記念日やイニシャル、大切にしたい言葉などの刻印も可能です。また非常に硬いため、摩耗しにくく、文字や彫刻を長く楽しめるというのも特徴でしょう。「せっかく刻印して薄れてしまっては嫌だな」と思う方はタングステンで指輪を作って加工や刻印を楽しむのがおすすめです。
タングステンの指輪をおすすめするケース
ではどのような方にタングステンの指輪はおすすめなのでしょうか。
金属アレルギーの人が身につける場合
先述したようにタングステンは金属アレルギーを起こしにくい物質と言われています。特に指輪は肌に密着しているため、汗の影響を受けやすいアクセサリーです。タングステンの指輪であれば、金属アレルギーの人でも安心して身に着けることができるでしょう。他の金属の指輪を試して金属アレルギーを起こした経験のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
日常で身につける場合
家事や水仕事、また仕事でパソコンを使用したりと手先に付けている指輪は傷が付きやすいものです。特にプラチナであれば柔らかいため、傷が付きやすく、日々の手入れもかかせません。
その点、タングステンは非常に硬く、傷がつきにくいという特徴があります。そのため、結婚指輪など日常で身に着ける場合でもおすすめです。
ただタングステンの場合は指輪が抜けなくなってしまった場合に通常の指輪を切る工具では切れないことがあります。結婚指輪や、日常ずっと身に着けるために購入する場合は少し大き目のサイズを選ぶと安心でしょう。
手入れが面倒な場合
シルバーアクセサリーの場合はきれいに使い続けるために専用の液で洗ったり、布で磨いたりということが必要です。また傷が付きやすい作業をするときに外す手間も必要でしょう。
しかしタングステンは非常に丈夫なため、そのような手間は必要ありません。通常の使い方であれば特別なメンテナンスはしなくて良いでしょう。
ただホコリや汚れをつけたままにしておくと、当然ですが少しずつ汚れてきます。そのようなときは一旦外して水洗いをすると良いでしょう。特に汚れが気になる場合は中性洗剤で洗うこともできます。また消毒用アルコール等で拭いて汚れを取り除くのおおすすめです。
価格を抑えたい場合
タングステンは高級感のある光沢感で、高級に見えるという特徴があります。しかし他の貴金属の指輪と比べて比較的安価に購入することができます。最近では結婚指輪の価格を抑えて、その分を新婚旅行や新居購入の費用にあてたいというカップルも増えてきています。そのような人には結婚指輪としてもタングステンの指輪は適しているでしょう。シンプルでスタイリッシュなデザインなため、飽きのこないデザインのものが多く、海外では数年前にタングステンの指輪が流行したほどです。
低価格で購入できるので、カップルのペアリングや、自分用の普段使いのアクセサリーとしても良いのではないでしょうか。
豊富なデザインの中からタングステンの指輪を選ぶなら「オールジュエリー」
タングステンの指輪を購入したいときは「オールジュエリー」を利用してみませんか。国内産ジュエリーはもちろん、海外直輸入の物も数多く扱っており、その数は8,000点に及びます。
カラーバリエーションも豊富で定番のシルバーやゴールドはもちろん、タングステンのメリットである様々な色みのものをそろえております。ブルーやブラック、ピンクにイエローなどがあります。
リングの幅も、華奢なデザインが好きな方におすすめの1mm幅の物から、存在感のある6mm幅の物まで種類も豊富です。指輪のデザインは2列カットリングや、キュービックジルコニアがあしらわれた甲丸リングなどのシンプルなものから、2mm幅のタングステンカットリングと、サージカルステンレス(SUS316L)を組み合わせた2連リング、外側全周にクロスマークを刻印したデザインしたものなど様々なものをそろえております。
刻印が可能なものもあり、外側と内側から刻印する場所を選ぶことが可能です。結婚指輪や記念日の贈り物として日にちや名前を刻印することができます。
上部が透明になっている白のボックスでお届けしますので、引き出しなどに収入した場合でも中身を確認しやすく、もちろんプレゼント用のラッピングにも対応可能です。ラッピング代は無料で、包装紙もお好みの色を選択いただけます。
タングステン以外のジュエリーも幅広く取り揃えておりますので、まずはオールジュエリーでお好みのジュエリーをお探しください。
>>ジュエリーを探す<<
タングステンの指輪をつけてみませんか?
タングステンは安価で丈夫、そしてカラーバリエーションもとても豊富です。シンプルなものからおしゃれなデザインなもの、ペアリングまでその種類も様々なものがあります。タングステンの指輪はその性質上、直線的なデザインの物が多く、シンプルかつスタイリッシュなものが多いです。光沢も魅力的ですが、ヤスリで同方向に傷を入れる加工をしたヘアライン仕上げや、砂を吹き付けて細かい傷をつけた加工マット加工などのデザインも魅力的です。
他の貴金属の指輪と比べ、安価なため、若いカップルのペアリングに、普段使いに、そして安くてもデザインに優れ高級感があるので結婚指輪にもおすすめです。ぜひ指輪を選ぶ際に安くて、おしゃれで、金属アレルギーになりにくいタングステンの指輪を検討してみてください。
Posted by オールジュエリー メディアブログ編集部
関連記事
サージカルステンレスとは?おすすめアクセサリーを紹介
サージカルステンレスとは、ステンレスの中でもアレルギー性の低い素材です。変色が少 ...
ステンレスのピアスの特徴は?メリットや注意点は
ステンレスピアスは、金属アレルギー対応として人気があるアクセサリーです。また安価 ...
K10・K18の違いとは?選び方やどんな方におすすめなのかをご紹介
ゴールドのアクセサリーを選ぶ時に「K10」や「K18」という表示を目にした方も多 ...
金属アレルギーの人はアクセサリーは諦めるべき?金属アレルギーの人向けアクセサリーの選び方
金属アレルギーだからといってアクセサリーを身につけるのを諦めていませんか。そうだ ...
ゴールドメッキなら金属アレルギーの心配はない?
アクセサリーを付けたことによって金属が触れたところが赤く腫れあがったり、かゆみを ...