喜平のアクセサリーとは?喜平ネックレスの特徴をご紹介
ネックレスを探していると「喜平」という単語を目にすることも多いのではないでしょうか。喜平とは、チェーンのつなぎ方の名称の一つです。重厚なイメージがあり、喜平ならではの輝きがあります。ネックレスやブレスレットなどの製品で使われており、性別を問わずに身に付けることができます。本記事では、喜平の概要や喜平チェーンの特徴や種類、お手入れ方法などをご紹介します。
喜平とは
喜平とは主に喜平チェーンを指します。チェーンの輪っかの一つをひねって90度にし、押しつぶしたもののことです。押しつぶしたものが綺麗に同じ面を剥いているため、付けた時の輝きが出るとされています。
「喜平」という名前の由来は複数あります。「喜平という職人が作ったから」「アメリカの騎兵が持っていた武器についていた鎖の形」など諸説あり、どれが由来なのかははっきりしていません。しかし昔から多くの人に愛されているチェーンのデザインの一つです。
喜平の製品は、金やプラチナなどの貴金属で作られているものが多いです。本物の貴金属かどうか確認する方法の一つが「ホールマーク(造幣局検定マーク)」です。このマークは貴金属製品の品位を証明するための記号で、ネックレスやブレスレットなどの留め具に刻印されています。ホールマークでは、金属の種類や純度などを確認できます。
例えば、「K18 750」と刻印がある場合、品位(純度)が750の金製品であることを示します。「Pt850」の場合は、品位(純度)850のプラチナ製品です。ホールマークの刻印は任意のため、刻印されていないから偽物というわけではありません。しかし、ホールマークがあれば、本物の証ということになります。
基本的に、喜平の価格はグラム数が多く、カット数が多いものほど高くなります。同じグラム数でもカット数が多いものの方が価格が高くなります。例えば、「喜平ブレスレットK18 6面ダブル20g」よりも、「喜平ブレスレットK18 8面トリプル20g」の方が価格が高くなります。
喜平ネックレスの特徴
では喜平チェーンを使った喜平ネックレスにはどんな特徴があるのでしょうか。ここでは、2つの特徴をご紹介します。
年齢問わずに人気
喜平ネックレスは、美しく輝くアイテムとして幅広い年齢層から支持されています。長さや重さ、デザインなどの種類が多く、男性だけでなく女性にも人気があります。
また喜平ネックレスは金やプラチナでできたものが多いため、資産として所有する方も多くいます。喜平は普遍的なデザインのため、デザインや流通にかかる費用が販売価格にあまり反映されません。そのため、金やプラチナの資産価値とほぼ同額で購入することが可能になります。金やプラチナの相場によって喜平ネックレスの価格も変動するため、買うタイミングや売るタイミングを考える楽しみもあります。
流行に左右されない
喜平ネックレスはシンプルなデザインのため、流行に左右されないのが特徴です。日本では古くから定着しているデザインとされています。特に90年代のバブル期には流行しました。バブル期の日本は景気がよく、金製品を身に付けることがステータスの一つとなっていました。そのため男性も女性も喜平ネックレスを身に付けていました。その後、バブル崩壊や円高などによって一時期よりは流行していませんが、普遍的なデザインのため現在でも人気があります。
女性の場合は、首周りに自然沿うくらいの40㎝の製品が人気です。45cmは首周りにゆとりがあるサイズで、トップを付ける場合はバランスが良いとされています。
50㎝は鎖骨と胸の中間あたりにトップがくるため、胸元を印象的にしたい場合におすすめです。男性の場合は、55〜60㎝ほどの長さの物がちょうどよいとされています。
喜平チェーンの種類
喜平チェーンにはさまざまな種類があり、それぞれ雰囲気が異なります。ここでは5つの種類についてご紹介します。
カットの種類
名称 | 特徴 |
喜平2面カット | 上下合わせて2つの平面を持っている
最もベーシック 太さによって印象が変わる |
喜平6面ダブル | 上下に2面、左右に4面の合わせて6個の平面に囲まれている
90度に曲げられたコマが通常よりも多いダブルでつながっている 1本で存在感がある |
喜平8面トリプル | 上下に2面、左右に6面の合わせて8個の平面に囲まれている
90度に曲げられたコマが通常よりも2つ多いトリプルでつながっている 重厚感を感じる |
喜平12面トリプル | 上下に8面、左右に4面の合わせて12個の平面に囲まれている
90度に曲げられたコマが通常よりも2つ多いトリプルでつながっている |
喜平20面トリプル | 上下に16面、左右に4面の合わせて20個の平面に囲まれている
90度に曲げられたコマが通常よりも2つ多いトリプルでつながっている |
