珍しいジュエリー(宝石)まとめ|いくつ持っていますか?
皆さんは地球上に宝石の種類がどれほどあるかご存知でしょうか。
世界的な定義として、宝石とは数多くの天然石の中でも「希少性が高く」「美しい外観を持ち」「モース硬度(鉱物の硬さの尺度。1から10まであり、数値が高いほど硬い)が7よりも高い」という3つの条件を満たしたもののことを言います。
宝石の種類は分類の方法によって数が変わってきますが、世界には5,000種類もの宝石があり、そのうち宝石・ジュエリーとして人の手で売買されるのはわずか100~200種類程度です。また、天然宝石の他にキュービックジルコニアなどの人造宝石や、ガラスやプラスチックを用いて造られた模造宝石などがあります。
古代からその美しい輝きで人々を魅了してきた宝石・ジュエリーですが、今回は宝石の種類や珍しい宝石・ジュエリーにスポットを当ててご紹介します。
珍しい宝石・ジュエリーまとめ
宝石の代表格とも言えるダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアは、宝石・ジュエリーが好きな人でなくても名前を聞けばどんな宝石か想像がつくと思います。しかし、それ以外の珍しい宝石・ジュエリーについてはどれくらいご存知でしょうか。
ここからは世界三大希少石と呼ばれる「アレキサンドライト」、「パライバトルマリン」、「パパラチアサファイヤ」をはじめ、まだまだ知られていない珍しい宝石・ジュエリーについて説明していきます。
アレキサンドライト<世界三大希少石>
アレキサンドライトはなんといっても太陽光の下と蛍光灯の下で色が変化する変色性が特徴です。昼はエメラルドのようなグリーン色、夜は光を当てると暗い赤色と、一日を通して色の変化を楽しむことができ、宝石愛好家に「昼はエメラルド、夜はルビー」と呼ばれることもあります。
1830年代にロシアのウラル山脈で発見されたクリソベリルという珍しい宝石の一種で、最も高価な宝石の一つです。また、真珠と並んで6月の誕生石にもなっています。
パライバトルマリン<世界三大希少石>
トルマリンという宝石名を耳にしたことがある方は多いと思いますが、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫など鮮やかで多彩な色合いがあり、最も幅広い色の範囲をもつ宝石種と言われています。数あるトルマリンの中でも内側から発光するような「ネオンブルー」とも「エレクトリックブルー」とも称される輝きを放ち、最も美しく珍しいとされるのがパライバトルマリンです。
1987年にブラジルのパライバ州で発見されたことが名前の由来と言われています。インクルージョン(内包物)が入りやすく、大きな結晶もほとんど産出されないため、大粒で透明度の高いものは大変希少です。
現在はブラジルとアフリカで産出されていますが、産出量が限られ供給も不安定なため、値段は高騰し続けています。
パパラチアサファイヤ<世界三大希少石>
サファイヤの中でも最も美しく珍しいとされいる宝石がパパラチアサファイヤです。パパラチアとはシンハラ語で「蓮の花のつぼみの色」を意味し、宝石の宝庫スリランカを代表する宝石の一つといわれています。
蓮の花のようなオレンジがかったピンク色が特徴で、微妙な色の範囲にあるサファイアのみがパパラチアと認められるのです。オレンジが強ければオレンジサファイア、ピンクが強ければピンクサファイアと分類されます。
スリランカが主産地ですが、産出量が極めて少なく幻の宝石「サファイアの王」と呼ばれ、多くの愛好家を魅了しているのです。
ストロングブルー
「ストロングブルー」とは、蛍光味を帯びて青く発色するダイヤモンドのことを言います。
白く高貴な輝きを持ち、世界中で愛される宝石の王様、ダイヤモンドの評価基準には4Cと呼ばれる「カラット(重さ)」「カット(研磨)」「カラー」「クラリティ(透明度)」の4つの要素がありますが、それ以外にもいくつかの評価基準があるのです。そのうちの一つが「蛍光性」で、ブラックライトをダイヤモンドに当てて何色に見えるかを評価します。
日本では元来蛍光性が敬遠される傾向にあったため、ストロングブルーは上陸するダイヤモンドの数パーセントしかないと言われ、今や珍しい存在です。ダイヤモンドの個性として、神秘的に光るストロングブルーの美しさに惹かれる愛好家もいます。
タンザナイト
