磁気治療器ネックレスとは?選び方や注意点をご紹介

「肩こりがひどい」という悩みを持つ人におすすめなのが、磁気治療器ネックレスです。磁気治療器ネックレスは、身に付けているだけで、こりの改善が期待できるとされています。パフォーマンスアップも期待できるため、スポーツ選手などが身に付けているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。本記事では、磁気治療器ネックレスの概要や選び方、磁気治療器ネックレスがおすすめの人、使用する際の注意点をご紹介します。

磁気治療器のネックレスとは?

磁気治療器ネックレスとは、磁気を利用して血行を促進し、筋肉のこりをほぐすとされている健康アクセサリーのことです。ネックレスという性質上、肩こりの解消や予防を求めて利用される方が多いです。磁石に寿命はないとされているため、半永久的に効果が持続するとも考えられています。使うシーンを選ばないシリコン素材やおしゃれに使えるチェーンやレザーのデザインのものなど、ファッションに合わせてさまざまなアイテムを選ぶことができます。

磁気治療器ネックレスの選び方

ここでは、磁気治療器ネックレスの選び方についてご紹介します。

磁力の強さで選ぶ 

磁気治療器ネックレスの磁力の強さで選ぶ方法です。磁力の強さは、mT(ミリステラ)という単位で表されます。一般的に、家庭用の磁気治療器ネックレスの基準は、35mT〜200mTと定められているので、チェックしてみましょう。数値が大きいほど磁力が強いですが、その分効果が高いとは言い切れないので注意が必要です。

磁気治療器ネックレスは、最初から強い磁力のものを使うと、頭痛やめまいなどが起きる可能性があります。そのため、初めて磁気治療器ネックレスを使用する際には100mT以下のものを選ぶのがおすすめです。使っていくうちに慣れて、効果を感じなくなる可能性があるため、その場合は徐々に強さを上げていきましょう。

磁石の配列で選ぶ

磁気治療器ネックレスは、主に「同極配列」と「N極S極交互配列」の2種類があります。

・同極配列

ネックレスの中芯全体が磁石になっている作りです。一点に集中的にアプローチする作りとされています。

・N極S極交互配列

N極S極交互配列は、N極とS極を交互に配列した作りです。広い範囲にアプローチしてくれるとされています。

付け心地で選ぶ

磁気治療器のネックレスは、長時間付けることが多いため、付け心地も大切です。特に重さには注意しましょう。一般的に20g未満のものだと、肩の負担を感じにくいとされています。重すぎると、磁気治療器のネックレス自体が肩こりの原因になってしまう可能性があります。

またチャームの有無もチェックしましょう。大きなチャームが付いているものは商品が重い傾向にあります。そのため、見た目ではなく肩こり解消に重きをおいているなら、気を付ける必要があります。

ネックレスの長さで選ぶ

磁気治療器のネックレスは基本的に毎日使用するもののため、使い勝手も大切です。一般的にスポーツなど、良く運動をする人ははずれにくい40〜45㎝のものがおすすめです。服の下に隠したい場合は、50〜60㎝程度が良いでしょう。60㎝は男性が服の中に隠せる長さです。長い目のためスポーツには適しておらず、ファッション用として使う場合におすすめです。

また商品によっては、長さを調節できるアジャスター付きのものもあります。アジャスター付きのものは自分の好みに合わせて長さを変更できるため、シーンに合わせて付けやすいでしょう。

着用タイプで選ぶ

磁気治療器のネックレスの着用がしづらいと、ストレスになる可能性があります。付けやすさで選ぶなら、ジョイント部分がマグネットでできているタイプがおすすめです。ジョイント部分を合わせるだけで身に付けられます。また外す時も片手で引っ張るだけです。ジョイント部分が前にあるものと後ろにあるものがありますが、前方のものの方が着脱は簡単です。手元を確認しながら着脱できるため、初めての方でも使用しやすいでしょう。

素材で選ぶ 

磁気治療器のネックレスは、シリコン、ポリエステル、真鍮の3種類が主な素材です。

 

・シリコン

シリコンは、防水性が高いのが特徴です。汗にも強く、着用したまま海や温泉に入れるため、特にスポーツをする人向けです。また伸縮性があるため、着脱しやすいです。

ただし、チャームが付いているものは重めのため、購入の際に注意が必要です。また臭いや汚れが付くと取れにくいため、定期的に洗うことをおすすめします。

 

・ポリエステル

ポリエステルは軽さが特徴です。着用している感覚があまりないため、普段ネックレスをあまり付けない人に向いているでしょう。また、表面が繊維で覆われているため、肌触りが良いのが特徴です。

 

