パワーストーンの選び方は?石の種類や楽しみ方
パワーストーンとは、宝石の中でも「特別な効果や意味がある」と考えられている石のことを指します。身に着けることでパワーをもらったり、邪気を払ったりすると信じられており、古くから人々の生活と深いかかわりを持ってきました。本記事では、パワーストーンの概要や歴史、選び方や身に着け方、お手入れ方法などをご紹介します。
パワーストーンとは
パワーストーンは、宝石の中でも、ある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のことです。願い事を叶えたり、邪気を払ったり、石を身に着けることによって良い効果がもたらされると信じられています。ただし効果は科学的に証明されたものではなく、個人的に信仰するお守りのようなものです。
パワーストーンには、ルビーやサファイアなど一般的に宝石と認知されているものから、アメジストやターコイズなど半貴石と呼ばれている石まで、幅広い鉱物が含まれています。パワーストーンは宝石の値段や価値によって判断されるのではなく、自身にとって有益な効果をもたらしてくれるかどうかで選ばれることが多いです。また鉱物は人間が生まれる以前から、長い年月をかけて作られており、地球そのもののパワーを有していると考えられています。そのため、近年では「パワーストーン」という総称が使われていることが多いです。
世界三大ヒーリングストーン
世界的に有名なパワーストーンとして挙げられるのが「世界三大ヒーリングストーン」と呼ばれる石です。人間の心身を癒す石として人気があります。
・チャロアイト
チャロアイトは、ロシアにあるムルン山でのみ産出される比較的新しい鉱物です。パープル、ホワイト、ブラックから構成されており、それぞれが程よく混ざったマーブル模様のものが貴重であるとされています。マイナスの感情を鎮め、ストレスを鎮静化させると考えられています。
・ラリマー
ラリマーは1828年にイタリアで発見されたブルーのパワーストーンです。
ドミニカ共和国からしか産出されないといわれている貴重なものです。美しい蛍光色のブルーが心を落ち着けてくれるといわれています。
・スギライト
スギライトは日本人が発見した比較的新しいパワーストーンです。黒みがかったパープル、ピンク、ブルーなど、含まれる鉱物によってバリエーションが豊富です。
ストレスを受けやすい人や逆境に打ち勝ちたい人におすすめとされています。
パワーストーンの歴史
鉱物に何かしらのパワーが含まれているという考え方は、古来より存在するとされています。古代から世界各地のさまざまな部族で「宝石には特殊な力がある」と考えられてきました。
古代マヤ文明やアステカ文明においては、ヒスイなどが呪術に用いられてきたとされます。
古代人の「石に力が込められている」という考え方は、1970年代のアメリカのヒッピー文化まで連綿と受け継がれています。その結果、水晶などの特定の石にはヒーリング効果があると解釈されるようになりました。これが、今日にいたるパワーストーンの始まりとされています。1980年代になると、日本にもパワーストーンの考え方が入って来始めます。その後、2000年代に入りスピリチュアルブームが来たことにより、日本でもパワーストーンの考え方が定着したと考えられています。
日本におけるパワーストーンの歴史
1980年代にアメリカからパワーストーンの考え方が入る以前から、日本においても宝石には何らかの力があると考えられていました。縄文時代の日本においては、ヒスイは霊力が宿る石であると考えられたとされています。儀式の道具や宝飾品として加工されており、勾玉などが有名です。またヒスイは日本全国に流通していたと考えられており、さまざまな場所から出土しています。
パワーストーンの選び方
色や形で選ぶ
自分の好きな形や色で選ぶ方法です。パワーストーンに分類される鉱物の種類が多いことから、特に色の種類が豊富とされています。そのため、自分の好きな色や落ち着く色、癒される色などで選ぶと良いでしょう。
人間は色彩によってさまざまな影響を受けるとされています。色彩効果を活用することで、心のバランスを整えることが期待できます。代表的な色と、色に込められた意味や効果には以下が挙げられます。
色 | 意味 |
ホワイト | 心身の浄化や再生を象徴する色。しがらみから解放されたいときや、気持ちをリセットしたいときにおすすめ。 |
ブラック | 強い意志や力を象徴する色。魔よけや精神面を強くしたり、厄払いをしたいときにぴったり。 |
ブルー | 冷静さ、理性、清らかさを象徴する色。冷静な判断力や直感力が欲しいときや、仕事を成功させたいときのお守りとしておすすめ。 |
グリーン | 調和や平和、癒しを象徴する色。心身を癒す色とされており、リラックスしたいときにぴったり。ストレスや肉体的な疲れを取りたいときにも。 |
レッド | 情熱や勝負を象徴する色。やる気を出したいときや勝負事があるときなどにおすすめ。また積極的な行動をとりたいときのお守りとしても。 |