タンザナイトはアフリカのタンザニアにあるメレラニ鉱山でしか採掘されない珍しい宝石です。正式名称はブルーゾイサイトと言い、青色に変色したゾイサイトのことを、宝石商のティファニーが「タンザニアの夕暮れから夜に変わる空をイメージさせる」として命名しました。
深い青色に輝くのが特徴ですが、見る角度や光の入り方によって無色透明に見えたり青や紫が強くなったりと、見え方が変わる多色性もあって人気の宝石です。12月の誕生石と言うとターコイズが挙げられますが、2002年にはタンザナイトが加わりました。ロマンチックな空色のグラデーションのように、昼や夜の光の違いによって変わる宝石の色の変化が楽しめます。
マスグラバイト
マスグラバイトは世界一希少な宝石ととしてギネスブックに掲載された希少宝石ターフェアイトの兄弟石で、発見から50年経った今まで約30個しか存在が確認されていない非常に珍しい宝石です。いずれも過酷な採掘地のみで発見され、透明感のあるピンクや淡いパープルを帯びた美しい色合いは愛好家を熱狂させています。
ほとんど流通しておらず、日々幾多の宝石を目にする宝石商でも滅多にお目にかかれないマスグラバイトにもし出会うことができたなら、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
アウィナイト
アウィナイトは鉱物名から「アウィン」とも呼ばれ、産地がドイツに限られている宝石です。中でも有数の産地とされるドイツのアイフェル地方のものは「アイフェルのサファイア」と称されています。
群青色をした人気の宝石「ラピスラズリ」の構成鉱物の一つでもありますが、アウィン単体での産出量は極めて少なく、採掘されたとしてもほとんどが小粒の結晶です。いくつもある青色系の輝きを持つ宝石の中でも、特に澄んだ鮮やかなコバルトブルーが特徴で全体的に結晶が小さく透明度の高いものが少ない上に硬度が弱いため、珍しい宝石の愛好家向けの逸品となっています。
アンモライト
アンモライトはアンモナイトが化石化する過程でできた、化石と宝石の二つの側面を持つ自然の造形物です。アンモナイトの化石は世界各地で発見されていますが、特殊な条件の揃ったカナダのアルバータ州で発見されるもののみが不思議な輝きを持ち、宝石として認められています。
赤や緑が基調色ですが、メタリックに輝く虹色とも言える神秘的で珍しい色合いが、宝飾品として重宝されているのです。アンモライトの色は自然条件に大きく左右されるため、一つとして同じ表情を持ったものはありません。太古の時代を生き、恐竜とともに滅んだアンモナイトの中で育った秘宝には、多くの愛好家が存在します。
アンデシン
アンデシンは2002年にその名の通り南米のアンデス地方で初めて発見され、宝石としては非常に新しいものに分類されますが、まだ産出量も少なく珍しいため、すでに高い人気のある宝石です。
透明度の高い美しい赤色が特徴で、中でも主産地チベット産のものは美しく「レッドアンデシン」、チベットのラサ近郊のものは「チベットナイト」と言う別称で呼ばれることもあります。特に透明度の高いものはアレキサンドライトのような多色性が見られることもあり、光を当てることで美しい緑色に変化することも人気の一因です。
ベニトアイト
ベニトアイトはアメリカ3大希少石とされており、1907年にサファイアと思われて発見されましたが、実際にはかなり珍しい希少石でした。分散率が高いことから、多色性がありブルーの輝きやレッドのテカりを発します。アメリカカルフォルニア州のディアブロ鉱山からしか採掘することができません。また、2005年に鉱山が閉山され、新しい原石が採掘されることはができません。希少性が高いだけでなく、元々小粒な原石のため、指輪やネックレスなどで使われることがほとんどです。
ミントガーネット
ミントガーネットは黄緑色に輝く宝石で、海外では別名「グロッシュラーガーネット」「メレラニ・ミントガーネット」「ツァボライトミントガーネット」などと表記されることもあります。1998年にタンザニアのメレラニで発見されました。通常はパステル調のライムカラーやミントカラーに見えるのですが、紫外線に当たることでピンクやオレンジ色にも見えることがあります。似たような色のガーネットがあることから、日本では線引きが曖昧で、石の蛍光性を基に判断されています。
珍しい宝石・ジュエリーを持つメリット
ここまで9種類の珍しい宝石・ジュエリーについてご紹介してきましたが、気になるものは見つかりましたか。今までダイヤモンドやルビー、サファイアなど日本でも広く流通している宝石・ジュエリーしか知らなかったと言う方も、名前を聞いたことがあるものがほとんどなかったと言う方もいらっしゃると思います。
