4月の誕生石は?意味と特徴まとめ
宝石といわれて、多くの方が真っ先に思い浮かぶのはダイヤモンドではないでしょうか。それほど宝石に詳しくない方でも、ダイヤモンドはご存じかと思います。
このダイヤモンドは、4月の誕生石のうちの1つ。実は、4月の誕生石には、ダイヤモンドのほかにクォーツもあります。
ダイヤモンドとクォーツには、どちらも「透明」という特徴がありますが、ほかにどんな意味や特徴があるかについては、ご存じない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「4月の誕生石の意味と特徴」について、くわしく説明します。
4月の誕生石の特徴と意味
4月の誕生石は、ダイヤモンドとクォーツの2種類です。この2種類の誕生石の特徴や意味について聞かれると、よくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、4月の誕生石であるダイヤモンドとクォーツの特徴や象徴する意味を説明しましょう。
ダイヤモンド
4月の誕生石であるダイヤモンドは、日本では「金剛石」と呼ばれています。炭素のみによって構成される鉱物で、天然の石の中では最も硬度が高い物質であるとされています。色は、無色透明のものと青色、黄色、紅色などのやや色味がかかったものとがあり、「光を透過する性質」を持っていることが特徴です。
そんなダイヤモンドは、屈折率が非常に高く内部で全反射を起こしやすいため、カットによって3種類の輝きを引き起こします。1つには、「シンチレーション」という、表面反射によるチカチカした輝きです。2つ目は、「ブリリアンシー」と呼ばれる輝きで、ダイヤモンドの内部に入った光が反射して戻り、白く強く輝きます。そして3つ目は、プリズム効果によって虹色になり、ダイヤモンド内部に入った光が反射を繰り返す現象によっておこる「パーション」という輝きです。4月の誕生石であるダイヤモンドは、これら3つの輝きの相乗効果によって、本来持っている美しいきらめきがさらに引き立てられます。
そんなダイヤモンドは、「永遠の絆」を象徴する宝石です。4月の誕生石であるダイヤモンドは、4月生まれの方だけでなく、幅広い年齢層の女性に非常に人気があり、その高貴な輝きからエンゲージメントリングにも使われています。
クォーツ(水晶)
クオーツも4月の誕生石で、「石英」とよばれる二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物です。なかでも、特に無色透明なものは「水晶」と呼ばれており、6角柱状のきれいな自形結晶を形成するという特性があります。
この水晶に不純物が混ざって色がついたものは、「色つき水晶」と呼ばれています。たとえば、紫水晶はアメシスト、黄水晶はシトリン、紅水晶はローズクォーツ、煙水晶はスモーキークォーツ、乳白水晶はミルキークォーツなどと呼ばれ、色の種類はさまざまです。
このクォーツは、かつてギリシャ人が「氷」を意味する「クリスタロス」という名前をつけたことから「クリスタル」とも呼ばれています。ちなみに、クォーツは現代の呼び方で、その語源は「鉱脈が交差した鉱石」を意味するサクソン語の「クェルクルフテルツ」です。
そんな4月の誕生石であるクォーツは、いろいろな地質の岩石に認められ、何千年もの間、宝石や飾石に活用されるジェムストーンとして利用されてきました。このクォーツは、「潜在能力」を象徴し、「平和や愛」などのプラスのエネルギーを引き寄せるとされるジェムストーンです。さらに、心を落ち着かせ、自尊心を高めるなどの神秘的な力を持っているとされていることから、瞑想用として活用されることもあります。
4月の誕生石ジュエリーはこんなときにおすすめ
4月の誕生石であるダイヤモンドと水晶は、色付きのものを除けば、どちらも無色透明なジュエリーであるという共通点があります。もし、これらの4月の誕生石ジュエリーをプレゼントするとしたら、主に4つのシチュエーションがおすすめです。
4月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすい
4月の誕生石であることからも、4月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすいジュエリーです。
特に、ダイヤモンドは、4月の誕生石というだけでなく一般的にとても人気が高いジュエリーで、リング、ネックレス、ピアスなど、アイテムの種類も多数あります。また、石本来の特性から美しく見せるためにいろいろなカットの種類があり、シルバーやプラチナなどの銀系や、ゴールドやピンクゴールドの金系のいずれの金属とも相性が良いのも特徴です。一石だけをあしらったものもメレダイヤを複数使用したものも、とても美しく輝きますので、4月生まれの方にプレゼントしたら、きっと喜んでくれるでしょう。
透明でシンプルな宝石が好きな人におすすめ
4月の誕生石は、いずれも透明であるという特徴があるため、派手な色のついたものよりシンプルな宝石が好きな方にピッタリのジュエリーです。ダイヤモンドの場合には、一粒ダイヤと呼ばれるシンプルなものでも、その輝きから十分な存在感を演出できます。
また、4月の誕生石であるクォーツは、リラックスしたり、絆を深めたり、自尊心を高めたりする効果があるともいわれています。神秘的な力を持っているとされているクォーツをプレゼントしたら、もしかしたら気分が上がるかもしれません。
誕生石の意味がぴったりの場合におすすめ