イエロー | 金運や幸運などを象徴する色。太陽を思わせる色合いで、明るいエネルギーを得たいときや金銭面での充実を得たいとき、良縁が欲しいときなどにおすすめ。 |
パープル | 高貴さとインスピレーションを象徴する色。直感やひらめきを大事にしたいときや厄除けが欲しいときなどにおすすめ。 |
ピンク | 愛や美しさなどを象徴する色。女性らしさを高めたい、癒しが欲しい、恋愛成就を願っているときなどにおすすめ。 |
また近年では、パワーストーンはさまざまな形に加工されています。原石のままのものもあれば、ハート、勾玉、カメなどの彫刻が施されたものもあります。自分が「常に身に着けていたい」「これを見ると癒される」と思う形を選ぶのがおすすめです。
意味で選ぶ
パワーストーンに込められた意味で選ぶ方も多いです。パワーストーンはそれぞれ石に意味が込められているため、自分が今欲しいと思っている意味を持ったものを選ぶのがおすすめです。
願いや目的で選ぶ
パワーストーンへ込める願い事や目的で選ぶ方法です。パワーストーンに込められている神秘的な力は、持ち主の願いを叶えたり、叶えるのを助けてくれると考えられています。またプラスのエネルギーを増幅し、マイナスのエネルギーを退けてくれると信じられています。
誕生石で選ぶ
自分の誕生石で選ぶ方法です。誕生石は身に着けておくことで「お守りになる」と考えられています。また、誕生石と他の願いに合わせたパワーストーンを選ぶことで、相性が良くなると信じられています。
誕生日ごとに代表的なパワーストーンには以下が挙げられます。
月 | 代表的な誕生石 |
1月 | ガーネット、オレンジガーネット、グリーンガーネット |
2月 | アメジスト |
3月 | アクアマリン、ブラッドストーン |
4月 | 水晶、ダイヤモンド、赤水晶 |
5月 | エメラルド、ヒスイ |
6月 | ムーンストーン |
7月 | ルビー、カーネリアン |
8月 | ペリドット、サードオニクス |
9月 | サファイア、ラピスラズリ |
10月 | オパール、イエローオパール、トルマリン、タイガーアイ |
11月 | シトリン、トパーズ、インペリアルトパーズ |
12月 | ターコイズ、タンザナイト、マラカイト |
直感で選ぶ
自身が「これだ」と思った石を選ぶ方法です。「これが気になる」などピンとくる石があったら、自分と相性の良い石である可能性が高いでしょう。「石は持ち主を選ぶ」という言葉もあるように、縁のある石は直感で分かる可能性があります。
パワーストーンの身に着け方
パワーストーンはさまざまな楽しみ方ができるアイテムですが、パワーをもらうために常に身に着けておきたいという方も多いのではないでしょうか。パワーストーンを身に着ける方法として最も簡単なのが、アクセサリーとして加工されたパワーストーンを利用する方法です。パワーストーンのアクセサリーには、ブレスレット、ネックレス、イヤリング、ピアス、リングなどさまざまなタイプがあります。その中から自分が身に着けやすいと思ったものを選ぶと良いでしょう。小ぶりでシンプルなアクセサリーであれば、仕事中でも目立つことなく身に着けられます。
またアクセサリーとして身に着けるのに抵抗がある場合は、お守りとして持ち歩く方法があります。小さい袋などにパワーストーンを入れ、お守りのように持ち歩きましょう。パワーストーンは小さなサイズのものも販売されていますので、お守りとしても持ち歩きやすいでしょう。
パワーストーンのお手入れ方法
パワーストーンは日々丁寧にお手入れをすることで、長持ちさせられるでしょう。普段のお手入れとしては、身に着けたあとやわらかい布でホコリや汚れなどを拭き取ります。少し汚れが気になった場合は、ぬるま湯か水で洗浄しましょう。洗浄後はしっかりと水洗いを行い、細部までタオルで水気を丁寧に拭き取ります。
また、パワーストーンによっては太陽光に当てると退色する可能性がありますので、お手入れ後は太陽光の当たらない場所で保管しましょう。
パワーストーンを身に着けていると、石が欠けたり、破損してしまったりする場合があります。欠けたり割れたりした石は一般的に「役目を終えた」と考えられます。そのため、処分することをおすすめします。ゴミとして捨ててしまうのに戸惑いがある場合は、パワーストーン専門店に相談してみましょう。お店によっては処分してくれたり、処分方法についてアドバイスをしてくれたりする可能性があります。また、神社によってはパワーストーンの供養を請け負ってくれるかもしれません。必ず事前に下調べや問い合わせをしておきましょう。
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お気に入りのパワーストーンを身に着けよう
パワーストーンは古来より人間の身近にありました。パワーストーンにはそれぞれ意味が込められており、自分の願い事や目的、好きな色など、さまざまな方法で選ぶことができます。お気に入りのパワーストーンを身に着けることで、日々の暮らしに彩りを添えてみてはいかがでしょうか。