「青系に輝く宝石が好き」「昼と夜で色の変化を楽しめるものが気になる」「他の人とかぶらない珍しい宝石・ジュエリーが欲しい」など、宝石にも人それぞれ好みがあるでしょう。また、宝石が好きな方の中には、良く知られた宝石ではなく珍しい宝石・ジュエリーにこだわってコレクションされる方もいらっしゃいます。
非常に高額だったり手に入りにくい珍しい宝石・ジュエリーですが、購入する理由やメリットはどこにあるのでしょうか。
自慢ができる
まず、珍しい宝石・ジュエリーを持つことで自慢ができると言うことが挙げられます。
宝石・ジュエリーが好きでコレクションしている方であれば、ダイヤモンドはもちろん、そのほかの天然宝石をいくつか所有している方もいるでしょう。しかし、先ほど挙げたような珍しい宝石・ジュエリーについてはどうでしょうか。宝石によっては宝石商ですら出会ったことがないくらい珍しいものもあるくらいですから、宝石・ジュエリー好きな方でも見たことはおろか持っているという人は限られてくるでしょう。
珍しい宝石・ジュエリーを身につけていれば、「何の宝石?」と聞かれることがあるかもしれません。宝石・ジュエリーが好きな方なら、あえて言わなくともその価値に気づいてくれることもあるでしょう。
身につけているだけでさりげなく自慢になる珍しい宝石・ジュエリーをまとえば、ふと視界に入るだけで気分を盛り上げてくれます。
他の人とかぶらない
珍しい宝石・ジュエリーの中には、産出量が極端に少ないため市場に出回ることがほとんどないものや、世界に数十個しか存在しないものすらあります。そのうち日本で手に入る宝石・ジュエリーの数はどのくらいの数になるでしょうか。ましてや色の綺麗なもの、透明度が高いもの、インクルージョンがほとんどないもの、大粒のものなど価値の高い個体となるとさらに数が少なくなります。
認知度の高い宝石や市場に出回っている宝石であれば、他の人とかぶることもあると思いますが、希少価値の高い宝石・ジュエリーが他の人とかぶるということはそうそうないでしょう。他の人と違う珍しいものを身につけたいという方には特におすすめです。
価値が高い
珍しい宝石・ジュエリーを持つ最大のメリットは、何と言ってもその価値の高さですが、世界で産出できる宝石の数には限りがあります。しかし現在では投資目的で宝石を所有する人も増えており、昔に比べて宝石の需要が高まっていることから、珍しい宝石・ジュエリーの取引価格はさらに高騰を続けていくでしょう。
以前であれば宝石が買い叩かれることもありましたが、今や何十年も前に作られた宝石・ジュエリーが再利用されて販売されるほど宝石が枯渇しているのです。例えば、高品質なエメラルドは採掘し尽くされてしまったと言われています。
認知度の高い宝石ですら良質なものが採れなくなっている中で、珍しい宝石・ジュエリーはさらに希少となり、価値が高まっているのです。価値に比例して価格も高くなりがちな珍しい宝石・ジュエリーですが、出会えること自体が貴重なものもあるので、もし見つけたら購入を検討してみてはいかがでしょうか。
珍しい宝石・ジュエリーを購入するなら「オールジュエリー」
「人とは違う宝石を持ちたい」「お手頃価格で珍しい宝石を手に入れたい」という方は、ぜひ一度「オールジュエリー」をご覧ください。オールジュエリーはインターネット通販のジュエリーショップで、国内産ジュエリーや海外直輸入のジュエリーを多数取り扱っており、その数は約8,000点にものぼります。
珍しい宝石・ジュエリーはどうしても高額になりがちですが、店舗の賃料や人件費等のコストを抑えることで、質の高い商品をお手頃価格で提供することが可能です。
配送は全国に行っていますので、近くにジュエリーショップがないという方や、ショップはあるけれど品数が限られていて好みのものが見つからないという方も、幅広いラインナップから時間を気にせず商品をお選びいただけます。
オールジュエリー なら、きっと予算内で珍しい宝石・ジュエリーを見つけることができるでしょう。ぜひ一度サイトをご覧ください。
>>ジュエリーを探す<<
気に入った珍しい宝石・ジュエリーはありましたか?
世界に数百から数千も存在し、その輝きで人々を魅了してやまない宝石・ジュエリー、今回ご紹介したものはその中のほんの一部です。また、宝石はそれぞれに個性があり、一つとして同じものが存在しません。もし気に入った宝石・ジュエリーがあったなら、一期一会の出会いとその輝きを楽しんでみてはいかがでしょうか。