2月の誕生石は?意味と特徴まとめ

2021-10-25

ご自身や大切な人の誕生石を知っていますか。この世に生まれたその時から決まる誕生石は運命的で、ロマンチックなものです。

誕生石を選ぶ際にはデザインや種類だけでなく、その誕生石の意味を調べて選んでみるのも良いでしょう。プレゼントであればその言葉とともに誕生石を贈ることで、より心のこもった贈り物になるし、自分用であればより思い入れのあるジュエリーになります。

今回は、2月の誕生石についてご紹介します。ぜひ、誕生石を購入する際の参考にしてみてくださいね。

2月の誕生石の特徴と意味

2月の誕生石は、紫色の輝きが魅力のアメシストですアメシストの特徴や歴史を紹介します。

アメシストの特徴

アメシストは和名を「紫水晶」と言います。その名の通り、2月の誕生石であるアメシストは紫色の水晶(クォーツ)です。水晶のなかで最も価値が高いと言われ、宝石としてだけでなくパワーストーンとしても非常に人気があります天然鉱物に紫色の鉱石はいくつもありますが、宝石として使用できるほどの透明度があるジェムストーンはアメシストのみです。

2月の誕生石、アメシストの紫色には幅があり、スミレ色やライラック色、ラズベリーとも呼ばれる赤紫色のもの、日を浴びて輝く葡萄色や、深みのあるロイヤルパープルと呼ばれるものなど、様々な色調のものがあります。また、色の出方も様々で、均一に発色しているものから、色帯と呼ばれる濃淡の縞があるものなどもあり、これが2月の誕生石であるアメシストの特徴です。ジュエリー全体のデザインだけでなく、アメシストそのものの色や透明感、発色の仕方にも着目して選んでみるのも良いでしょう。

アメシストには加熱し、色を調整することで市場価値を高めることができるという特徴があります。淡い紫色を濃くすることはできませんが、濃い紫色を鮮やかな紫色にすることは可能です。アメシストは加熱処理をすることで色が変わるため、この性質を利用してシトリン(黄水晶)も作られており、現在流通しているほとんどのシトリンはアメシストを加工したものであると言われています。天然のシトリンも地中でアメシストがマグマなどで熱せられたことにより黄色くなったものであり、人為的なものと天然ものの間に差はありません。

「アメトリン」という、シトリンとアメシストが混ざりあった鉱物もあります。ある方向から見ると紫が濃く見え、また違った方向から見ると黄色が濃く見える天然の「アメトリン」は、世界中でもウユニ塩湖でも有名なボリビアのアナイ鉱山でしか採掘することができず、非常に貴重な鉱物です。アメシストを選ぶ際には、「アメトリン」も一緒に検討してみるのも良いかもいしれません。

ジュエリーの硬度を示す「モース硬度」は、一番硬い鉱石として知られるダイヤモンドが10なのに対し、アメシストのモース硬度は7です。ダイヤモンドなどの硬いジュエリーと一緒にしておくと傷がつく原因になるため、単独での保管がおすすめです。

アメシストは急激な温度変化にさらされるとひび割れを起こしたり、紫外線に長時間充てることで色が褪せることもあります。天然物のアメシストの場合は時間の経過と共に摩耗することがあるため、その場合は再研磨すると良いでしょう。

また、ジュエリー本来の輝きを長く楽しむために、日常のお手入れを欠かさないのも大切です。使用後はやわらかい布で汚れを取り除くと良いでしょう。それでも汚れが気になる場合は、中性洗剤を用いてやわらかいブラシ等で優しくこすり、しっかりと水気を拭きとってお手入れをするのがおすすめです。

大切に扱うことで、2月の誕生石であるアメシストのジュエリー本来の輝きをいつまでも楽しむことができます。

アメシストの歴史と産地

アメシストの歴史は非常に古く、2万5000年前にヨーロッパで装身具として使われていたと言われています。紀元前3100年頃のエジプトでは魔除けや印鑑として用いられたと言われており、中世に入ってからも王冠や大司教のリングなどにも使用されてきました。