ただし、ポリエステル製は防水ではない製品が多いため、そのままお風呂に入ることはできません。また汗を多くかいた時には手入れが必要です。他の素材に比べると、内部まで皮脂汚れや汗が浸透しやすいため、こまめなお手入れを必要とします。洗う際には、中性洗剤で手洗いします。その後、形を整えて陰干しをすれば長く使用できるでしょう。

 

・真鍮

真鍮は、銅と亜鉛の合金で、亜鉛が20%以上含まれているもののことです。イエローゴールドのような輝きがあり、軽くておしゃれなデザインのものが多いです。光沢感があり「磁気治療器のネックレスを付けている」という感じを出したくない人におすすめです。見た目は普通のネックレスのため、普段のファッションにも取り入れやすいのが魅力です。

ただし、変色しやすいので、着用後にお手入れが必要です。また水分に弱いものが多いので注意しましょう。

磁気治療器のネックレスがおすすめの人

磁気治療器のネックレスは、「肩こりに悩んでいるけれどなかなかマッサージにいけない」「運動やストレッチを毎日続けるのは大変」と考えている人におすすめです。基本的に、磁気治療器のネックレスはただ着用するだけで、磁力によってこり改善が期待できるアクセサリーです。そのため、手軽に肩こりを解消したい人に向いているでしょう。また、結構改善も期待できるため、冷え性で悩んでいる人にもおすすめです。

効果を感じるかどうかは個人差がありますが、1日6〜8時間着用した場合、数日間で効果を感じやすいとされています。万が一、付けていても効果をあまり感じない場合は、一旦着用をやめてみるのもおすすめです。磁気治療器のネックレスを外した後に、肩こりやだるさを感じるのであれば、着用中は効果が出ていたということになります。

また、服の上からではなく、肌に直接密着した方が効果が期待できるとされています。しかし、アレルギー体質の人や敏感肌の人は、下着やTシャツの上から着用することを考えましょう。その場合は、効果を感じにくい場合が多いため、磁力が強いものを選ぶのも一つの方法です。

磁気治療器のネックレスを使用する際の注意点

身に付けるだけで肩こりの改善が期待できる磁気治療器のネックレスですが、注意点も多くあります。ここでは、磁気治療器のネックレス使用時の注意点をご紹介します。

持病がある人

持病がある人は医師に相談の上で使用しましょう。たとえば、以下の人が該当します。

・悪性腫瘍がある人

・心臓に障害がある人

・糖尿病などによって高度な末しょう循環障害による知覚障害がある人

・皮膚に感染症や創傷がある人

・安静が必要な人

・体温が38℃以上の人

・捻挫や肉離れなど、急性疼痛性疾患の人

特にペースメーカーなど、電磁傷害の影響を受けやすい医用電気機器を使用している方は、使わないようにしましょう。

アレルギーがある人

アレルギーがある人も注意が必要です。ネックレス本体や部品、磁石の表面のメッキなどによって、金属アレルギーが起きる可能性があります。金属アレルギーを発症すると、かゆみや赤みが生じ、症状が進むと水疱ができたり、化膿したりする場合があります。そのため、特に金属アレルギーがある人は、直接触れないようにしましょう。

金属アレルギーがある人は、磁石そのものにコーティングが施されているものを選ぶのがおすすめです。磁石にコーティングがされていれば、磁石によるアレルギーを心配しなくても良いでしょう。

妊娠中の人

妊娠中の人は、体が通常時と異なる状態です。そのため、使用前に医師に相談することをおすすめします。

磁気カードや時計などと一緒に保管しない

磁気治療器ネックレスと磁気カード、時計は近づけたり、一緒に保管したりしないようにしましょう。一緒に保管していると、誤作動を起こしたり、使用不可になったりする可能性があります。

サウナで使用しない

防水加工を施されているものでも、サウナでの使用は禁止されているものがほとんどです。磁気治療器のネックレスなどの金属やシリコン製のネックレスは、熱を帯びると高温になりやすいため、やけどしてしまう危険があります。サウナに入る際は、磁気治療器のネックレスを外すのを忘れないようにしましょう。

複数の磁気ネックレスの同時使用

複数の磁気治療器ネックレスとの同時使用は、基本的に避けた方が良いです。どのような製品でも、単体で効果を発揮するように作られており、複数本付けたからといって効果が上がるわけではありません。逆に、複数本付けることで磁力が安定しなくなる可能性があります。

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磁気治療器ネックレスは正しく使用しよう 

磁気治療器のネックレスは、身に付けるだけで血行促進や肩こり解消が期待できるアイテムとして人気があります。マグネット式のものであれば着脱がしやすく、毎日使用する際にもストレスがたまりにくいでしょう。自分に合った磁気治療器のネックレスを選ぶ際には、素材や磁力の強さ、付け心地などで選ぶのがおすすめです。ただし、妊娠中の人やアレルギー体質の人、病気を治療中の人は身に付けられない可能性があるため、一度医師に相談しましょう。