エメラルドの石言葉や魅力をご紹介!
5月の誕生石といえば、美しい新緑のような緑のエメラルドです。復活と再生をイメージさせ、節目の季節でもある春に最適な宝石といえるでしょう。千年以上も昔から多くの人々を魅了してきた宝石でもあり、世界最古の宝石ともいわれています。
また、エメラルドを身につけると幸せを招くといわれており、幸福のお守りとしても愛されている宝石です。ですから、ギフトとしても最適です。
この記事では、エメラルドの石言葉や誕生石、産地といった基礎知識から歴史や伝説、おすすめのタイプまで詳しく解説します。
穏やかな春の緑を彷彿させるエメラルドの魅力について、より深く理解するきっかけにしてください。
エメラルドはどんな宝石?
また、世界四大宝石の1つにも数えられています。世界四大宝石は、他にダイヤモンドやルビー、サファイアがあります。つまり、エメラルドは世界中で愛されている価値の高い宝石なのです。
この項目では、そんなエメラルドについて、石言葉や5月の誕生石としての解説、産地、カットやインクルージョンなどについて紹介していきます。
エメラルドの石言葉
エメラルドの石言葉には、「幸運」や「「幸福」、「安定」、「愛」、「希望」などがあります。「愛の石」といわれることもあり、恋愛成就に効果があるという説もあります。
また、神秘の力があると信じられてきたエメラルドは、安定した精神力や未来への希望など、知性を感じる石言葉としても選ばれています。
エメラルドは5月の誕生石
代表的な5月の誕生石は、エメラルドです。誕生石とは、各月ごとに決められた宝石のことで、生まれた月の宝石を身につければ幸せになれるといわれています。
5月の誕生石には、エメラルドの他にも同じ緑色のヒスイがあります。ヒスイの石言葉は、「繁栄」や「長寿」、「幸福」、「安定」などです。名前の由来は、ヒスイに似ているカワセミといわれています。
その昔、ヒスイには魔よけや厄除けの力があり、エメラルドと同様に身につければ幸せが訪れるとされていました。春の息吹を感じる5月の誕生石は、幸せをもたらしてくれる瑞々しい緑のエメラルドとヒスイです。
エメラルドの主な産地
エメラルドは南極以外の世界各国で産出されていますが、特に多いのは南米のコロンビアです。古代からスペインの侵入後まで鉱山を開くなどして大規模な採掘が続き、今日に至っています。
コロンビアのエメラルドは、内包物が少ない上に透明度が高く、青みがかった緑色が特徴です。原石が六方柱形をしているため、美しい仕上がりになるのもコロンビア産ならではの特徴といえるでしょう。
同じく南米のブラジルも豊富にエメラルドが採れます。ブラジル産は優しい淡い緑色が特徴です。
他にも、アフリカのザンビアやジンバブエのエメラルドも評価が高く良質なものが採掘されます。ザンビア産は緑色が均一で、原石は丸みを帯びています。
マダガスカル、パキスタン、インド、アフガニスタン、ロシアといった国々もエメラルドの産地として知られています。
エメラルドカットとインクルージョン
エメラルドは、より美しく見えるように特別なカットが施されます。これを「エメラルドカット」といいます。特徴は、エメラルドそのものの美しさや色味が感じられるように、カット面を大きくしている点です。
というのも、エメラルドは圧力によって欠けが生じやすい宝石だからです。鋭角だったり多面的だったりする加工は、欠けの原因になります。
できるだけカット面を少なくして平面的な設計にすることで、いつまでも美しさを保つことができるのです。エメラルドカットにすることで、本来の美しさが感じられるジュエリーになります。
しかしながら、もともと高品質な宝石であることが価値の高いエメラルドのジュエリーの条件になります。カット面が少ない分、不純物が少なく透明度の高いものを選ぶ必要があるのです。
ただし、西洋のことわざに、「傷のないエメラルドを得るのは欠点のない人間を探すより難しい」という言葉がある通り、傷やインクルージョンのないエメラルドを探すのは難しいといわれています。
エメラルドは、産地によって異なるインクルージョンがあります。インクルージョンとは、宝石の中にある内包物のことで品質の良し悪しに影響はありません。何億年も前に原石が生成される際の環境によって入り込んでいるものであり、自然美を表現したものといえるでしょう。
インクルージョンはそれぞれのエメラルドに個性をもたらし、神秘的な輝きを演出してくれます。透明度の高さとインクルージョンの有無は別の問題なので、選ぶ際はエメラルドのジュエリーそのものの美しさをよく観察するようにしましょう。
宝石として最古とも!エメラルドの歴史や伝説
この項目では、エメラルドにまつわる興味深い逸話をいくつか紹介します。