旧約聖書の「出エジプト記」にイスラエルの祭司の胸当てに12種類の宝石を12の部族のためにつけなければいけないとされる話があり、12種類の宝石の1つがアメシストでした。キリスト教では「司教の石」とされ、宗教儀式に用いられたほか、キリスト教徒の人々は皆アメシストの指輪をしていたとも言われています。

世界中で古くから高貴なものとして扱われてきたアメシストですが、それは日本においても同じです。聖徳太子が制定した冠位十二階は冠の色によって階級を示しましたが、最も位の高い色を紫色と定めました。そのため、高貴な紫色をしているアメシストは古来より様々な宗教的儀式で用いられてきたのです

そのような歴史を持つ2月の誕生石アメシストの原産地として一番有名なのはブラジルで、次がウルグアイです。アメシストは堆積岩や火山岩の低温熱水鉱脈から採れるため、赤道付近で多く産出されるという特徴があります。ブラジル産は黒みがかった紫色、ウルグアイ産は深みのある紫色をしているのが特徴です

かつては日本でも採掘することができ、特に石川県で採掘されたアメシストは非常に良質なものであることから「加賀紫」と呼ばれ、宝石マニアの中で高く評価されていました。同じ種類でも産地によって色味や魅力が異なるので、購入する際は産地に注目してみるのもおもしろいかもしれません。

アメシストの意味

アメシストの宝石言葉は「誠実」、そして「心の平和」です。枕の下に置いて眠ると悪夢にうなされることがなく、良い夢を見ることができるという逸話もあります。また、額の真ん中にあるとされる「第三の目」の心眼に呼応する石とも呼ばれており、高い霊性があるとも言われています。

マイナスのエネルギーをプラスに変えてくれるパワーがあると言われており、気持ちが落ち込みがちな時や、人間関係に悩んでいる時に力をくれるかもしれません。集中力やインスピレーションを高め、何かを成し遂げたいと思った時のお守りとして身に着けるのも良いでしょう。

さらに、2月の誕生石アメシストは、愛の守護石であると言われています真実の愛を守り抜き、2人の絆を育む石とされているのです。そのため、大切な人への贈りものとしても良いでしょう。

もちろん、2月の誕生石であるアメシストは、自分用のジュエリーとしてもおすすめです。語源となった言葉はギリシャ語の『amethystos』ですが、これは”酒に酔わない”という意味があります。アメシストはお酒からだけでなく、人生の悪酔いからも守ってくれるパワーがあると言われているのです

ヨーロッパでは「高まりすぎた熱情を抑えてくれる石」や、「素敵な恋人を招く石」とも言われており、恋愛成就をサポートしてくれるパワーストーンであるとされています。2月が誕生日の人だけでなく、恋愛で失敗しがちの人や、素敵な恋人を探したいと思っている方のお守りジュエリーとして身に着けると良いでしょう。

「アメシスト」と「アメジスト」、正しいのはどっち?

「アメシスト」ではなく、「アメジスト」ではないの?と思われたた方もいるかもしれません。「アメシスト」と「アメジスト」ではどちらが正しい呼び方なのでしょうか。

宝石鑑別団体協議会(AGL)と日本ジュエリー協会が共同で発表した「色石等に関する定義および命名法」によると、正式名称は「アメシスト」とされています

ただ、「アメジスト」という呼び方が消費者の中では浸透しているため、ジュエリーショップでも「アメシスト」と表記しているところもあれば「アメジスト」と表記しているお店もあります。2月の誕生石の正式名称は「アメシスト」ですが、お店では「アメジスト」でも通じるでしょう。

2月が誕生石ジュエリーはこんなときにおすすめ

2月の誕生石アメシストは、2月生まれの方にはもちろん、紫好きの方やアメシストが持つ意味に惹かれる人にもおすすめです。

2月生まれの方の誕生日プレゼントに選びやすい

アメシストは2月の誕生石なので、2月生まれの方へのプレゼントには最適です。

誕生石に特別な思いがある人もいるかもしれませんし、あまり意識をしたことがない人もいるでしょう。2月の誕生石の意味を添えてプレゼントすることで、よりロマンチックなプレゼントとなり、相手にも喜ばれますよ

