ロケットペンダントはシルバー素材もおすすめ!シルバーの特徴や雰囲気とは

ロケットペンダントの素材には、さまざまなものがあり、シルバーもその一つです。シルバーは、クールでシンプルな雰囲気を持っており、どんなファッションにも合わせやすいのが特徴です。また、年齢や性別問わずに身につけやすい色合いといえるでしょう。本記事では、シルバーの雰囲気や種類、メリット・デメリットなどをご紹介します。

シルバーとは

シルバーは、落ち着いたやわらかな光沢を持つ金属です。魔除けの効果があるとされており、古くから多くの宝飾品に用いられてきました。磨けばプラチナよりも強い輝きが出るとされています。加工しやすく、物質としての安定性が優れているのが特徴です。

純銀はやわらかいため、ジュエリーとして加工する際には、他の金属を混ぜたものが良く使われます。銅を混ぜたシルバー925などが良く用いられています。また、ロジウムコーティングを施されたシルバーは安価なため、ファーストジュエリーとして選ぶ方も多いです。

シルバーの歴史は古く、紀元前3000~4000年頃には、すでに加工されていたと考えられています。産出量が限られており、自然銀として採取されるケースが少なかったことから、希少性が高い金属として扱われていました。宝飾品としての利用だけでなく、シルバーを使った銀貨が用いられていたことから、昔から珍重されていたことが分かります。

ヨーロッパでは、需要に対して供給量が少なかったため、慢性的にシルバーが不足していたといわれています。しかし、その状況は新大陸発見によって大きく変わります。15~16世紀にかけては、現在の中南米付近で銀山が多く発見され、さらに製錬技術が発達したことで、シルバーの流通量は急激に増えることになります。

また、日本もかつては、世界有数の銀産出国でした。石見銀山、生野銀山、対馬銀山など、多くの銀山から銀が産出し、16~17世紀頃には有益な輸出品となっていました。

 

現在では、供給が落ち着いたことから金よりも安価になりましたが、資産価値そのものがなくなったわけではありません。宝飾品、食器、工業・化学分野など、多くの分野で活用されています。

シルバーの雰囲気

シルバーは涼し気な印象を持つ金属です。知的、クール、洗練されたという印象を与えるため、クールに決めたい時や知的な雰囲気を出したい時に向いているでしょう。またデニムなどシンプルな装いにも合わせやすいです。カジュアルコーデの邪魔をせず、さりげなくおしゃれな雰囲気を出すことができます。

シルバーの種類

シルバーは、金属の含有率によって種類が分けられています。ここでは、シルバーの種類をご紹介します。

シルバー999

シルバー999は、コマーシャルシルバー、トリプルナインとも呼ばれている種類です。銀の含有率が99.9%のシルバーを指します。シルバー999は、硬度が低く、重さもあるため、あまりアクセサリーには向いていませんが、使用しているブランドもあります。純銀に近く、やわらかく黒ずみやすいので、こまめなお手入れが必要です。

シルバー958

シルバー958は、シルバーが95.84%、銀と銅を4.16%配合した種類です。アンティークの銀製品などに良く使われているシルバーで、ブリタニアシルバーとも呼ばれています。17~18世紀頃には、シルバー925の代わりに使用されていた規格といわれています。現在でもハンドメイドなどで主に使われていますが、やわらかいため、加工には技術が必要です。

シルバー950

シルバー950は、シルバーが95%、銅など他の金属を5%配合されています。シルバーは純度が高すぎると非常にやわらかいため、アクセサリーに加工するのに向いていません。そのため、他の金属を配合することで強度を高めているのです。

シルバーは、叩いたり、曲げたり、伸ばしたりすると硬くなる「加工硬化」という特性があります。このため、シルバー950は手作業で仕上げる一点物のアクセサリーなどで人気の素材となっています。他の金属の割合が5%のため、シルバー独自の輝きはそのまま感じることができます。

シルバー925

シルバー925は、シルバーを92.5%、銅を7.5%混ぜた金属です。通称「スターリングシルバー」と呼ばれており、シルバーアクセサリーの中で、最も良く使われている種類です。銅の配合量が多いため強度があり、光沢が出るのが特徴です。鋳造に適しており、加工がしやすいため、多くのブランドアクセサリーにも使われています。

SV925、Silver925、SILVER925などの記載があれば、シルバー925になります。ただし、950に比べると配合されている銅の量が多くなるため、金属アレルギーを引き起こす可能性があることを知っておきましょう。