エメラルドの歴史
紀元前4000年頃のバビロン(現イラク南部にあった町)では、既にエメラルドの売買が行われていたという記録が残っています。
紀元前30年頃にはエジプトでクレオパトラが愛用していたという逸話は有名です。ジュエリーとしてではなく、パウダー状にしてアイシャドウにしていたともいわれています。
エジプトのファラオやインカ帝国の皇帝、アレキサンダー大王なども、エメラルドに魅了された権力者たちです。
最も有名なエメラルドのジュエリーは、「アンデスの王冠」です。これは、24カラットもある大きなエメラルドが442個もあしらわれた贅沢な王冠です。
インカ帝国の皇帝が所有していましたが、帝国が滅亡すると別の権力者の手に渡り、それ以来は数々の戦いの勝者の間を渡り歩きました。
現在は、アメリカの財団が所有しています。
エメラルドにまつわる由来・伝説
エメラルドの語源は、サンスクリット語で「緑の石」を意味する「スマラカタ」がギリシャ語で「スマラグドス」に変化して「エメラルド」になったといわれています。
古代エジプトでは、豊穣の女神パービス、古代ローマでは愛の女神ヴィーナスにそれぞれエメラルドが捧げられていました。
エメラルドと呼ばれるようになったのは、スペインがインカ帝国を支配してヨーロッパに渡った頃からです。和名では、「翠玉」や「緑玉」と呼ばれています。
エメラルドはこんな人におすすめ!
エメラルドは、奥深い美しい緑色が華やかな場でも日常のおしゃれにも彩りを与えてくれるジュエリーです。時代を越えて愛され続けるエメラルドは、魅力をより際立たせてくれるでしょう。
ギフトとしても、最適なジュエリーでもあります。この項目では、エメラルドを贈るのに最適なシーンを2つ紹介します。
5月が誕生日の人
まずは、5月生まれの人におすすめします。誕生石を身につけていると幸せになれるというエピソードもあるので、お守りとして日常使いしてもらえるジュエリーは喜ばれるプレゼントになるでしょう。
また、美しい緑色は心が安らぎリラックスできる効果や目の疲労や視力回復効果もあるので、日頃忙しくしている人の誕生日プレゼントとしても最適です。
ネックレスや指輪、ピアス、イヤリングといったジュエリーは、仕事に出かける際に身につければふとした時に心を癒してくれる優しいアイテムとして活躍してくれます。
恋愛成就のパワーもあるので、結婚を前提として付き合っているパートナーへの贈り物としても有効です。
カジュアルなものから落ち着いたデザインのもの、シンプルなものまでさまざまな種類のエメラルドのジュエリーがあるので、贈る相手のファッションのタイプに合わせて選ぶようにしましょう。
結婚55年目の記念
結婚55周年の記念日は、エメラルド婚式です。これには、エメラルドの色合いのように深く静かで尊い夫婦生活が送れるようにとの願いが込められているといわれています。
エメラルドの石言葉には「夫婦愛」があり、エメラルドを身につけることで得られる効果として「人として成長できる」「知恵や忍耐力が身につく」といったことが挙げられます。
長い年月を共に過ごした夫婦ならではの、熟成された関係性を表現する石としてエメラルドが最適であることがわかります。
エメラルドのお手入れ方法
基本的なケアとしては、使ったら柔らかい布で全体の汚れを取る程度で問題ありません。
気になる汚れがついてしまった場合、ぬるい中性洗剤の石鹸水に少しつけて優しく拭いてから乾いた布で水気を拭き取りましょう。
ブラシでこすったり強く拭いたりすると劣化してしまう可能性があるので、優しく気をつけてケアするようにしてください。
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アイテムの種類で言えば、リング・ピアス・イヤリング・ネックレス・ペンダント・ブレスレットなど、様々な種類を販売しています。お好みのものを見つけやすいように、石の種類や目的別、色や誕生石での検索をすることもできます。細かい価格帯や、サイズの号数で検索することもできます。ハート・スクエア・スター・リボンといった、デザインの形から探して見つけることもできます。
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美しい緑色の輝きを放つエメラルドを纏おう
エメラルドを購入する際は、緑色の美しさを正確に判断することが大切です。濃過ぎるものも薄過ぎるものも、質の高いエメラルドとはいえません。鮮やかなエメラルドグリーンのものが、クオリティの高いものといえるでしょう。
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