アレキサンドライトピアスの魅力は?プレゼントにもおすすめ!
神秘的な輝きを放つアレキサンドライトは、古くから人々を魅了してきました。指輪やネックレスの他、身に付けやすいピアスとして加工されることもあります。顔の横できらきらと美しく輝くアレキサンドライトは、昼と夜とで色合いが変わるため、印象をガラッと変えることができます。本記事では、アレキサンドライトピアスの色合いやお手入れ方法、良く使われるカット方法とその特徴など、アレキサンドライトピアスの特徴をご紹介します。
アレキサンドライトピアスの色
昼と夜とで色が変化する
アレキサンドライトライトは、太陽光の下では青緑や深緑のように見え、夜のろうそくのような火の下やランプの明かりの下では赤や赤紫、オレンジ色のように見えます。全く違う色に変化する姿は、見る人々を魅了します。
またピアスは顔の近くにあるため、昼と夜とで異なる印象を与えてくれるでしょう。いつものコーディネートにプラスすれば、おしゃれかつ高貴な雰囲気を与えてくれます。
合成アレキサンドライトとは
アレキサンドライトはレアストーンの代表的存在のため、合成アレキサンドライトが開発されてきた歴史もあります。ここでは、合成アレキサンドライトについてご紹介します。
合成アレキサンドライトの合成方法
合成アレキサンドライトは、主に「結晶引き上げ法」「フローティングゾーン法」「フラックス法」の3つで作られています。
・結晶引き上げ法(チョクラルスキー法)
アレキサンドライトと同じ化学組成の溶液から結晶を育成する合成方法とされています。作り上げられた合成アレキサンドライトは、天然の合成アレキサンドライトと同じ成分と構造であり、不純物をほぼ含んでいません。この合成方法は、サファイヤなどを含むコランダムやガーネットの合成にも用いられています。
・フローティングゾーン法
アレキサンドライトと同じグループでありながらも安価なクリソベリルを燃焼させます。その後、再結晶させて作りあげます。アレキサンドライトの酸化クロムや酸化鉄が固結してできているという特徴を活かした方法です。
・フラックス法
主に海外メーカーで採用されている方法とされています。フラックスと呼ばれる溶かす物質を使い、アレキサンドライトの素材になる化学物質を溶かします。その後、冷却することで結晶を形成します。
合成と天然の違い
合成アレキサンドライトは、人為的に作られた宝石ではありますが、化学的、物理的にほとんど違いはないとされています。合成アレキサンドライトは人工処理を必要とせず、宝石本来の輝きをいつまでも楽しむことができます。
そのため、合成と分かっていて楽しむのであれば問題ないでしょう。近年では、高品質な合成アレキサンドライトも多く登場しています。アレキサンドライトは希少な宝石のため、なかなか市場に出回らないこともあります。そのため、合成アレキサンドライトを楽しむ方も増えています。
気を付ける必要があるのは、天然と同一成分ではない模造品である「人造石」です。人造石は天然石と同一成分ではなく、全く異なる素材で作られています。人造石はあくまで模造品であることを知っておきましょう。もちろんこちらも、人造石と理解して楽しむ分には何の問題もありません。人造石は価格も安いため、気軽に楽しみたい場合に向いています。
アレキサンドライトピアスのお手入れ・管理方法
アレキサンドライトピアスをいつまでもきれいな状態で楽しむには、日常的なお手入れや管理が重要です。ここでは、アレキサンドライトピアスのお手入れ方法や管理方法をご紹介します。
柔らかい布で拭く
普段のお手入れとしては、身に付けたあと柔らかい布でホコリや汚れなどをサッと拭き取りましょう。強く拭くのではなく、なでるようにやさしく拭き取ります。ピアスについた汗などの汚れをそのままにしておくと、輝きをくもらせてしまいます。そのため、こまめに拭き取るようにします。
またジュエリー専用のクロスを使う方法もあります。ジュエリー専用のクロスは購入店やジュエリーショップなどで購入できます。ジュエリー専用クロスは、アレキサンドライトピアスだけでなく、さまざまな宝石のお手入れに使用できますので、1枚持っておくのもおすすめです。
中性洗剤で洗浄
汚れがひどい場合は、中性洗剤で洗浄する方法もあります。
1.ぬるま湯に入れたボウルに中性洗剤を少し溶かし、ピアスを浸す
2.汚れが詰まりやすい部分は、柔らかい筆やブラシ、綿棒などで丁寧に汚れを落とす
3.水でよくすすぎ、柔らかい布で水分をしっかり拭いて乾かす
洗浄する際には必ずぬるま湯を使用しましょう。熱湯は破損の恐れがあります。
また化粧品や香水などを使う場合に注意しましょう。化粧品や香水などがジュエリーに付着すると、変色などの原因になりやすいといわれています。そのため、身支度の一番後に、ジュエリーを身に付けることをおすすめします。