基本的に断面数が多いほど手間がかかっているため、高額になります。面の数によって、着用した時の印象が変わります。カット面が多くなるほど輝きが増し、カット面が小さいほど地金の輝きが楽しめ、チェーンを断面で見た時にカットされた平面数を数えます。
また1つの環に対して1つの輪(コマ)をつなげるものをシングル、1つの環に2つの輪をつなげるものをダブルといいます。
編み方の種類
名称 | 特徴 |
シングル編み | 1つの環に1つの輪 |
ダブル編み | 1つの環に2つの輪 |
トリプル編み | 1つの環に3つの輪 |
編みが多いほど密度が高くなるため、重厚感が増すのが特徴です。
留め具の種類
名称 | 特徴 |
引輪 | 円形シリンダーに内蔵されたバネが輪を押し出す構造 |
中留め シングルストッパー付き | 折りたたみ式のメインロックのほかに、補助的なストッパーが一つついている。 |
中度め ダブルストッパー付き | 折りたたみ式のメインロックのほかに、両側面にそれぞれ補助的なストッパーがついている。 |
「ホールマーク(造幣局検定マーク)」は、この留め具の部分に刻印されていることが多いです。
さらに素材にも種類があります。喜平ネックレスの素材として最も一般的なのが18金です。また14金や10金の素材のものもみられます。
またプラチナ製の喜平ネックレスも人気があります。Pt950(純度95%)やPt850(純度85%)が一般的です。金もプラチナも、純度が高いほど価格も高くなります。資産としてではなく、実際に使用するのであれば、輝きやデザイン、使いやすさなどで選ぶことをおすすめします。
喜平ネックレスの手入れ方法
柔らかい布で拭く
喜平ネックレス着用後は、柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。純金に近い金製品は、使っていくうちに黒ずんでしまうこともあります。これは金製品についた汗などの汚れが酸化してしまうためです。そのため、汚れはできるだけ早いうちに拭き取りましょう。
また専用のクロスで磨く方法もあります。ジュエリー専用のクロスは購入店やジュエリーショップなどで購入できます。ジュエリー専用のクロスは、宝石のお手入れに使用できますので、1枚持っておくと便利です。
中性洗剤で洗浄
また柔らかい布で拭いても汚れが取れなかった場合、水で洗い流す方法もあります。金はメッキなどと比較して水や酸に強い性質を持っているとされます。
1.ぬるま湯に入れたボウルに中性洗剤を少し溶かして、ジュエリーを浸す
2.チェーンなど汚れが詰まりやすい部分は、柔らかい筆やブラシ、綿棒などで丁寧に磨く、ネックレスは振り洗いする
3.水でよくすすぎ、柔らかい布で水分をしっかり拭いて乾かす
ただし、金製品に宝石がついている場合は注意が必要です。宝石の種類によっては水や中性洗剤に弱い物もあるため、宝石の種類を確認しましょう。問題があれば水洗いはやめておき、購入店やジュエリーの専門店に相談しましょう。
また化粧品や香水などを使う場合に注意することも大切です。化粧品や香水などがジュエリーに付着すると、変色などの原因になりやすいため、メイクが終わった後に身に付けることをおすすめします。また化粧直しをする際にも、喜平を外してから行うようにしましょう。
また旅先で温泉などに行く際にも注意しましょう。温泉にはさまざまな製品が含まれているため、どんな変化が起こるか分かりません。金製品をつけたまま温泉に入ってしまうと、鮮やかな金色が黒ずんでしまう可能性もあります。さらに化学変化に弱い宝石が付いていると、宝石もダメージを受けてしまいます。そのため、温泉に入る場合はできるだけアクセサリー類を外してから入ることをおすすめします。
柔らかい布袋に入れて保管する
金製品は純金に近いほど柔らかくなるため、保管にも気を付けましょう。保管する際には、柔らかい布袋に1つずつ入れて保管します。他のジュエリーと同じ場所で保管してしまうと、硬い宝石などで傷がついてしまう可能性があります。また個別のケースを用意するのもおすすめです。
保管場所は、直射日光が当たる場所や高温多湿な場所、乾燥し過ぎる場所は避けます。さらにできるだけ風通しが良い場所で保管することをおすすめします。特に資産として保管する場合は傷がつかないように注意しましょう。
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喜平デザインのアクセサリーを身に付けよう
喜平デザインのアクセサリーは、年齢、性別問わずに人気があります。またシンプルなデザインのため、時代を経ても受け継ぎやすいでしょう。喜平にはネックレスやブレスレットなどの種類があり、金やプラチナなどの貴金属で作られていることが多いです。そのため、身に付けるだけでなく資産として購入する人も増えています。喜平は基本的にカット数が多い者の方が価格が高くなります。デザインの種類によって身に付けた時の印象が変わりますので、お気に入りの種類を見つけてみてはいかがでしょうか。