カラーストーンジュエリーの選び方
色鮮やかで誕生石にも多くが指定されているカラーストーン。好きな色や似合う色、カラーストーンの石言葉などから好きなものを選んで身につけている方も多いことでしょう。
この記事では、さまざまな観点からなカラーストーンとそのジュエリーについて解説していきます。カラーストーンにはどのような宝石があるのか興味がある方、どのように選べば良いのか迷っている方は是非ご一読ください。
そもそもカラーストーンとは？
カラーストーンとは、英語のColor（色）とStone（石）を合わせた言葉です。直訳すると「色」の付いた「石」ですね。それでは、カラーストーンについて詳しく解説します。
カラーストーンとは
カラーストーンの多くは自然の中で年月を経て生み出された色の付いた天然石のことを指します。
長い年月を経たカラーストーンが自分の手元で輝いているのは、感動的ですね。地球の進化に思いをはせ、自然の恩恵を受けているという気持ちを抱くことでしょう。そういった背景があること、さらに美しい色が人を魅了してきました。
また、カラーストーンは古くから装飾品としてだけでなく、占いやおまじないなどでも用いられてきました。
カラーストーンの例
カラーストーンで有名なのはルビーやサファイアではないでしょうか。ルビーは赤みの強い紫色、サファイヤは紫がかった青色というイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、実は、ルビーもサファイアも同じ鉱物「コランダム」からできています。同じ鉱物であっても、混じる元素がわずかに異なるだけで、これだけ見た目が異なるのです。
おまじないなどで人気のカラーストーンはターコイズやロードナイトです。共にネイティブアメリカンが宗教的な儀式として使っていたカラーストーンです。ターコイズは美しい空を表す石として、特に神聖的なものとして扱われてきました。一方、ロードナイトは除霊や魔除けなどの宗教的な儀式で用いられたと伝承されてきました。
特に、ターコイズは、世界中で人工的につくった模造品が出回っているなど、とても人気があります。ファッションにもよく取り入れられていて、ターコイズを模した色柄の飾りボタンを付けた服などもよく見かけますね。「ターコイズブルー」という色名を耳にして、多くの人がその色を思い浮かべられるのではないでしょうか。
このように、多くの方が知っているようなもカラーストーンもあるのです。
カラーストーンジュエリーの魅力
これから、カラーストーンの魅力の中でも、ジュエリーとしての魅力についてご紹介します。
コーディネート全体に彩りを添えてくれる
カラーストーンの色は、コーディネート全体に彩りを添えてくれます。キラキラと光るジュエリーが目に入ったら、どうしてもじっと見てしまいますね。シンプルなコーディネートでも、光を放つカラーストーンジュエリーを身につければアクセントになり、ぐっとおしゃれ感がアップするでしょう。
差し色として使いやすい
さまざまな色のカラーストーンをうまく使えば、ファッションコーディネートの差し色になります。大ぶりのカラーストーンジュエリーを身につければ、存在感もアップ。複数のジュエリーを持っているのであれば、付け替えるだけで印象がガラッと変わります。身につけるだけなので、コーディネートの差し色として使いやすいですね。
色で印象を変えられる
赤い色のカラーストーンであれば、情熱的な色ですので、見る相手に強いインパクトを与えることができるでしょう。青い色のカラーストーンなら、落ち着いて知的な印象を与えられるのでしょう。紫色のカラーストーンであれば、ミステリアスな雰囲気をまとうことができますね。
色によって人に与える印象は異なりますので、さまざまな場面で使い分けると、言葉に表さなくても暗にメッセージを伝えることが可能です。色の持つイメージについては後述していますので、参考にしてください。
カラーストーンジュエリーの選び方
カラーストーンジュエリーを選ぼうと思っても、種類や色数が無数にあるため、1つだけ選ぶのはなかなか難しいですね。では、どうやってカラーストーンジュエリーを選べばいいでしょうか。カラーストーンジュエリーの選び方を5つの視点から紹介します。
好きな色で選ぶ
一番シンプルな選び方は、好きな色で選ぶ方法です。赤い色が好きなら、赤いカラーストーンジュエリーを選べばいいのです。
ただし、簡単なように思えますが、同じ赤い色でも明るい赤や深みのある赤、黄みがかった赤や青みがかった青など、実は無数にあります。赤色の中でも特にどのような赤色が好きなのかを考える良いきっかけになるでしょう。
誕生石で選ぶ
好きな色が複数あって選べないという方や、何か意味のあるカラーストーンジュエリーを身につけたいという方におすすめなのが、誕生石で選ぶ方法です。自分の誕生日の誕生石を選んでもいいですし、好きなアーティストやタレントなどの誕生石を選ぶのも楽しいでしょう。
