リングサイズの測り方とは?簡単にできる方法を紹介します
リングを購入する際に重要なのが自分のリングサイズです。リングサイズを知らなければ、自分にピッタリのサイズのリングを購入することはできません。適当に「このくらいだろう」と思って購入すると、サイズが大きすぎたり、小さすぎたりする可能性があります。さらに左右の指ごとにもサイズが違うため、ピッタリのサイズのリングを選ぶためにはそれぞれのリングサイズを知っておきましょう。本記事では、自宅で簡単にできるリングサイズの測り方をご紹介します。
リングサイズとは
リングサイズは、指輪の内周(円周)で決まります。そのため、つけたい指の一番太い部分の指周りを測れば、自分のリングサイズが分かります。
測る時間帯や体調によって指がむくむ可能性があるため、リングサイズも変動します。またリングのデザインによって選ぶリングサイズも変わるとされています。
幅広のリングは大きめ、細見リングはピッタリめ、間の空いたリングは小さめを選択するのがおすすめです。
また日本と海外では、リングサイズの規定が異なります。リングを選ぶ際には、どちらの規定に則って表記されているサイズなのか確認しましょう。
日本で主に使われているのが「JCS規格」と「JIS規格」です。
JCS規格(ジャパンカスタムサイズ)
ジャパンカスタムサイズは、明治以降習慣として用いられており、国内のほとんどが採用している規格です。1号が内径13㎜、1/3㎜ごとに1号ずつ大きくなります。リングサイズは、0.5号刻みです。
JIS規格
1998年にJJA(社団法人日本ジュエリー協会)が発表した規格です。1986年にISOが定めたリングサイズ規格の「ISO 8653」を基準に、作られました。リングサイズは国ごとに異なるため、「ISO(国際標準化機構 International Organization for Standardization)」により標準化が進められます。そして日本と海外の宝石店でリングサイズを統一するために作られました。
JIS規格は、指輪の内周りの長さを「㎜」で表示します。JIS規格の号数は41号から76号まであり、内周りが41㎜なら41号になります。内周りサイズがそのままリングサイズになるので分かりやすいのが特徴です。
リングサイズ対応表
ここでは一般的な指周り(円周)の長さとリングサイズをご紹介します。
リングサイズ(JCS)
リングサイズ(号) | 内周(mm) | リングサイズ(号) | 内周(mm) |
1号 | 40.8 | 16号 | 56.5 |
2号 | 41.9 | 17号 | 57.6 |
3号 | 42.9 | 18号 | 58.6 |
4号 | 44.0 | 19号 | 59.7 |
5号 | 45.0 | 20号 | 60.7 |
6号 | 46.1 | 21号 | 61.8 |
7号 | 47.1 | 22号 | 62.8 |
8号 | 48.2 | 23号 | 63.9 |
9号 | 49.2 | 24号 | 64.9 |
10号 | 50.3 | 25号 | 66.0 |
11号 | 51.3 | 26号 | 67.0 |
12号 | 52.4 | 27号 | 68.1 |
13号 | 53.4 | 28号 | 69.1 |
14号 | 54.5 | 29号 | 70.2 |
15号 | 55.5 | 30号 | 71.2 |
JIS・ISO規格
JCSの号数 | JIS・ISO規格 | JCSの号数 | JIS・ISO規格 |
1号 | 41 | 16号 | 56 |
2号 | 42 | 17号 | 57 |
3号 | 43 | 18号 | 58 |
4号 | 44 | 19号 | 59 |
5号 | 45 | 20号 | 60 |
6号 | 46 | 21号 | 61 |
7号 | 47 | 22号 | 62 |
8号 | 48 | 23号 | 63 |
9号 | 49 | 24号 | 64 |
10号 | 50 | 25号 | 65 |
11号 | 51 | 26号 | 66 |
12号 | 52 | 27号 | 67 |
13号 | 53 | 28号 | 68 |
14号 | 54 | 29号 | 69 |
15号 | 55 | 30号 | 70 |
簡単にできるリングサイズの測り方
細長い紙で測る方法
指に紙を巻き付けて測る方法です
【用意するもの】
・細長い紙
・定規
・ペン
・セロハンテープ
【測り方】
1.細長い紙を準備する
指に巻くための細長い紙を準備します。指に巻くため、なるべく細い紙の方が巻きやすいでしょう。
2.関節に巻き付ける
サイズを知りたい指に紙を巻き付けます。親指なら第一関節、親指以外なら第二関節に巻き付けましょう。できるだけ指にフィットするように巻き付けます。強すぎてもゆるすぎてもダメなので注意が必要です。
指を曲げてきつくないか確認し、ズレない程度の強さで巻きます。巻いたら、セロハンテープで紙を固定します。
3.印をつける
紙が重なった部分にペンで印をつけます。できるだけ細いペンで印を入れた方が正確に測ることができます。
4.定規で長さを測る
印をつけた部分までの長さを定規で測ります。これが円周です。リングサイズと円周を比較して、一番近い数字がその指のリングサイズです。
糸で測る方法
糸を指に巻き付けて測る方法です。