4月の誕生石ジュエリーは、誕生石の意味がぴったりのシーンでプレゼントするのも、おすすめです。ダイヤモンドと水晶が4月の誕生石として、それぞれどんな意味を持っているかをご存じでしょうか。
まず、4月の誕生石であるダイヤモンドは「永遠の絆」を意味するといわれています。大切な人と永遠の絆を結びたいと思ったら、ダイヤモンドをプレゼントするとよいでしょう。もし、気持ちよく受け取ってくれたら、相手も同じように絆を結びたいと思ってくれているはずです。
また、4月の誕生石であるクォーツは、「潜在能力」を象徴します。仕事や勉強などで力を発揮する必要のある人、起業する人や試験を受ける人にプレゼントすれば、背中を押す応援として受け取ってもらえるでしょう。
結婚・婚約の場ならダイヤモンドは特におすすめ
4月の誕生石のなかでも、特に、ダイヤモンドは結婚・婚約の場には特におすすめです。ダイヤモンドには、「永遠の絆」という意味に加えて、「清純無垢」という意味もあります。この2つの意味を象徴していることから、ダイヤモンドは4月の誕生石というだけでなく、結婚や婚約という人生の一大イベントにピッタリのジュエリーといえます。というのは、ダイヤモンドが、大切な人と絆を結んでパートナーとし、嘘やいつわりなく2人で共に人生を歩むことを意味するからです。
そんな結婚や婚約の場について、ドラマやCMなどで、男性が女性の前にひざまずき、箱をパカっと開けるとダイヤモンドの指輪が入っているというシーンを見たことはないでしょうか。昨今では、このようなプロポーズは「箱パカ」と呼ばれていますが、案外、この「箱パカ」にあこがれている女性は多いようです。まるでお姫様になったような気分で箱の中身を見たら、ダイヤモンドの指輪が結婚や婚約の場にふさわしい、さん然とした輝きを放っていたら、どんなに嬉しいことでしょうか。
ちなみに、結婚や婚約の場で贈るエンゲージメント・リングには、7つの代表的なカットがあります。
- ラウンド ブリリアント カット
ダイヤモンドが本来持っている輝きを最大限に引き出すため、最も人気の高いカットの1つ - プリンセス カット
ファイヤーと呼ばれる閃光のような輝きで、現代的でスタイリッシュなカットとして人気 - エメラルド カット
控えめで奥行きのある華麗さが魅力で、アールデコ調のスタイルを求める人におすすめ - クッション カット
丸みのある正方形や長方形で、クラシカルな形状がエンゲージメント・リングとして人気 - オーバル カット
エレガントで洗練されていることから、個性をアピールしたい人に最適 - ペア シェイプ
とがった方を爪に向けてつけると指を美しく長く見せる効果がある - ハート シェイプ
クラシックな愛のシンボルとして知られ、ロマンチックでセンチメンタルな人向け
これからの人生を共に歩むために贈るのですから、大切な人を思い浮かべて一番似合いそうなカットを選びましょう。
4月以外の月の誕生石一覧
もちろん、4月以外の月にも、誕生石はあります。
もしかしたら、大切な人とそれぞれの誕生石をあしらって、ペアリングやペアネックレスを身につけたいという方もいらっしゃるかもしれません。参考までに、4月以外の月の誕生石と、それぞれの誕生石が象徴する意について紹介しておきましょう。
- 1月 ガーネット/象徴:大切な人との絆
- 2月 アメシスト/象徴:恋愛・安眠効果
- 3月1)アクアマリン/象徴:幸せな結婚・家庭円満
3月2)サンゴ/象徴:邪悪なものから守る - 4月1)ダイヤモンド/象徴:永遠の絆・清純無垢
4月2)水晶/象徴:潜在能力
4月3)キュービックジルコニア/象徴:平和 - 5月1)エメラルド/象徴:富・名声、心身を美しく保つ
5月2)ヒスイ/象徴:運
5月3)アベンチュリン/象徴:精神の安定 - 6月1)ムーンストーン/象徴:恋人との絆、魅力を引き出す
6月2)真珠/象徴:若さ・健康 - 7月1)ルビー/象徴:情熱・仁愛・成功
7月2)インカローズ/象徴:過去の癒やし、未来の幸福 - 8月 ペリドット/象徴:ストレスの軽減、内面の美
- 9月 サファイア/象徴:聡明・優雅・堅固な愛
- 10月1)オパール/象徴:内面の美
10月2)トルマリン/象徴:美容・電磁波の除去・魅力を引き出す - 11月1)トパーズ/象徴:未来への希望
11月2)シトリン/象徴:仕事運・金銭運・ストレス軽減 - 12月1)トルコ石/象徴:邪悪なものから守る
12月2)タンザナイト/象徴:思いが伝わる
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特に、ダイヤモンドは、4月の誕生石というだけでなく、幅広い層にとても人気がありますので、アイテムのデザインも豊富に取り揃えています。たとえば、プラチナ台のリングは多数のラインナップがありますし、ほかの石と組み合わせたものやリボンやハートをモチーフにしたネックレスがおすすめです。
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4月の誕生石の意味を知ってプレゼントしてみましょう
宝石にはそれぞれの魅力があり、象徴するものがあります。
4月の誕生石であるダイヤモンドは、宝石の王道であり、「永遠の絆」や「純血無垢」を象徴しますのでプロポーズにはぴったりのジュエリーです。また、これから仕事や勉強を頑張る人、新しく商売を始める人や転職する人、試験や面接を受ける人にプレゼントするなら、4月の誕生石の中でも「潜在能力」を象徴するクォーツがよいでしょう。
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