ただし、誕生石に挙げられているカラーストーンジュエリーは国ごとに異なります。ここでは主な誕生石を紹介します。
【主な誕生石の名称と主な色】
- 1月の誕生石
ガーネット：やや褐色の赤色、暗い赤色や、黒色のほか、紫色も - 2月の誕生石
アメシスト：紫色（水晶の一種） - 3月の誕生石
アクアマリン：青色（濃淡あり）
コーラル（サンゴ）：赤色（桃色サンゴや紅サンゴなどの種類によって色が異なる）
ブラッドストーン：濃い緑色に赤い斑点 - 4月の誕生石
ダイヤモンド：無色透明
クオーツ（水晶）：無色透明（有色もある） - 5月の誕生石
エメラルド：透明感のある緑色
ジェイド（ヒスイ）：深い緑色（白色、黒色、赤色、黄色、薄紫色、橙色などもある） - 6月の誕生石
パール（真珠）：白色、クリーム色、黒色
ムーンストーン：半透明の白色、青色、緑色、ピンク色、緑色など
アレキサンドライト：光源により緑色から赤色に変化 - 7月の誕生石
ルビー：赤色
カーネリアン（紅ギョクズイ）：赤色、橙色 - 8月の誕生石
ペリドット・黄緑色
サードオニックス（紅シマメノウ）：赤みのある石に白色のしま模様 - 9月の誕生石
サファイア：青色が有名（ピンク色もある）
アイオライト：紫がかった青色
ラピスラズリ：紺色 - 10月の誕生石
オパール：水色ベースに赤色、青色、緑色が混じる
トルマリン：明るい青色が有名（無色〜黒色と豊富）
ローズクォーツ（紅水晶）：ピンク色 - 11月の誕生石
トパーズ：黄色、茶色、青色、白色
シトリン：黄色 - 12月の誕生石
ターコイズ（トルコ石）：青緑色
ラピスラズリ：紺色
ジルコン：青色、緑色、黄色、白色
タンザナイト：青色
石言葉で選ぶ
花言葉のように、カラーストーンには「石言葉」があります。カラーストーンの石言葉は、昔から受け継がれてきた意味を持つものもあれば、パワーストーンが流行した際に新たに作られたものもあります。
カラーストーンジュエリーをそのような石言葉から選ぶのもおすすめです。手元で輝くジュエリーを見る度、鏡を見る度にに石言葉を思い出すことができるため、普段心掛けたいことを石言葉にしている石のジュエリーを身につけるのも良いでしょう。
「石言葉」を持つ人気のカラーストーンの一部を紹介します。
- ターコイズ：強運
- アメジスト：心の平和
- トパーズ：希望
- ピンクオパール：愛される力
- シトリン：富と財産
自分を奮い立たせてくれたり、パワーアップさせてくれたりしそうな言葉ばかりですね。
服の色に合わせる
服の色に合わせてカラーストーンジュエリーを選ぶのもいいでしょう。今ある手持ちの服に合わせて選べば、失敗を少なくできそうです。
服の色に合わせてカラーストーンジュエリーを選ぶのにはいくつか方法があります。例えば、カラーコーディネートの知識を使って、各色を円形に並べた「色相環」を使ったテクニックを用いる方法です。
【カラーコーディネートの例】
- 同一色相配色：同じ色、近い色でまとまり感のある組み合わせ
青いカットソーに青色のサファイアのペンダントトップを付けたネックレス - 補色色相配色：色相環で補足といわれる対比効果のある組み合わせ
緑色のタートルネックに赤色のルビーを配置したピアス
服の色に合わせてカラーストーンジュエリーを選ぶ場合、似た色だけでなく、全く異なる色を合わせて見るのも面白いですね。手持ちの服を確認しながら、どんなカラーストーンジュエリーが合うのか検討してみましょう。
なりたいイメージで選ぶ
最後は、現状に合わせてカラーストーンジュエリーを選ぶのではなく「なりたいイメージ」でカラーストーンジュエリーを選ぶ方法です。なりたいイメージを連想するときには、カラーストーンジュエリーの持つ色のイメージを使うといいでしょう。
色の主なイメージを以下に挙げます。
【色の持つ主なイメージ】
- 白色：潔白、清楚、純粋
- 赤色：熱意、パワフル、エネルギッシュ
- 橙色：暖かい、おおらか
- 黄色：元気、明るさ、喜び
- 緑色：平和、ナチュラル
- 青色：冷静沈着、クール
- 紫色：神秘的、個性的
- ピンク色：可愛い、甘い、優しい
- 黒色：モダン、高級
上記はあくまで一例です。生活環境や個人の経験などによって色のイメージは異なる場合がありますので、そのイメージを見せたい相手に合わせると良いでしょう。
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カラーストーンジュエリーでおしゃれを楽しもう
カラーストーンジュエリーの魅力についてお伝えしてきました。
何色のカラーストーンジュエリーをどのようなアイテムで使うかイメージできましたでしょうか。色だけでなく、誕生石や石言葉などにもこだわって選んだジュエリーを身につけたら、毎日を楽しく過ごせそうですね。気になるカラーストーンを見つけたら、ぜひオールジュエリーで探してみてください。