さらにアレキサンドライトだけでなく他の宝石が付いている場合も注意しましょう。中性洗剤での洗浄が問題ない宝石もあれば、洗剤に付けてはいけない宝石もあります。そのため、どの種類の宝石がついているのか事前に確認しておきましょう。
宝石の種類が分からなかったり、汚れが落ちにくかったりする場合は、宝石店で洗浄してもらうことをおすすめします。
柔らかい布袋に入れて保管する
アレキサンドライトは硬い宝石ですが、他の硬い宝石と同じ場所に保管していると傷がつく場合があります。そのため、保管する際には、柔らかい布袋などに1つずつ入れて保管しましょう。ピアスの場合も、できれば1つずつ分けて保管しておくのがおすすめです。また専用のケースを使って保管するのも良いでしょう。
保管場所は、直射日光が当たる場所や高温多湿な場所、乾燥し過ぎる場所は避け、できるだけ風通しが良い場所で保管しましょう。特に資産として保管する場合は傷がつかないように注意が必要です。
アレキサンドライトのカット方法
アレキサンドライトはカット方法によって印象が異なります。ここでは、代表的なアレキサンドライトのカット方法をご紹介します。
ラウンドブリリアントカット
ラウンドブリリアントカットは、中央部分を丸くカットし、中央から放射状にカットされています。屈折率や反射といった特性が考慮されており、宝石が美しく輝く形といわれています。
一粒で美しく輝くため、どんなシーンにもマッチしやすい方法です。
ブリオレットカット
ブリオレットカットとは、涙型の宝石を小さいファセットで加工用にカットしたものです。高度な技術が必要で、職人が手作業でカットを行うため、何倍ものカラット数が必要です。そのため、とても希少で高価となります。
ジュエリーが耳元で揺れるため、女性らしさを表現したい時やドレスアップをしたい時などに向いています。また個性的なデザインのピアスが欲しい時にもおすすめです。
ペアシェイプカット
ペアシェイプカットは洋ナシのような形をしたカット方法です。デザイン性が高く、柔らかい雰囲気を出せるのが特徴です。同じカット数でも、ラウンドカットよりも大きく見えることからごーじゃるな雰囲気になります。細い部分と丸い部分のバランスは商品によって異なるため、好みの形を見つける楽しみもあります。
金属アレルギーの方の注意点
ピアスで気を付けたいのが金属アレルギーじゃないでしょうか。ここでは、金属アレルギーの方向けの注意点をご紹介します。
ピアスの素材に気を付けよう
金属アレルギーの発症を防ぐには、金属アレルギーになりにくい素材を選ぶのがおすすめです。金属アレルギーになりにくい素材には以下が挙げられます。
・サージカルステンレス
サージカルステンレスとは、医療用器具などに使われる最上級のステンレスのことです。錆びにくいため、金属アレルギーが起きにくいとされています。
サージカルステンレスは腐食や熱にも強いため、長期間着用していても劣化しにくい素材です。特別なお手入れをしなくても長くきれいな状態を維持できることから、近年人気のある素材の一つです。
・チタン
チタンも金属アレルギーになりにくい素材といわれています。中でも「高純度チタン」がおすすめです。一般的に販売されているチタン素材のピアスには、純度の高いものや低いもの(チタン合金)、他の金属の表面にチタンのメッキ加工がしてあるものなど、さまざまな朱種類があり、価格も異なります。
純度の低いチタンは、配合されている金属からアレルギーを発症する可能性があります。またメッキでは、メッキが剥がれた際に出てくる地金の部分から、アレルギーになる場合も考えられます。チタンと表記されているのにアレルギーを発症した場合は、純度の低いチタンの可能性もあるでしょう。
高純度チタンは、チタン純度が99.5%以上のチタンのことです。チタンの中で最も純度が高いため、金属が汗で溶け出す心配がないとされており、アレルギーになりにくい素材といわれています。
こまめに汚れを拭き取ろう
ピアスに付着している汚れが原因で皮膚炎を起こす場合があります。ピアスは長時間装着していることも多いため、汚れが溜まりやすいアクセサリーです。そのため、装着後は柔らかい布で拭いて汚れを落とすなど、清潔に保つようにしましょう。特に夏は汚れが溜まりやすい時期のため、こまめなお手入れが大切です。水に触れても問題ない素材であれば、洗い流した後にしっかり水気を取りましょう。
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アレキサンドライトピアスを身に付けてみよう
アレキサンドライトピアスは光源によって光が変わる特性を持っており、昼と夜とで違った表情を見せます。力強い輝きが、おしゃれでエレガントな雰囲気を演出してくれるでしょう。ぜひアレキサンドライトのピアスに挑戦してみてはいかがでしょうか。