紫色が好きな人におすすめ

気品あるアメシストは、紫色が好きな人にも喜ばれるプレゼントです。

小さいものがいくつもあしらっているものや、大きいものがついているものなどデザインも様々なものがあります。紫色の度合にも幅があるため、贈る相手の年齢を選びません

贈る相手の普段の服装や、持ち物に合う色味やデザインのものを選ぶと良いでしょう。

誕生石の意味がぴったりの場合におすすめ

大切な人へなにかメッセージ性のあるプレゼントを検討している人にも、「真実の愛を守り抜く」という意味を持つアメシストはぴったりです。心を落ち着かせたい方や、素敵な恋人を見つけたいという方は自分用のジュエリーとしても良いでしょう。

また、2月の誕生石アメシストは結婚17年目の記念石でもあり、夫から妻へ贈ることで、その後の結婚生活がより幸福なものになると言われています。日頃の感謝の言葉と共に、奥様へのプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。

2月以外の月の誕生石一覧

この記事では2月の誕生石をご紹介しましたが、他の月にも誕生石が決められています。2月以外の誕生石をご紹介します。

【1月】ガーネット

【3月】サンゴ(日本)、アクアマリン、ブラッドストーン、ルビー(フランス)

【4月】ダイヤモンド、ロッククリスタル(イギリス)、サファイア(フランス)、ジルコン(オーストラリア)

【5月】エメラルド、翡翠(日本)、クリソプレーズ(イギリス)、トルマリン(オーストラリア)

【6月】ムーンストーン、真珠、カメオ(カナダ)、ホワイト・カルセドニー(フランス)

【7月】ルビー、アレキサンドライト(アメリカ)、カーネリアン(オーストラリア・フランス・イギリス)

【8月】サードニクス、ペリドット

【9月】サファイア、ラピスラズリ(イギリス・オーストラリア)、ペリドット(フランス)

【10月】トルマリン(アメリカ・日本)、タイガーアイ(カナダ)、パール(フランス)、アクアマリン(フランス)

【11月】シトリン、トパーズ

【12月】トルコ石、ラピスラズリ、ペリドット

それぞれの誕生石、そして特徴や意味を知ったうえで購入すると、より思い入れのあるジュエリーとなるのでおすすめです。結婚指輪に互いの誕生石をあしらったり、お子さんの誕生記念にお子さんの誕生石のベビーリングを購入するのも良いでしょう。

2月の誕生石ジュエリーを購入するなら「オールジュエリー」

2月の誕生石のご購入は、「オールジュエリー」にお任せください。海外から直接輸入したものから、国内産のジュエリーまで常時8,000点以上を取り揃えているため、きっとお気に入りのものが見つかりますよ

誕生石を探す際も月ごとにカテゴリーが分かれているため、お目当てのものを簡単に探すことができます。一粒石の定番のリングはもちろん、小さな石をたくさんちりばめたものや、お花モチーフのもの、風水のお守りとして人気のセブンカラーのリングなどバリエーションも豊富に取り揃えています。

無料でプレゼント包装もしているため、ギフトとして、ご自分へのご褒美としても良いでしょう。

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2月の誕生石の意味を知ってプレゼントしてみましょう

一口にアメシストと言っても、その色味は様々でどれにしようか迷ってしまう人もいるかもしれませんね。その石によっても魅力が異なり、だからこそ選ぶ楽しさもあるものでしょう。

また、ジュエリーの魅力はその輝きや美しさはもちろん、意味を知ることでより思い入れのあるものとなり、時には身に着ける人のパワーにも繋がることもあるかもしれません。誕生石の意味を知ってプレゼントすることで、きっと大切な人にもより思いが伝わりますよ。

2月生まれの人へのプレゼントはもちろん、その意味にぴったり合う人へのプレゼントとしてもおすすめです。ぜひ大切な人のプレゼントとして検討してみてくださいね。