シルバー素材のメリット・デメリット

ここでは、シルバー素材のメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

シルバーは、ゴールドカラーに比べて輝きが控えめなため、クールでスタイリッシュな印象を与えてくれます。そのため、ロケットペンダントのような小さなアイテムでもアクセントになりやすいでしょう。

また、シルバーのアクセサリーは、ゴールドやプラチナなどと比較すると、お手頃な値段で購入できるものも多いです。シルバーの含有量によって価格帯は異なりますが、一般的にゴールドと比べて安価に購入できます。そのため、気軽に試すことができるでしょう。またデザインやストーンなどにこだわったとしても、プラチナなどと比較すると低価格で購入できるのも大きな魅力です。

さらに、シルバーには古来より、魔除けになる、月のパワーが宿るなどの言い伝えがあります。そのため、お守りのように身につけるのもおすすめです。ロケットペンダントは、大切な人やペットの写真を入れるものですから、シルバーの持つ言い伝えと相性が良いといえます。

デメリット

シルバーのデメリットとして挙げられるのが、手入れをしないと黒ずみが出てしまう点です。シルバーの黒ずみの一番の原因とされているのは「硫化」です。硫化は硫黄成分に反応し、銀が黒く変色してしまう現象のことです。汗や皮脂にはこの硫黄が混ざっているので、日常的に使用しているだけでも、変色を起こしてしまうのです。さらに、化粧品、洗剤、ゴム製品などにも硫黄分が含まれるものがあります。また、温泉に入る時も注意が必要です。硫黄分が含まれている硫化泉の温泉につけてしまうと、一気に黒ずんでしまう場合があります。そのため、入浴時は基本的にシルバーのアクセサリーは外しましょう。

また、空気も原因と考えられています。シルバーアクセサリーを密閉したケースに入れずに外に放置していると、空気中の硫黄分に反応し、変色してしまうこともあります。

さらに「塩化」も原因の一つです。塩素は硫黄と違ってあまりつきませんが、日常生活中の不注意でついてしまう場合もあります。例えば塩素系漂白剤など、塩素が入っている洗剤などに、アクセサリーが触れてしまうと変色してしまう可能性が高いです。この塩化が起こってしまうと、自分で行うお手入れでは落とすことはできません。そのため、洗剤などの薬品を使う作業をする時には、シルバーのアクセサリーは外しましょう。もし塩化してしまった場合は、自分で落とすことは難しいため、購入店舗に相談することをおすすめします。

ただし、これらのデメリットは、こまめにお手入れをすることで防ぐことができます。完全に黒ずんでしまう前にお手入れをすれば、汚れが落としやすいので、こまめにお手入れをすることをおすすめします。

シルバー素材のロケットペンダントがおすすめの人

シルバー素材のロケットペンダントは以下のような人におすすめといえます。

・シルバーの輝きが好きな人

・お手入れが苦じゃない人

・クールな雰囲気を出したい人

・カジュアルな服装が多い人

シルバー素材のロケットペンダントがおすすめの人は、シルバーの知的でクールな輝きが好きな人です。シルバーならではの輝きは、他の金属では出せないでしょう。また、やわらかな輝きのため、カジュアルな服装にも合わせやすいでしょう。さらりとロケットペンダントを身につけるだけでも、おしゃれな雰囲気を醸し出せます。

アレルギーは大丈夫?

シルバーアクセサリーは、他の金属を配合したものが多いため、金属アレルギーになりやすいといわれています。これは、金属アレルギーは、汗や皮脂によって微量の金属が溶け出し、それが体内に入り免疫が過剰に反応することで起こるといわれているためです。金属の溶け出しやすさは、イオン化傾向というもので表すことができます。シルバー自体のイオン化傾向は低いためアレルギーは起こしにくいのですが、配合されている金属によってアレルギーが起きてしまう場合があります。

そのため、金属アレルギーが気になる方は、シルバーの種類をチェックすることをおすすめします。例えば、ジュエリーに多く使われており、シルバーが92.5%使用されているシルバー925は、シルバーの割合が多いので、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。ただし、絶対に金属アレルギーが起きないわけではなく、割金として配合されている金属に対してアレルギー反応が出てしまうこともあります。

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シルバーのロケットペンダントについて知ろう!

シルバーはクールで知的な印象を与えてくれる金属の一つです。こまめにお手入れをすることで、シルバー独自の輝きをいつまでも保つことができます。カジュアルな服装にも合わせやすいので、日常的に身につけておきたいロケットペンダントの素材としても適しているでしょう。ぜひ、自分のお気に入りの素材で、ロケットペンダントを身につけてみてはいかがでしょうか。