【用意するもの】
・糸(※伸縮しないもの)
・定規
・ペン
【測り方】
1.糸を指に巻く
リングをつける指の最も太い部分に糸を巻きます。きつくなりすぎず、ゆるくなりすぎないようにピッタリ巻き付けましょう。
2.印をつける
糸が重なった部分にペンで印をつけます。
3.長さを測る
糸を伸ばしてペンでつけた印と印の間の長さを定規で測りましょう。
メジャーで測る方法
メジャーを使って測る方法です。
【用意するもの】
・メジャー(※幅が細めのタイプ)
【測り方】
1.メジャーを指に巻き付ける
指の一番太い部分にメジャーを巻き付けます。
2.数字を読む
巻き付けた部分の数字を読んで長さを確認します。正確に測るために、やわらかくて細めのメジャーを使うのがおすすめです。
リングゲージで測る方法
店舗や通販では、指のサイズを測れるリングゲージでリングサイズを測ることができます。
リングゲージとはさまざまなサイズのリングがまとまっており、指のサイズを測る道具です。実際に指にはめて自分のリングサイズを測ります。
リングゲージの使い方
①指に入りそうなサイズのリングをつける
自分の指に入りそうならサイズから試しにつけて、心地よい大きさを見つけます。ピッタリなサイズとは、軽く抜こうとすると皮膚が持ち上がり、簡単に抜けない程度が良いとされています。
②窮屈でないか確認する
手を握ったり開いたりして、つけ心地を確かめましょう。特に長時間つけたままにしている結婚指輪などは、日常の動作で窮屈感や圧迫感がないことが大切です。念入りに確かめましょう。
③指の力を抜いてゆっくり外す
力を抜くと関節が自然に曲がって関節のシワが伸びてリングが外れやすくなります。リングを抜くのではなく、皮膚をずらすイメージで丁寧に外しましょう。
リングサイズはどのくらいのサイズがおすすめ?
リングサイズは基本的にはピッタリのサイズがおすすめです。しかしリングの種類によっておすすめのサイズが異なります。ここではサイズ選びのコツをご紹介します。
婚約指輪や結婚指輪などはピッタリめがおすすめ
婚約指輪や結婚指輪など、つけている時間が長いものはピッタリのサイズがおすすめです。婚約指輪はメインの宝石としてダイヤモンドなどが留まっているデザインのものが多いです。リングサイズに余裕があると、宝石の重みで指輪が回ってしまう可能性があります。
結婚指輪は、日常的につけっぱなしのことも多いため、ゆったりめのサイズだと、手を洗っているだけで外れてしまう可能性があります。そのため、できるだけピッタリのサイズを選びましょう。
使用するシーンを考えて選ぶ
仕事や衛生上の都合などでリングをつけ外しすることが多い場合は、ピッタリすぎるとストレスになることもあります。そのため、使用するシーンやライフスタイルなどを予想して選ぶことも大切です。
デザインを決めてから選ぶ
同じサイズでもデザインによってフィット感が異なります。幅が広いリングは、指に当たる面積が広いため、圧迫感が出やすいといわれています。そのため、1~1.5号程度大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
リングサイズを測る時気をつけること
リングサイズを測る際には以下の点に注意しましょう。
時間帯を変えて何度か測る
リングサイズを測る際には、時間帯を変えて何度か測ってみましょう。体のむくみによって、1日の内に指のサイズが1号以上変わる場合もあります。仕事が終わった後、休日の昼間など何度かサイズを測ってみるのがおすすめです。
力加減に気をつける
細長い紙や糸を使って測る場合は、力加減によって誤差が大きくなってしまいます。きつく巻いてしまうと静が小さくなり、ゆるんでいると大きなサイズになります。特に紙を利用する場合は、紙の厚さや硬さで誤差が生じる可能性があります。
リングサイズが合わなくなったら
リングサイズは年齢と共に変化する可能性があります。これは年齢と共に指や関節が太くなるためです。そのため、定期的にリングサイズを測り直すことをおすすめします。
また使っているリングのサイズが合わなくなったら、サイズ直しに出してみましょう。そのリングを購入して店舗でサイズ直しをしてもらうのがベストですが、店舗に行くことができない場合は他の店舗でも可能か相談してみましょう。サイズ直しができない場合は、チェーンを通してペンダントにするなど指輪以外のアイテムとして活用することも可能です。
また別の指につける方法もあります。右手と左手でも指のサイズが異なることが多いため、まずは他の指で試してみることをおすすめします。
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自分のリングサイズを知ろう
自分にピッタリのリングサイズを知っておくと、リングを探す際に役立ちます。細長い紙や糸など、自宅にあるものでも簡単にサイズを測ることができます。またさらに正確なサイズを知りたいのであれば、リングゲージを使用することをおすすめします。また着用するリングのデザインによってもおすすめのサイズが異なります。婚約指輪や結婚指輪など、つけている時間が長いものはピッタリめのサイズ、幅広のデザインのものはやや大きめのサイズがおすすめとされています。ぜひ自分のリングサイズを知って、ピッタリのリングを探してみてはいかがでしょうか。